二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
UJWA187 – カタログ 24 – 売約済 広房 脇差 (勢州桑名住三品義明斎広房作) 新々刀期の刀工、義明斎広房は伊勢国桑名藩(現在の三重県)の抱え工で、幕末の安政頃に活躍しました。本名を三品半兵衛と称し、伊勢・伊賀の両国で作刀に励みました。藤代義雄氏の『日本新刀辞典』によれば、古名作の再現に非凡な才能を見せ、特に備前伝の作風においてその真価を発揮したと評されています。 広房の在銘作は極めて希少ですが、本作は安政五年正月日(1858年元旦)の年紀が刻まれた、資料的にも極めて貴重な一振りです。造り込みは冠落としで、棟に沿った力強い面取りと見事な薙刀樋が施されています。切先は6.3cmと大きく、刃文は抜いた瞬間に目を奪われる華やかな備前伝の腰開互の目丁子乱れを焼いています。最盛期の備前伝を彷彿とさせる、躍動感とリズムに満ちた白眉の出来映えです。 本作は極めて高い鑑定評価と所載歴を誇ります。片岡銀作氏の名著『日本刀大鑑 新刀篇』353頁に所載されており、日本美術刀剣保存協会(NBTHK)の甲種特別貴重刀剣、およびNTHK-NPO(日本刀剣保存会)において最高ランクの鑑定書である「優秀作」に認定されています。 拵は本作のために誂えられた特注品で、「鯉の滝登り」の図案が施されており、武士の美徳である不撓不屈の精神を象徴しています。目貫は赤銅地に金の色絵が施された獅子図で、美濃脇後藤の作としてNBTHKの保存刀装具鑑定書が付随します。類稀なる個性を放つ、まさに珠玉の逸品です。 商品番号 UJWA187 種別 脇差 刀工 義明斎広房 銘文 勢州桑名住三品義明斎広房作 年紀 安政五年正月日(1858年) 流派 三品 国 伊勢(桑名藩) 時代 新々刀 - 江戸時代後期(安政年間) 長さ 40.5cm 反り 1.0cm 元幅 3.0cm 重量 415g 茎 生茎、大筋違鑢目 肌 板目肌、よく練れる
在銘 · Mishina · 嘉永 · 長さ 40.5cm · 反り 1cm

伊勢 · 1848-1867頃
現在3点販売中
江戸時代
二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
本作はNBTHKの旧鑑定書(貴重・特別貴重)を有しますが、これらは現在発行されておらず、信頼性に欠けるとされています。極めを確認するには、公的な鑑定機関(NBTHK・NTHKなど)への再提出による現代の鑑定をご検討いただけます。
All swords come with a three-day inspection period beginning from the date of delivery. If not satisfied, the sword may be returned within this period for a full refund of the purchase price. Outside of this period, all sales are final. Swords purchased on a layaway payment plan are not eligible for the three-day inspection period.