家忠

Ko-Bizen Ietada

評価作品5点

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特重巻 23, 番 11 · 太刀

概要

家忠は、備前国において鎌倉時代初期に活動した刀工と伝えられる。銘鑑には古備前と福岡一文字に同名が見られるものの、現存する在銘作は極めて少ない。年代は文治(1185-90)もしくは貞応(1222-24)頃と推定されるが、年紀作は確認されておらず、銘振りによる判断も困難であるため、確たる年代設定及び属する流派は今後の研究課題とされる。作風から古備前派、あるいは初期一文字派とする見解がある。

作風は、小丁子もしくは小乱を主体とした古雅なものが多く、板目鍛えの地鉄に地沸がつき、地景が細かく入る。刃文は小丁子風の刃に小乱、小互の目などが交じり、足・葉がよく入り、匂口が沈みごころに小沸がつく。帽子は直ぐに、あるいは乱れ込み掃きかけ先小丸となる。姿は、細身で腰反りがつき、小鋒に結ぶものが多い。重要刀剣指定の作には、「板目肌立ち、地沸つき、刃文は小丁子に小乱れ交り、刃中に働きがある」とあり、特別重要刀剣指定の作には、「身幅がやや細く、磨上ながらも腰反りがつき、小鋒に結んだ優美な太刀姿を示して保存状態が良好で、板目鍛えの地鉄は総じてよく錬れて柔らかみが感じられ、その上、細かな地景を織りなすなど、鍛錬の良さを示している。また刃文は小丁子風の刃を主体としながらも小乱を交え、足・葉が繁く入るなど、総じて巧まざる古雅な風情を醸し出し」と評されている。

家忠の作と伝わる刀は現存数が少なく、資料も乏しいながらも、その作風は古調で古雅な趣があり、鎌倉初期の備前刀として貴重である。「在銘作の僅少な刀工ながら本作一口を以てしても、高い技術を有していたことが証され、家忠に対する評価を高らしめる作品として賞美すべき」と評されるように、現存する作品は、同工の技量を伝える上で重要な資料となっている。

歴史的重要度

家忠の位置づけを、日本刀全体および伝法・時代・時期ごとに示します。各区分(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
随一
屈指
屈指
有数
有数
著名
著名

各項目を選ぶと評価方法が表示されます。

指定

国宝—
重要文化財1
重要美術品—
御物1
特別重要刀剣1
重要刀剣2

名工ランク

伝来

刀種

評価作品5点の分布

銘

評価作品5点の銘の種類

系譜

家忠

古備前派の他の作者

  1. 1.友成Tomonari33指定
  2. 2.正恒Masatsune65指定
  3. 3.包平Kanehira31指定
  4. 4.景安Kageyasu25指定
  5. 5.吉包Yoshikane45指定
  6. 6.信房Nobufusa12指定
  7. 7.行秀Yukihide17指定
  8. 8.成高Naritaka9指定
  9. 9.助包Sukekane27指定
  10. 10.基近Motochika4指定
  11. 11.順慶Junkei7指定
  12. 12.眞利Sanetoshi6指定

古備前派の作

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備前の伝統

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¥650,000保存

雲次

小太刀・41.3 cm・文保
つるぎの屋
¥15,000,000重要

眞利

太刀・72 cm・宝治
つるぎの屋
お問い合わせ重要

雲生

刀・68.99 cm・鎌倉
銀座長州屋
お問い合わせ重要

福岡一文字派

刀・70 cm・鎌倉
つるぎの屋
¥89,500重要

景光

短刀・25.3 cm・元応
Nihonto.com
¥3,300,000特別保存

康光

脇差・46.8 cm・応永
飯田高遠堂
お問い合わせ重要

兼光

刀・72.3 cm・南北朝
江州屋刀剣店