戦国の関は一つの産業であった。春日神社を氏神と仰ぐ鍛冶たちが、中部日本の軍勢を武装させた。孫六兼元の三本杉と之定の最上作は、量産の町に第一級の技が息づいていたことの証である。
刃長18.6センチ 反り0.05センチ 元幅21.8ミリ 元重ね5.75ミリ 物打幅16.6ミリ 物打重ね4.25ミリ 目釘穴1個 裸身重量97グラム 室町後期 The latter period of Muromachi era 昭和49年7月11日 兵庫県登録 附属 保存刀剣鑑定書、素銅はばき、白鞘 大和系鍛冶が美濃に移り派生したと伝えられる壽命(寿命)は、幕末まで長く栄えた一派として著名です。 刀剣界では“じゅみょう”と呼称されていますが、“としなが”と読むのが正しく、現存する作品の中にも“寿命トシナガトヨムベシ”と銘切った作品があったと記憶しております。 寿命と言う名に縁起良さを見出した武士達により、寿命の刀は祝賀の席での指料として、また、武家間での贈答品としても好まれ、特に刃長が長い作品は、“長い寿命”と験を担いで好まれたと言われます。 平造、庵棟。元先の幅差が開き、抜き身の鋭さを強く感じさせる姿をしています。地鉄は杢目鍛えに地沸が付き、刃文は匂口が明るく冴え渡った互ノ目乱れ。その規則的な高低は、いわゆる「三本杉」の様相を呈しており、非常に華やかな景色を見せています。鋩子は乱れ込んで先が丸く返るなど、定石を押さえた出来映えです。 本刀の特筆すべき点は、その「伸び代」にあります。 実は本刀、前所有者が適切な研磨を施さないまま保存刀剣審査を受審しております。現状でも地刃は鑑賞いただけますが、腕の良い研師の手により本刀の魅力をしっかりと引き出せば、「兼元」と極まる可能性も秘めていたのではないでしょうか。「刀剣審査を受ける際には、相応の手入れと費用をかけるべきである」という、愛刀家にとっての良い実例とも言える一口です。 このままの極めで愛でるも良し、自ら手を入れ、本来の評価へと導く醍醐味を味わうも良し。楽しみ方も刀剣趣味の醍醐味の一つと言えましょう。
Certificate reading — 無銘(寿命)











美濃伝 · 美濃 · 1532-1555頃
現在2点販売中
美濃伝 · 美濃
現在14点販売中
戦国の関は一つの産業であった。春日神社を氏神と仰ぐ鍛冶たちが、中部日本の軍勢を武装させた。孫六兼元の三本杉と之定の最上作は、量産の町に第一級の技が息づいていたことの証である。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトお求めになられた商品とは異なる商品をお届けしてしまった場合や、表記内容と現物とに大きな隔たりなどがあった場合を除き、基本的に返品はお受けいたしません。返品をご要望の場合は、商品到着後3日以内に御連絡の上ご返送下さい。
刃長18.6センチ 反り0.05センチ 元幅21.8ミリ 元重ね5.75ミリ 物打幅16.6ミリ 物打重ね4.25ミリ 目釘穴1個 裸身重量97グラム 室町後期 The latter period of Muromachi era 昭和49年7月11日 兵庫県登録 附属 保存刀剣鑑定書、素銅はばき、白鞘 大和系鍛冶が美濃に移り派生したと伝えられる壽命(寿命)は、幕末まで長く栄えた一派として著名です。 刀剣界では“じゅみょう”と呼称されていますが、“としなが”と読むのが正しく、現存する作品の中にも“寿命トシナガトヨムベシ”と銘切った作品があったと記憶しております。 寿命と言う名に縁起良さを見出した武士達により、寿命の刀は祝賀の席での指料として、また、武家間での贈答品としても好まれ、特に刃長が長い作品は、“長い寿命”と験を担いで好まれたと言われます。 平造、庵棟。元先の幅差が開き、抜き身の鋭さを強く感じさせる姿をしています。地鉄は杢目鍛えに地沸が付き、刃文は匂口が明るく冴え渡った互ノ目乱れ。その規則的な高低は、いわゆる「三本杉」の様相を呈しており、非常に華やかな景色を見せています。鋩子は乱れ込んで先が丸く返るなど、定石を押さえた出来映えです。 本刀の特筆すべき点は、その「伸び代」にあります。 実は本刀、前所有者が適切な研磨を施さないまま保存刀剣審査を受審しております。現状でも地刃は鑑賞いただけますが、腕の良い研師の手により本刀の魅力をしっかりと引き出せば、「兼元」と極まる可能性も秘めていたのではないでしょうか。「刀剣審査を受ける際には、相応の手入れと費用をかけるべきである」という、愛刀家にとっての良い実例とも言える一口です。 このままの極めで愛でるも良し、自ら手を入れ、本来の評価へと導く醍醐味を味わうも良し。楽しみ方も刀剣趣味の醍醐味の一つと言えましょう。
Certificate reading — 無銘(寿命)











美濃伝 · 美濃 · 1532-1555頃
現在2点販売中
美濃伝 · 美濃
現在14点販売中
戦国の関は一つの産業であった。春日神社を氏神と仰ぐ鍛冶たちが、中部日本の軍勢を武装させた。孫六兼元の三本杉と之定の最上作は、量産の町に第一級の技が息づいていたことの証である。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトお求めになられた商品とは異なる商品をお届けしてしまった場合や、表記内容と現物とに大きな隔たりなどがあった場合を除き、基本的に返品はお受けいたしません。返品をご要望の場合は、商品到着後3日以内に御連絡の上ご返送下さい。