日本刀 刀:無銘(寿命) 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書付 【解説】 本作は日本美術刀剣保存協会(日美協)の鑑定により、江戸時代初期(17世紀初頭〜中葉)の「寿命(じゅみょう)」の作と極められた一振りです。 寿命派は、その源流を大和国(現在の奈良県)に持ち、鎌倉時代に美濃国へと移住しました。その後、江戸時代末期に至るまで数世紀にわたり連綿と作刀を続けています。「寿命」という名は「命の長さ」を意味し、その極めて瑞祥(おめでたい)な名から、武家社会、特に大名家への進物や慶事の贈り物として珍重されました。 美濃伝の作風は、直調のなかに尖り刃を交える互の目乱れを基調とし、白く映りが立つのが特徴です。鎌倉時代末期(1280年〜1330年頃)に大和伝を母体として興り、室町時代に全盛を迎え、江戸時代までその伝統を繋ぎました。 特に戦国時代、美濃国は地理的条件から武器の需要が極めて高く、美濃伝は大いに繁栄しました。明智光秀が美濃を治め、織田信長が尾張を、徳川家康が駿河を領するなど、有力大名とその家臣団が近隣にひしめいていました。また、関東と京を結ぶ要所に位置したため、諸将にとって注文がしやすく、実用性と斬れ味に優れた美濃刀は高く評価されました。その優れた鍛錬技術は江戸時代にも継承されており、本作の「寿命」はその好例と言えます。 本作には日本美術刀剣保存協会(NBTHK)発行の「保存刀剣鑑定書」が付属しております。これは、保存状態が良く、美術品としての価値が高い本物の日本刀であることを証明するものです。 ※刀身には数箇所、鍛え傷(きたえきず)が見受けられます。詳細なコンディションについては、お気軽にお問い合わせください。 【刀身】 長さ(Nagasa):70.2 cm 反り(Sori):1.5 cm 刃文(Hamon):焼入れによって刃先に現れる結晶構造。 地鉄(Jihada):折り返し鍛錬によって現れる鋼の表面模様。 茎(Nakago):刀身の柄に収まる部分。 日本刀の茎には、柄内部での赤錆を防ぐために「黒錆」が残されています。この経年による錆色は、専門家が作刀年代を推定する際の重要な指標となります。 【拵】 拵(Koshirae):鞘、柄、鍔などで構成される日本刀の外装。 縁頭(Fuchi-Kashira):柄の両端を保護する一対の金具。 本作の縁頭には、金の色絵を交えて粒状の実をつけた植物が描かれています。これは「南天(なんてん)」をモチーフにしたものと思われます。南天は古来より「難を転ずる(難転)」に通じるとして、厄除けや火災除けの縁起物として尊ばれてきました。当時の持ち主も、この吉祥文様に加護を願ったのでしょう。 柄・目貫(Tsuka / Menuki): 目貫の意匠は「菊」です。柄の両側に一輪ずつ配されており、家紋を意識したものと推察されます。経年により色絵の剥落が見られますが、時代を経た味わい深い風情を醸し出しています。




















美濃伝 · 美濃
現在15点販売中
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトReturns/exchanges limited to defects caused by shipping (except willful misconduct or gross negligence by the company); customers must contact within 72 hours of receiving the product.
日本刀 刀:無銘(寿命) 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書付 【解説】 本作は日本美術刀剣保存協会(日美協)の鑑定により、江戸時代初期(17世紀初頭〜中葉)の「寿命(じゅみょう)」の作と極められた一振りです。 寿命派は、その源流を大和国(現在の奈良県)に持ち、鎌倉時代に美濃国へと移住しました。その後、江戸時代末期に至るまで数世紀にわたり連綿と作刀を続けています。「寿命」という名は「命の長さ」を意味し、その極めて瑞祥(おめでたい)な名から、武家社会、特に大名家への進物や慶事の贈り物として珍重されました。 美濃伝の作風は、直調のなかに尖り刃を交える互の目乱れを基調とし、白く映りが立つのが特徴です。鎌倉時代末期(1280年〜1330年頃)に大和伝を母体として興り、室町時代に全盛を迎え、江戸時代までその伝統を繋ぎました。 特に戦国時代、美濃国は地理的条件から武器の需要が極めて高く、美濃伝は大いに繁栄しました。明智光秀が美濃を治め、織田信長が尾張を、徳川家康が駿河を領するなど、有力大名とその家臣団が近隣にひしめいていました。また、関東と京を結ぶ要所に位置したため、諸将にとって注文がしやすく、実用性と斬れ味に優れた美濃刀は高く評価されました。その優れた鍛錬技術は江戸時代にも継承されており、本作の「寿命」はその好例と言えます。 本作には日本美術刀剣保存協会(NBTHK)発行の「保存刀剣鑑定書」が付属しております。これは、保存状態が良く、美術品としての価値が高い本物の日本刀であることを証明するものです。 ※刀身には数箇所、鍛え傷(きたえきず)が見受けられます。詳細なコンディションについては、お気軽にお問い合わせください。 【刀身】 長さ(Nagasa):70.2 cm 反り(Sori):1.5 cm 刃文(Hamon):焼入れによって刃先に現れる結晶構造。 地鉄(Jihada):折り返し鍛錬によって現れる鋼の表面模様。 茎(Nakago):刀身の柄に収まる部分。 日本刀の茎には、柄内部での赤錆を防ぐために「黒錆」が残されています。この経年による錆色は、専門家が作刀年代を推定する際の重要な指標となります。 【拵】 拵(Koshirae):鞘、柄、鍔などで構成される日本刀の外装。 縁頭(Fuchi-Kashira):柄の両端を保護する一対の金具。 本作の縁頭には、金の色絵を交えて粒状の実をつけた植物が描かれています。これは「南天(なんてん)」をモチーフにしたものと思われます。南天は古来より「難を転ずる(難転)」に通じるとして、厄除けや火災除けの縁起物として尊ばれてきました。当時の持ち主も、この吉祥文様に加護を願ったのでしょう。 柄・目貫(Tsuka / Menuki): 目貫の意匠は「菊」です。柄の両側に一輪ずつ配されており、家紋を意識したものと推察されます。経年により色絵の剥落が見られますが、時代を経た味わい深い風情を醸し出しています。




















美濃伝 · 美濃
現在15点販売中
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトReturns/exchanges limited to defects caused by shipping (except willful misconduct or gross negligence by the company); customers must contact within 72 hours of receiving the product.