番号:AS26249 太刀:白鞘入り、拵付き(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣) 銘文:末行(伝豊後・鎌倉後期) 弊社では刀工の出来映えを最高作、上々作、上作、普通作に分類しております。 本作、末行の格付けは「上々作」に相当します。 鞘書: 豊後国末行 磨上げながら茎先に古雅なる二字銘を存す。 細身小切先にして反り高く、細直刃を焼く。 潤いある匂口は古九州物の特色をよく捉えており、閑雅な趣がある。 鎌倉後期の豊後鍛冶とする古伝、正に首肯せらるるものなり。 刃長二尺二寸五分 乙巳年菊月 探山識(花押) ハバキ:金着一重 刃長:68.18 cm(2尺2寸5分) 反り:2.42 cm(8分) 目釘穴:3個 元幅:2.58 cm 先幅:1.63 cm 重ね:0.45 cm 刀身重量:595 グラム 時代:鎌倉時代後期、嘉暦頃(1326年) 体配: 身幅やや細身、反り高く、小切先となる優美な姿。 地鉄: 小板目肌に政目肌が交じり、木目肌を交えて映りが現れる。 刃文: 直刃調の焼出し。 拵: 鍔:略角形の鉄地に金銀の文様を施す。 縁頭:銀地に龍と波の図を力強い高彫りで表し、金銀の象嵌を施す。 鞘:黒色漆塗鞘、末端に銀製の小尻を配す。 目貫:赤銅地に龍の図。 歴史的背景:鎌倉時代後期。 嘉暦元年(1326年)には、鎌倉幕府の執権職を巡り、得宗家後継争いから派生した「嘉暦の騒動」が勃発。内管領の長崎氏と外戚の安達氏による対立が深まった時期にあたります。
Certificate reading — 銘 末行






備前伝 · 豊後 · 1356-1361頃
現在1点販売中
末行の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
備前伝 · 豊後
現在40点販売中
豊後国の高田派は、同国高田荘の地名を負う一門で、鎌倉初期に定秀・行平らの名工を出した九州刀の伝統が一時跡絶えた後、南北朝時代に友行が同地に現れて再興した鍛冶集団である。説示は友行をもって高田鍛冶の祖とし、現存する年紀作に貞治・正平の年号を伝える点を挙げる。友行のほか、その子あるいは門人と伝える時行が著名で、別系と思われる行政には建徳二年紀の短刀がある。南北朝期の作には「藤原」を冠し、室町期以降は「平」を銘じて「盛」「守」「鎮」「統」などを通字とし、これらを総じて平高田と汎称する。さらに末期に至って再び「藤原」を冠するようになり、江戸期以降もこれを踏襲して藤原高田と呼び習わされ区分される。この間に長盛・竪守・鎮教・鎮清・鎮正らを輩出し、鎮正の門からは伊予宇和島に移った国房が出て新刀期へと繋がるなど、室町後期から江戸期に及ぶ長い系譜を形づくった。 作風は説示の記すところ多彩で、一様には括れない。鍛えは板目に杢を交え、総じて肌立ちごころとなり、柾に流れる態を見せて、地沸つき地景入り、白気映りや乱れ映りが立つものが多い。刃文は直刃を基調とするものから、小互の目や角ばる互の目を交えて乱れるもの、腰の開いた複式風で末備前を彷彿とさせるもの、さらに皆焼に及ぶものまで幅がある。祖の友行は同時代の左文字一類に近似するが、刃中に角ばる互の目が間遠に連れ、地に白けが強く地斑を交える点が見どころとされる。室町期の作の多くに共通する要所として、刃中に針の先で突いたような固い葉が入ることが従来指摘されており、系統と時代の判別に資する。姿形は室町中期頃までは反りが深くついて反らせたものが多く、末期は身幅広めで反りが幾分浅く、中鋒が延びて時代を映した頑健な造込みとなる。行政の作のように、鍛えが大きく流れて古典色が濃く、櫃中に行平を踏襲した倶利迦羅の浮彫を施す例もみられる。 伝承の上では、高田物は実用刀として広く行き渡った一方、斯界の評価は決して高くないとされてきた。説示はその傾向を踏まえつつ、地刃に破綻なく締まりごころとなり、来国行を参考にしたとも言えるほどの出来を示す鎮教や、地鉄精良で匂口冴える鎮清の作をもって面目を挽回する出色の一口と評し、平高田中で最も技倆に優れ直刃を得意とした長盛を一派の代表として挙げる。伝来を備える品も少なくなく、行政の短刀は庄内酒井家に伝わって本阿弥光忠の折紙を添え、鎮教には黒田家の重宝となり享保名物追記に載る権藤鎮教の長刀があり、長盛の脇指には島津継豊から本田親章へ拝領された切付銘を持つものがある。中世豊後刀工の作域を今に伝える資料として、また実用に堪える堅牢さと九州古典派の余韻を併せ持つ一門として位置づけられる。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト返品をご希望の場合、お客様が受領されてから3日以内にお知らせください。この期間を過ぎますとキャンセルはお受けできかねますので何卒ご了承ください。なお当社へのご返送は、5営業日以内の発送をお願いしております。なおキャンセルは販売した当時の状態がそのまま保持されている事が条件となりますのでお取り扱いには十分ご注意下さい。
番号:AS26249 太刀:白鞘入り、拵付き(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣) 銘文:末行(伝豊後・鎌倉後期) 弊社では刀工の出来映えを最高作、上々作、上作、普通作に分類しております。 本作、末行の格付けは「上々作」に相当します。 鞘書: 豊後国末行 磨上げながら茎先に古雅なる二字銘を存す。 細身小切先にして反り高く、細直刃を焼く。 潤いある匂口は古九州物の特色をよく捉えており、閑雅な趣がある。 鎌倉後期の豊後鍛冶とする古伝、正に首肯せらるるものなり。 刃長二尺二寸五分 乙巳年菊月 探山識(花押) ハバキ:金着一重 刃長:68.18 cm(2尺2寸5分) 反り:2.42 cm(8分) 目釘穴:3個 元幅:2.58 cm 先幅:1.63 cm 重ね:0.45 cm 刀身重量:595 グラム 時代:鎌倉時代後期、嘉暦頃(1326年) 体配: 身幅やや細身、反り高く、小切先となる優美な姿。 地鉄: 小板目肌に政目肌が交じり、木目肌を交えて映りが現れる。 刃文: 直刃調の焼出し。 拵: 鍔:略角形の鉄地に金銀の文様を施す。 縁頭:銀地に龍と波の図を力強い高彫りで表し、金銀の象嵌を施す。 鞘:黒色漆塗鞘、末端に銀製の小尻を配す。 目貫:赤銅地に龍の図。 歴史的背景:鎌倉時代後期。 嘉暦元年(1326年)には、鎌倉幕府の執権職を巡り、得宗家後継争いから派生した「嘉暦の騒動」が勃発。内管領の長崎氏と外戚の安達氏による対立が深まった時期にあたります。
Certificate reading — 銘 末行






備前伝 · 豊後 · 1356-1361頃
現在1点販売中
末行の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
備前伝 · 豊後
現在40点販売中
豊後国の高田派は、同国高田荘の地名を負う一門で、鎌倉初期に定秀・行平らの名工を出した九州刀の伝統が一時跡絶えた後、南北朝時代に友行が同地に現れて再興した鍛冶集団である。説示は友行をもって高田鍛冶の祖とし、現存する年紀作に貞治・正平の年号を伝える点を挙げる。友行のほか、その子あるいは門人と伝える時行が著名で、別系と思われる行政には建徳二年紀の短刀がある。南北朝期の作には「藤原」を冠し、室町期以降は「平」を銘じて「盛」「守」「鎮」「統」などを通字とし、これらを総じて平高田と汎称する。さらに末期に至って再び「藤原」を冠するようになり、江戸期以降もこれを踏襲して藤原高田と呼び習わされ区分される。この間に長盛・竪守・鎮教・鎮清・鎮正らを輩出し、鎮正の門からは伊予宇和島に移った国房が出て新刀期へと繋がるなど、室町後期から江戸期に及ぶ長い系譜を形づくった。 作風は説示の記すところ多彩で、一様には括れない。鍛えは板目に杢を交え、総じて肌立ちごころとなり、柾に流れる態を見せて、地沸つき地景入り、白気映りや乱れ映りが立つものが多い。刃文は直刃を基調とするものから、小互の目や角ばる互の目を交えて乱れるもの、腰の開いた複式風で末備前を彷彿とさせるもの、さらに皆焼に及ぶものまで幅がある。祖の友行は同時代の左文字一類に近似するが、刃中に角ばる互の目が間遠に連れ、地に白けが強く地斑を交える点が見どころとされる。室町期の作の多くに共通する要所として、刃中に針の先で突いたような固い葉が入ることが従来指摘されており、系統と時代の判別に資する。姿形は室町中期頃までは反りが深くついて反らせたものが多く、末期は身幅広めで反りが幾分浅く、中鋒が延びて時代を映した頑健な造込みとなる。行政の作のように、鍛えが大きく流れて古典色が濃く、櫃中に行平を踏襲した倶利迦羅の浮彫を施す例もみられる。 伝承の上では、高田物は実用刀として広く行き渡った一方、斯界の評価は決して高くないとされてきた。説示はその傾向を踏まえつつ、地刃に破綻なく締まりごころとなり、来国行を参考にしたとも言えるほどの出来を示す鎮教や、地鉄精良で匂口冴える鎮清の作をもって面目を挽回する出色の一口と評し、平高田中で最も技倆に優れ直刃を得意とした長盛を一派の代表として挙げる。伝来を備える品も少なくなく、行政の短刀は庄内酒井家に伝わって本阿弥光忠の折紙を添え、鎮教には黒田家の重宝となり享保名物追記に載る権藤鎮教の長刀があり、長盛の脇指には島津継豊から本田親章へ拝領された切付銘を持つものがある。中世豊後刀工の作域を今に伝える資料として、また実用に堪える堅牢さと九州古典派の余韻を併せ持つ一門として位置づけられる。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト返品をご希望の場合、お客様が受領されてから3日以内にお知らせください。この期間を過ぎますとキャンセルはお受けできかねますので何卒ご了承ください。なお当社へのご返送は、5営業日以内の発送をお願いしております。なおキャンセルは販売した当時の状態がそのまま保持されている事が条件となりますのでお取り扱いには十分ご注意下さい。