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説明

本作は、大磨り上げ無銘ながら、『伝長船兼光』と極められた佳品です。 兼光は、景光の嫡男で、長船正系四代目として、備前伝の伝統を継承しつつ、『正宗十哲』にもその名が挙がるように、相伝備前鍛冶の祖として、長船長義と双璧を成す名工です。 重要文化財十二口、重要美術品十六口を数え、そうそうたる長船鍛冶の中にあって、名実共に最高峰鍛冶です。 年紀作に見る作刀期間は、鎌倉末期の元亨(一三二一~二四)から南北朝中期の貞治(一三六二~六八)頃まで、その中でも延文(一三五六~六一)年間に傑作が多いため、『延文兼光』と呼称されます。 その作風は、鎌倉末期から南北朝前期までは、太刀、短刀共に姿尋常で、刃文は直刃調に互の目、角互の目、片落ち互の目を主体に焼き、総体的に刃が逆掛かるなど、父景光の技を踏襲した出来が多く見られます。それ以降は、太刀、短刀共に姿も大柄となり、それまで見られなかった湾れ主調の刃文も見られるようになります。 本作は、大切っ先で反りやや浅め、元先身幅の差がほとんどない勇壮な姿は、いわゆる『延文貞治型』呼ばれる、南北朝中期の典型的なスタイルを示しています。 乱れ映りに地斑状の映り立つ備前鍛え、互の目丁子乱れに角張った刃を交えた刃は、刃中一部金筋、砂流し掛かるなど、地に少し鍛え肌も少しありますが、出来、スタイル、雰囲気等々、如何にも『延文兼光』という特色が随所に見られます。 最上作にして最上大業物、『延文兼光』の典型作、南北朝盛期の備前物をお探しならばお薦めです。

鑑定書読取

Certificate reading — 無銘(兼光)

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刀剣›備前伝›長船›脇差し 無銘(伝長船兼光) Wakizashi:Mumei(Den Osafune Kanemitsu)
脇差特別保存
長船派

脇差し 無銘(伝長船兼光) Wakizashi:Mumei(Den Osafune Kanemitsu)

無銘 · Osafune · 南北朝 · 長さ 46cm · 反り 1cm

売却済
脇差
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法量・詳細
刀工
長船派
種別
脇差
流派
長船
活動期
南北朝
国
備前
銘
無銘(在銘率 100%)
法量
長さ 46cm反り 1cm元幅 2.88cm先幅 2.41cm重ね 0.54cm
説明

本作は、大磨り上げ無銘ながら、『伝長船兼光』と極められた佳品です。 兼光は、景光の嫡男で、長船正系四代目として、備前伝の伝統を継承しつつ、『正宗十哲』にもその名が挙がるように、相伝備前鍛冶の祖として、長船長義と双璧を成す名工です。 重要文化財十二口、重要美術品十六口を数え、そうそうたる長船鍛冶の中にあって、名実共に最高峰鍛冶です。 年紀作に見る作刀期間は、鎌倉末期の元亨(一三二一~二四)から南北朝中期の貞治(一三六二~六八)頃まで、その中でも延文(一三五六~六一)年間に傑作が多いため、『延文兼光』と呼称されます。 その作風は、鎌倉末期から南北朝前期までは、太刀、短刀共に姿尋常で、刃文は直刃調に互の目、角互の目、片落ち互の目を主体に焼き、総体的に刃が逆掛かるなど、父景光の技を踏襲した出来が多く見られます。それ以降は、太刀、短刀共に姿も大柄となり、それまで見られなかった湾れ主調の刃文も見られるようになります。 本作は、大切っ先で反りやや浅め、元先身幅の差がほとんどない勇壮な姿は、いわゆる『延文貞治型』呼ばれる、南北朝中期の典型的なスタイルを示しています。 乱れ映りに地斑状の映り立つ備前鍛え、互の目丁子乱れに角張った刃を交えた刃は、刃中一部金筋、砂流し掛かるなど、地に少し鍛え肌も少しありますが、出来、スタイル、雰囲気等々、如何にも『延文兼光』という特色が随所に見られます。 最上作にして最上大業物、『延文兼光』の典型作、南北朝盛期の備前物をお探しならばお薦めです。

流派について

長船

備前伝 · 備前

現在257点販売中

›

備前国邑久郡長船の地に興り、鎌倉時代中期から室町時代末期に至るまで連綿と鍛刀を続けた、刀剣史上最大の流派である。事実上の祖は光忠で、近忠の子と伝えるが近忠の作刀が知られないため、長船本流の起点はこの工に置かれる。古伝はその源を古備前正恒の一類が長船に移り住んだことに求め、光忠はその流れを承けて一門を興したと説く。すなわち本流派は、古備前の地盤の上に、丁子を主調とする華麗な作風をもって自立した備前鍛冶の本系である。光忠の下に長光、真長、景光らが輩出し、以後、相伝備前の兼光・長義・元重、室町初期の応永備前を経て末備前に至るまで、備前伝の中核を担い続けた。 作風は備前伝を基盤とし、よく錬れて杢を交えた板目に地沸が微塵につき、地景が細かに入り、地に乱れ映りが鮮明に立つ鍛えを共通の地とする。この乱れ映りこそ、在銘無銘を問わず一門の作を備前へ繋ぎ止める最も確かな標である。刃文には世代ごとの軸がある。草創の古長船にあって光忠は蛙子丁子を看どころとし、子の長光は頭の丸いふくらみのある丁子を加え、孫の景光は片落ち互の目を完成して逆がかりの足を看どころとした。この光忠、長光、景光の三代が長船嫡流の背骨をなし、近景がその影として景光をほぼ完璧に映し、真長は同じ地に締まる匂口の直刃を得意とした。南北朝期に入ると兼光が嫡流を承けつつのたれ主調の大模様を加え、相州伝を摂取した相伝備前の作風が現れる。長義は耳形の刃を看どころに兼光以上に相州伝を強調し、長重と兼長がこれに連なり、義景は匂口の沈むところに、元重は焼頭の揃った角ばる刃と青江気質に、それぞれ別系の個性を示した。体配もまた時代を映し、鎌倉の腰反り高い太刀から、南北朝の身幅広く大鋒の延文貞治型へ、さらに応永備前では古作への復古を志して優美な太刀姿と丁子刃が甦る。康光と盛光を双璧とする応永備前は、腰の広く開いた互の目とローソクの芯と称する尖り返る帽子を看どころとし、その腰開き互の目と棒映りは末備前へと受け継がれた。長光景光以来の梵字、三鈷剣、倶利迦羅、八幡大菩薩などの刀身彫もまた、末備前まで絶えず継承された一門の標である。 鑑定にあっては、まず鮮明な乱れ映りで一門を備前と読み、次に世代と系統の看どころで工を分かつ。蛙子丁子は光忠、丸い頭の丁子は長光、逆がかる片落ち互の目は景光、のたれと角互の目は兼光、耳形の刃は長義、角ばり逆がかる刃と蝉の羽根の肌は元重、ローソクの芯の帽子は応永備前という具合に、看どころが系統と時代を指し示す。嫡流の光忠、長光、景光、兼光は藤代の最上作に列し、なかでも長光は重要文化財の指定数が全刀工中最多で、嫡流の作には名物大般若長光や小龍景光をはじめ、織田信長、徳川家康、上杉謙信ら天下を握った者の手を経た作が多い。相伝備前の長義や兼長、応永備前の康光や盛光もそれぞれ重きをなし、別系の元重もまた南北朝備前の大きな名を保つ。嫡流の在銘作が市に現れることは稀で、大半は大磨上無銘の極めとして伝わるが、長光のごとく銘を惜しまなかった工の作はなお蒐集家の手の届く範囲にある。後世への影響は計り知れず、本流派の作風と刀身彫の伝統は末備前を通じて室町備前の主流をなし、備前伝そのものの規範となった。 詳しく見る →

114名の刀工指定2042口
主要刀工
刀工時代指定
光忠1238-123961
長光1274-1304255
景光1303-1336144
兼光1323-1370237
眞長1299-130964
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歴史的背景

南北朝時代の備前

›

二つの朝廷が争った六十年、刀身は長大化し、長船がその需要に応えた。兼光と長義の工房は実際に戦う国人層の武士に仕え、軍勢とともに相州風が届いて相伝備前が生まれた。

南北朝時代の備前 →

NBTHK鑑定書
特別保存刀剣Tokubetsu Hozon Tōken
›

保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。

無銘(兼光)
鑑定書記載
NBTHKについて›

日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。

NBTHK公式サイト→
販売店
コ
コレクション情報
創業 1977年 · 業歴49年
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長船派の売約済み

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サムライ商会
特別保存
Katana - Tokuho - 作 長船派 - 刀 備陽長船住祐重造之 寛政八年二月日Katana - Tokuho - 作 長船派 - 刀 備陽長船住祐重造之 寛政八年二月日
売切れ

刀

作長船派
68.6cm·新々刀
売却済
銀座長州屋
Katana - 作 長船派 - 大磨上無銘 長船政光Katana - 作 長船派 - 大磨上無銘 長船政光
売切れ

刀

作長船派
南北朝
売却済
銀座長州屋
Tanto - 作 長船派 - 銘 備州長船則光 永享十二年八月十五日(良業物)Tanto - 作 長船派 - 銘 備州長船則光 永享十二年八月十五日(良業物)
売切れ

短刀

作長船派
室町
売却済
刀剣杉田
特別保存
Katana - Tokuho - 作 長船派 - 備州長船忠光 (備前)(山陽道)Katana - Tokuho - 作 長船派 - 備州長船忠光 (備前)(山陽道)
売切れ

刀

作長船派
52.5cm·室町
売却済
銀座誠友堂
保存
Wakizashi - Hozon - 作 長船派 - 脇差[備州長船重光][NBTHK]保存刀剣Wakizashi - Hozon - 作 長船派 - 脇差[備州長船重光][NBTHK]保存刀剣
売切れ

脇差

作長船派
42.5cm·室町
売却済
銀座誠友堂
保存
Tanto - Hozon - 作 長船派 - Tantou [Bizen Norimitu] [N.B.T.H.K] Hozon TokenTanto - Hozon - 作 長船派 - Tantou [Bizen Norimitu] [N.B.T.H.K] Hozon Token
売切れ

短刀

作長船派
25.6cm·室町
売却済
銀座長州屋
Wakizashi - 作 長船派 - 銘 備州長船経家 永享五年二月日(良業物)Wakizashi - 作 長船派 - 銘 備州長船経家 永享五年二月日(良業物)
売切れ

脇差

作長船派
室町
売却済
銀座長州屋
Tanto - 作 長船派 - 唐剣形変り塗鞘合口短刀拵 短刀 無銘 末備前Tanto - 作 長船派 - 唐剣形変り塗鞘合口短刀拵 短刀 無銘 末備前
売切れ

短刀

作長船派
室町
売却済

長船派の作

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永楽堂
重要
Katana - Jūyō - 作 景光 - 景光 刀 重要刀剣Katana - Jūyō - 作 景光 - 景光 刀 重要刀剣

刀

作景光
66.7cm·鎌倉
お問い合わせ
永楽堂
特別保存
Tanto - Tokuho - 作 兼光 - 兼光 短刀 特別保存刀剣Tanto - Tokuho - 作 兼光 - 兼光 短刀 特別保存刀剣

短刀

作兼光
26.2cm·正平
¥4,500,000
宝刀堂
重要
Katana - Jūyō - 作 倫光 - 無銘 伝倫光 刀Katana - Jūyō - 作 倫光 - 無銘 伝倫光 刀
拵付

刀

作倫光
72.2cm·南北朝
¥6,300,000
兵左衛門百観音堂
保存
Tanto - Hozon - 作 祐定 - 備前国住長船与左衛門尉祐定 天正三年二月日Tanto - Hozon - 作 祐定 - 備前国住長船与左衛門尉祐定 天正三年二月日
拵付

短刀

作祐定
28cm·永正〜天文
¥2,900,000
銀座誠友堂
特別保存
Katana - Tokuho - 作 祐定 - 刀[備前国住長船祐定][日本美術刀剣保存協会]特別保存刀剣Katana - Tokuho - 作 祐定 - 刀[備前国住長船祐定][日本美術刀剣保存協会]特別保存刀剣

刀

作祐定
69cm·室町
¥2,600,000
葵美術
重要
Katana - Jūyō - 作 重眞 - 刀 白鞘付 拵付(第27回重要刀剣)Katana - Jūyō - 作 重眞 - 刀 白鞘付 拵付(第27回重要刀剣)

刀

作重眞
69.4cm·鎌倉
¥4,600,000
江州屋刀剣店
重要
Katana - Jūyō - 作 兼光 - 重要刀剣 金象嵌銘 兼光Katana - Jūyō - 作 兼光 - 重要刀剣 金象嵌銘 兼光

刀

作兼光
72.3cm·南北朝
お問い合わせ
サムライミュージアム
特別保存
Wakizashi - Tokuho - 作 景光 - 日本刀 脇差 伝長船景光 NBTHK 特別保存刀剣鑑定書付Wakizashi - Tokuho - 作 景光 - 日本刀 脇差 伝長船景光 NBTHK 特別保存刀剣鑑定書付
拵付

脇差

作景光
54.7cm·古刀
¥3,000,000

備前の伝統

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明倫産業
特別保存
Tachi - Tokuho - 作 守家 - 守家(長船派の祖光忠の親友)(畠田派の祖) MoriieTachi - Tokuho - 作 守家 - 守家(長船派の祖光忠の親友)(畠田派の祖) Moriie
拵付

太刀

作守家
67.9cm·鎌倉
¥5,800,000
コレクション情報
重要
Katana - Jūyō - 作 雲生 - 刀 無銘 雲生Katana - Jūyō - 作 雲生 - 刀 無銘 雲生
拵付

刀

作雲生
71.3cm·鎌倉
¥5,900,000
明倫産業
特別保存
Wakizashi - Tokuho - 作 吉平 - 吉平(額銘)(田野辺先生鞘書優品と有り)(備前国福岡一文字の最盛期の代表鍛冶) Yoshihira(Fukuoka Ichimonji)Wakizashi - Tokuho - 作 吉平 - 吉平(額銘)(田野辺先生鞘書優品と有り)(備前国福岡一文字の最盛期の代表鍛冶) Yoshihira(Fukuoka Ichimonji)
拵付

脇差

作吉平
52.5cm·寛元
お問い合わせ
江州屋刀剣店
重要美術品
Tachi - Jubi - 作 雲生 - 重要美術品 太刀銘 雲生 上総国大多喜藩主 大河内家伝来Tachi - Jubi - 作 雲生 - 重要美術品 太刀銘 雲生 上総国大多喜藩主 大河内家伝来

太刀

作雲生
73.63cm·古刀
お問い合わせ
つるぎの屋
重要
Katana - Jūyō - 作 福岡一文字派 - 刀 無銘 福岡一文字Katana - Jūyō - 作 福岡一文字派 - 刀 無銘 福岡一文字
拵付

刀

作福岡一文字派
70cm·鎌倉
お問い合わせ
葵美術
重要
Katana - Jūyō - 作 盛景 - 刀:無銘(大宮盛景 伝)(第十五回重要刀剣)Katana - Jūyō - 作 盛景 - 刀:無銘(大宮盛景 伝)(第十五回重要刀剣)

刀

作盛景
73.2cm·南北朝
開始価格¥4,000,000
兵左衛門百観音堂
特別保存
Tokuho - 作 吉房 - 吉房(福岡一文字)Tokuho - 作 吉房 - 吉房(福岡一文字)

吉房(福岡一文字)

作吉房
51cm·鎌倉
お問い合わせ
宝刀堂
特別保存
Katana - Tokuho - 作 長守 - 刀 無銘 伝長船倫光Katana - Tokuho - 作 長守 - 刀 無銘 伝長船倫光
拵付

刀

作長守
69.2cm·南北朝
¥3,500,000

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