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概要·鑑定·栄誉·図録·指定·伝来·刀姿·銘·系譜·流派
概要鑑定栄誉図録指定伝来刀姿銘系譜流派
  1. 流派
  2. 相州
  3. 相州
  4. 義弘

Gō Yoshihiro

義弘

特重
巻 25, 番 21 · 刀

Gō Yoshihiro

義弘

評価作品55点

享保名物帳正宗十哲
国越中時代Shoan (1299–1302)時代区分鎌倉流派Soshu伝法相州伝師匠Masamune藤代最上作刀工大鑑1,500(上位5%)種別刀工コードYOS1434
2国宝
6重要文化財
5重要美術品
14特別重要刀剣28重要刀剣

概要

郷とは越中国松倉郷に住した義弘のことで、「正宗十哲の一人として名高い」。貞宗同様に在銘の確実作を遺さず、現存するものは悉く大磨上無銘の極めであり、その作風と、これを蔵した大名家を通してのみ知られる工である。時代は鎌倉時代最末期から南北朝時代初期にあたり、正宗が大成した相州伝が越中へ西漸した頃に位置づけられる。姿は身幅尋常ないし広め、元先の幅差さまで開かず、反り浅く、中鋒延びごころに結ぶものが多く、大磨上無銘ながら堂々たる体配を示す。

鍛えは板目に杢・流れ肌を交えて肌立ちごころとなり、処々強く柾がかり、地沸が微塵に厚くつき、地景が頻りに入って、かねは明るく冴える。刃文はおおどかなのたれを主調に小のたれ・互の目を交え、足・葉入り、匂深く沸厚くつき、物打辺りで一段と刃中の働きを見せ、金筋・砂流しがさかんにかかって、匂口明るく冴える。正宗・則重に比べると地景・金筋はむしろ穏やかであるが、刃中に沸足がよく働き、「地刃が一段と明るく冴え」、肌合に柾ごころを交えるところに同工の見どころがある。

帽子こそ郷の最も郷たる所で、日刀保はこれをこの工の大きな特徴と明記する。すなわち「帽子を一枚風に深く焼くのも大きな特徴とされる」。ある特別重要刀剣の刀は「帽子焼深く一枚となり、総体に沸崩れ風となって掃きかける」と記し、焼きが深く一枚風に締まって掃きかけ、返るところは穏やかな小丸となって、返りの長く流れるものもある。掃きかけと一枚風の深い焼きこそが見どころであって、小丸のみを以てこの工とするのは誤りである。鑑別の要は地刃の冴えにあり、その明るさが正宗その人とも、また肌立って松皮肌の勝る則重とも分かつ。藤代は最上作に列し、相州の諸工中でも至高に位置づけられる。

在銘なく遺品も少ないため、郷は最も得難い名の一つである。大久保江・兜切り江をはじめとする名物は大名家の歴史を伝え、大久保江は本阿弥の金象嵌極めを帯びて小田原大久保家に伝わり、兜切り江は水野家の旧蔵である。宇和島伊達家には台徳院(徳川秀忠)より初代藩主に下賜された一口が重宝として伝わり、ほかに前田家などの諸家を歴とする。第一級の極めに値すると判じられた一刀に接すること、それが郷に接するということである。

鑑定

至高の無銘相州:冴えた板目に明るい沸ののたれ・互の目。悉く極め

郷義弘、越中の名手にして単に「郷」と呼ばれる工は、正宗十哲の一人にして刀剣中至高の名の一つであるが、若くして没し在銘作を遺さなかった。その手は、際立って冴えた板目に、のたれ・互の目を明るく沸深く焼き、金筋・砂流し豊かである。極めは正宗その人とも分かたれる。

鑑定の決め手

作品の66%

作品の69%

作品の62%

作品の81%

作風の変遷

郷の作風(冴えた明るい沸)

冴えてよく錬れた板目に地沸厚く細かな地景の入る地に、のたれに互の目を交え、明るく沸深く金筋・砂流し豊かに、時に湯走りを交え、帽子は掃きかけて小丸となり、また一枚風に深く焼くのを大きな特徴とする。

地鉄 Jigane
刃文 Hamon
帽子 Bōshi
研究

地の冴えと沸の明るさが、正宗ほか相州の名工と分かつ見どころである。

帽子を一枚風に深く焼くことを、日刀保はこの工の大きな特徴とする。

栄誉

享保名物帳Kyōhō Meibutsu Chō (Catalog of Celebrated Blades)

名物11・焼失11・追記1(計23口)

享保4年(1719年)、本阿弥家が八代将軍徳川吉宗に献上した名物刀剣の台帳。平安〜南北朝の刀剣約274口(現存168口+焼失約80口+追記約26口)を刀工別に収載し、号の由来・寸法・代付・伝来を記す。本栄誉は名物帳に作品が所載される刀工に付与され、詳細欄には刊行集計による口数(正確な場合)または所載名物の号を記す。

正宗十哲Masamune Juttetsu (Ten Brilliant Students of Masamune)

正宗十哲の一人として名高い

正宗十哲 ― 幕末の『刀剣正纂』(文久2年・1862)に初出する後世の括りで、同書自体が「後人ノ憶説ナレバ、今取ラズ」と注記する。兼光・長義・金重・直綱は年代的に直弟子とは考え難く、則重は新藤五国光門下の相弟子とするのが通説。しかしNBTHK説明には頻繁に言及され、鑑定用語として定着している。名簿には異同があり(直綱に代えて貞宗を数える説、金剛兵衛盛高を来国次または直綱に代える説)、本栄誉は標準的な十工に付す。

掲載作品

重要 — 巻 15, 番 90 · katana

カタログ提供 Lukrez
2026年5月

指定

国宝2
重要文化財6
重要美術品5
御物—
特別重要刀剣14
重要刀剣28

名工ランク

1.02 (指定作品55点)

刀工の上位1%

伝来

伝来記録59件 の鑑定作品における Go Yoshihiro

伝来ランク

名家所蔵28点、伝来記録59件

刀工の上位3%

素点:3.55 / 10

刀姿

評価作品55点の分布

銘

評価作品55点の銘の種類

販売中

系譜

師匠Masamune
Go Yoshihiro
弟子
  1. 1.爲繼Tametsugu2 販売中76指定

Soshu派

Soshu派の他の刀工

  1. 1.正宗Masamune1 販売中87指定
  2. 2.貞宗Sadamune87指定
  3. 3.秋廣Akihiro28指定
  4. 4.國光Kunimitsu4 販売中72指定
  5. 5.廣光Hiromitsu1 販売中45指定
  6. 6.則重Norishige8 販売中132指定
  7. 7.行光Yukimitsu4 販売中151指定
  8. 8.高木貞宗Takagi Sadamune1 販売中40指定
  9. 9.爲繼Tametsugu2 販売中76指定
  10. 10.國廣Kunihiro15指定
  11. 11.大進房Daishinbo3指定
  12. 12.総宗Soso1指定