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概要·鑑定·栄誉·指定·伝来·刀姿·銘·系譜·流派
概要鑑定栄誉指定伝来刀姿銘系譜流派
  1. 流派
  2. 相州
  3. 相州
  4. 行光

Soshu Yukimitsu

行光

特重
巻 12, 番 16 · 短刀

Soshu Yukimitsu

行光

評価作品151点

享保名物帳
国相模時代Kagen (1303–1306)時代区分鎌倉流派Soshu伝法相州伝師匠Kunimitsu藤代最上作刀工大鑑2,500(上位1%)種別刀工コードYUK268
1国宝
7重要文化財
6重要美術品
1御物
30特別重要刀剣106重要刀剣

概要

行光は鎌倉時代末期の相模の工で、新藤五国光の門人、正宗・則重とは兄弟弟子であり、三者のうちではやや先輩とみられる。三者は師の創始した相州伝を推進し、「正宗則重等と共に師新藤五国光の創始した相州伝をさらに発展させ完成へと導いた」と評される。「行光は正宗よりやや先輩とみられ、現存する有銘作は短刀に限られている」ため、本工は専ら大磨上無銘の極めを通じて知られ、諸名家が秘蔵してきた。

地鉄は相州上工随一の精良さである。板目に杢・流れ肌を交えて総じてつみ、処々肌立ち、地沸が微塵に厚くつき、太い地景が頻りに入って鉄色明るく澄む。この地景の働きはいずれの作風にも一貫する核であり、古来の刀剣書もその作域の広さを述べ、「古伝書にも本工の作域の広いことが述べられている」。いかなる刃文を焼こうとも、諸書が立ち返るのは一点に尽きる。すなわち「地刃がよく沸えて、地景・金筋・湯走りの働きが顕著で、沸の妙味を発揮しているところである」。

穏やかで作例の多い側は師・新藤五に直結する。地景を交えた地鉄の上に、直刃あるいは浅いのたれ調の刃を焼き、小互の目・小足・葉を交え、匂口やや深く沸厚くつき、刃縁にほつれ・湯走り、刃中に細かな金筋・砂流しがかかる。「無銘極めのものは直刃或いは浅い穏やかな乱れ刃が多く、地刃は総じて新藤五風である」と極められ、師との連なりが最も明らかな作風である。

豪放な側は古い解説が過小評価してきた一面で、帽子にその性格が現われる。単なる小丸ではなく、先は盛んに掃きかける。「帽子乱れ込み、盛んに掃きかけて火炎状となる」ものがあり、また穏やかな作では「帽子直ぐに小丸、掃きかける」とされ、時に先尖り・焼詰め風となる。帽子の下にはのたれ主調に互の目・小互の目を交えた乱れが開き、大模様の乱れや皆焼ごころに至るものまであって、金筋・砂流しが烈しく働き、匂口は深く明るい。小丸に強い掃きかけを伴って乱れ込み、時に先尖りとなる帽子は、太い地景とともに本工の鑑別の要となる。

鑑別の核は二様に共通する。太い地景、相州上工の深く明るい匂口、烈しい金筋・砂流し、そして掃きかける帽子である。作域の広さそのものが個性であり、正宗・貞宗が一段と激しく大模様であるのに対し、行光は穏やかで小模様の手を保ち、極めは新藤五・則重に寄せ、正宗・貞宗とは明確に分かたれる。藤代は最上作に列し、特別重要刀剣の指定数は全工中でも上位に位置する。在銘は短刀に限られ、名物「大島行光」をはじめ、徳川・豊臣・細川・上杉・伊達などの諸家を歴とし、国宝・重要文化財として動かぬものも多く、市場に現われることは極めて稀な巨匠である。

鑑定

二様の作域:精錬な新藤五風直刃/沸の乱れ(則重・正宗寄り)、古来「最も広い作域」

新藤五国光門、正宗の兄弟弟子(やや先輩)。相州伝の偉大な過渡期の名手で、古来「作域の最も広い」とされる。地沸・地景の豊かな板目に二様、師譲りの精錬な直刃(45%)と、のたれ・互の目に金筋・砂流し烈しく時に皆焼へ至る沸の乱れ。極めは新藤五・則重に寄せ、正宗・貞宗とは明確に分かつ。

鑑定の決め手

作品の89%

作品の97%

作品の45%

作品の78%

作風の変遷

新藤五風(精錬な直刃)

師・新藤五風。よく約んだ板目に細かく美しい地景・地沸、直刃に小足・葉と金筋を交えた穏やかで精錬な出来。

地鉄 Jigane
刃文 Hamon
帽子 Bōshi

沸の乱れ(則重・正宗寄り)

豪放な側。肌立つ板目に太い地景・地斑、のたれ・互の目の沸深き乱れに金筋・砂流し烈しく、稲妻・時に皆焼を交え、一見則重を思わせる。帽子は小丸に掃きかけ強く、乱れ込み、先尖りごころとなるものが多い。

地鉄 Jigane
刃文 Hamon
帽子 Bōshi
研究

特に激しく乱れる無銘は正宗より行光に極められる(細川正宗の例)

一見則重を思わせる作があり、長く真直ぐ先細る茎で区別する

ある特重短刀では作柄・出来が貞宗より一段と傑れ「到底貞宗の及ぶところではない」と評されるが、作域全体では正宗・貞宗より穏やかで小模様である。

栄誉

享保名物帳Kyōhō Meibutsu Chō (Catalog of Celebrated Blades)

名物4・追記2(計6口)

享保4年(1719年)、本阿弥家が八代将軍徳川吉宗に献上した名物刀剣の台帳。平安〜南北朝の刀剣約274口(現存168口+焼失約80口+追記約26口)を刀工別に収載し、号の由来・寸法・代付・伝来を記す。本栄誉は名物帳に作品が所載される刀工に付与され、詳細欄には刊行集計による口数(正確な場合)または所載名物の号を記す。

指定

国宝1
重要文化財7
重要美術品6
御物1
特別重要刀剣30
重要刀剣106

名工ランク

0.77 (指定作品151点)

刀工の上位3%

伝来

伝来記録37件 の鑑定作品における Yukimitsu

伝来ランク

名家所蔵20点、伝来記録37件

刀工の上位3%

素点:3.48 / 10

刀姿

評価作品151点の分布

銘

評価作品151点の銘の種類

販売中

系譜

師匠Kunimitsu
Yukimitsu
弟子(3名)
  1. 1.正宗Masamune1 販売中87指定
  2. 2.則重Norishige8 販売中132指定
  3. 3.行光Yukimitsu

Soshu派

Soshu派の他の刀工

  1. 1.正宗Masamune1 販売中87指定
  2. 2.貞宗Sadamune87指定
  3. 3.秋廣Akihiro28指定
  4. 4.義弘Go Yoshihiro2 販売中55指定
  5. 5.國光Kunimitsu4 販売中72指定
  6. 6.廣光Hiromitsu1 販売中45指定
  7. 7.則重Norishige8 販売中132指定
  8. 8.高木貞宗Takagi Sadamune1 販売中40指定
  9. 9.爲繼Tametsugu2 販売中76指定
  10. 10.國廣Kunihiro15指定
  11. 11.大進房Daishinbo3指定
  12. 12.総宗Soso1指定