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近江大掾藤原忠廣(二代忠廣)は、肥前刀の正系を継ぐ名工であり、新刀期を通じて最も成功を収めた刀工の一人です。慶長十九年(1614年)、肥前初代忠吉の子として生まれ、寛永九年(1632年)に父が没すると、わずか十九歳で一門の棟梁を継承しました。熟練した門弟たちの支えもあり、彼は肥前刀特有の作風をさらに洗練させ、江戸時代において最も高く評価される流派の一つへと押し上げました。 寛永十八年(1641年)に「近江大掾」を受領。その作刀期間は元禄六年(1693年)に八十一歳で没するまで六十余年の長きにわたりました。日本美術刀剣保存協会(NBTHK)も指摘するように、忠廣とその一門は極めて多産でありながら、その長い活動期間を通じて一貫して高い品質を維持し続けたことは驚嘆に値します。また、佐賀藩主・鍋島家の庇護のもと、組織的かつ高度な生産体制を確立したことも肥前刀の繁栄を支える要因となりました。 忠廣の真骨頂は、極めて緻密に鍛えられた「肥前鉄」にあります。小板目肌がよく詰み、微細な地沸(じにえ)が厚くついた地鉄は、肥前刀の代名詞である「小糠肌(こぬかはだ)」を形成します。刃文は、明るく冴えた匂口を持つ気品ある「中直刃(ちゅうすぐは)」を最も得意としますが、華やかな丁子乱れや互の目(ぐのめ)を焼いた優品も残されています。 本作は、二代忠廣の典型的かつ洗練された作風を余すところなく示した一振りです。地鉄は極めて細やかに鍛えられた小板目肌で、肥前刀特有の小糠肌が美しく現れています。地鉄は緻密で澄み渡り、鍛錬の質の高さが刀身全体から伝わってきます。刃文は忠廣の真骨頂とも言える中直刃で、明るく均一な匂口が切先まで安定して続きます。 何より、本作は極めて「清廉」かつ「精密」な出来映えが際立っています。地鉄、刃文、そして細部の働きに至るまで、一切の淀みなく見事にコントロールされており、その洗練された美しさが手に取るように分かります。帽子はそのまま直調に焼き込み、端正な「小丸」へと返っており、本刀の抑制の効いた気品を締めくくっています。過不足のない、精緻かつ一貫した美学。まさに肥前刀の最高峰が持つ、澄み切った魅力を体現した名品と言えるでしょう。

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刀剣›肥前忠吉›忠廣›肥前国住近江大掾藤原忠広 刀
刀特別保存
忠廣

肥前国住近江大掾藤原忠広 刀

在銘 · Hizen · 寛永 · 長さ 70.1cm · 反り 1.2cm

¥1,800,000
販売店のサイトへ →
忠廣 — 1 of 18
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法量・詳細
刀工
忠廣
種別
刀
流派
Hizen Tadayoshi
活動期
1624–1693年頃(Kanei)
国
肥前
銘
在銘(在銘率 100%)
法量
長さ 70.1cm反り 1.2cm元幅 3cm先幅 2.1cm重ね 0.6cm
説明

近江大掾藤原忠廣(二代忠廣)は、肥前刀の正系を継ぐ名工であり、新刀期を通じて最も成功を収めた刀工の一人です。慶長十九年(1614年)、肥前初代忠吉の子として生まれ、寛永九年(1632年)に父が没すると、わずか十九歳で一門の棟梁を継承しました。熟練した門弟たちの支えもあり、彼は肥前刀特有の作風をさらに洗練させ、江戸時代において最も高く評価される流派の一つへと押し上げました。 寛永十八年(1641年)に「近江大掾」を受領。その作刀期間は元禄六年(1693年)に八十一歳で没するまで六十余年の長きにわたりました。日本美術刀剣保存協会(NBTHK)も指摘するように、忠廣とその一門は極めて多産でありながら、その長い活動期間を通じて一貫して高い品質を維持し続けたことは驚嘆に値します。また、佐賀藩主・鍋島家の庇護のもと、組織的かつ高度な生産体制を確立したことも肥前刀の繁栄を支える要因となりました。 忠廣の真骨頂は、極めて緻密に鍛えられた「肥前鉄」にあります。小板目肌がよく詰み、微細な地沸(じにえ)が厚くついた地鉄は、肥前刀の代名詞である「小糠肌(こぬかはだ)」を形成します。刃文は、明るく冴えた匂口を持つ気品ある「中直刃(ちゅうすぐは)」を最も得意としますが、華やかな丁子乱れや互の目(ぐのめ)を焼いた優品も残されています。 本作は、二代忠廣の典型的かつ洗練された作風を余すところなく示した一振りです。地鉄は極めて細やかに鍛えられた小板目肌で、肥前刀特有の小糠肌が美しく現れています。地鉄は緻密で澄み渡り、鍛錬の質の高さが刀身全体から伝わってきます。刃文は忠廣の真骨頂とも言える中直刃で、明るく均一な匂口が切先まで安定して続きます。 何より、本作は極めて「清廉」かつ「精密」な出来映えが際立っています。地鉄、刃文、そして細部の働きに至るまで、一切の淀みなく見事にコントロールされており、その洗練された美しさが手に取るように分かります。帽子はそのまま直調に焼き込み、端正な「小丸」へと返っており、本刀の抑制の効いた気品を締めくくっています。過不足のない、精緻かつ一貫した美学。まさに肥前刀の最高峰が持つ、澄み切った魅力を体現した名品と言えるでしょう。

作者について

忠廣

Hizen Tadayoshi (Saga) · 肥前 · 1624-1693頃

藤代 Jo-jo saku · 刀剣大鑑 上位14%

現在30点販売中

›

この名のもとに立つのは肥前本家の二代、近江大掾藤原忠広であり、佐賀の一門が生んだ最も多作の名工である。説明書はその生涯を平明に記す。初代忠吉の嫡子で、寛永九年(一六三二)に父が歿した時は十九歳の青年であったが、同年から作刀が見られ、初代忠広当時の弟子達の協力に助けられた。寛永十八年(一六四一)に近江大掾を受領し、元禄六年(一六九三)に八十一歳で歿するまで、六十有余年に及ぶ作刀生活を送った。その間について説明書は、肥前の工のうち「肥前刀工中でも最も多くの作品を遺している」[[c:1]]と記す。本コードには初代自身の最晩年も並び立つ。元和十年(一六二四)、五十三歳で初代忠吉が武蔵大掾を受領して名を忠広と改めたため、武蔵大掾藤原忠広と銘した晩年作は、第二の名における初代その人である。

二代の手は二様に読まれ、説明書はいずれも上手とする。ある特別重要刀剣の刀には「直刃と丁子乱れの両様があり、いずれも上手である」[[c:2]]と記される。最も得意としたのは中直刃である。緻密に鍛えて肥前の米糠肌となった小板目に、地沸が微塵に厚く敷かれ地景の細かに入る地を置き、その上に浅くのたれごころを帯び処々に小互の目・尖りごころを交えた中直刃を焼く。足・葉よく入り、匂口は深く部分的に帯状となり、小沸厚くつき、細かな金筋・砂流しが刃縁の打のけ風とともに自然に織りなされる。総じて匂口は明るく冴え、帽子は直ぐに小丸を結ぶ。

地鉄は終始変わらぬところである。一門の米糠肌、すなわち緩みなく緻密に鍛えた小板目で、説明書はある作を一切の緩みなしと評し、地沸が微塵に厚く敷かれて潤いを帯び、かね明るい。その静かな地に対して刃は落ち着き、高ぶる時はもう一様、華やかな肥前丁子乱れとなる。互の目を交えた丁子に足・葉長く入り、匂深く小沸つき、金筋・砂流しがかかる。ある重要刀剣の太刀について説明書は、この丁子こそ父にはなかったものとし、「丁子乱は父忠吉にはない整った乱刃を焼いている」[[c:3]]と記す。帽子は両様ともに同じ直ぐの小丸である。

二つの作域と二つの世代が作品群に形を与える。二代の直刃がその本体で、丁子はその華やかな例外であり、説明書はその丁子を父の乱れ刃に通うものとしつつ、彼がこれを我が物としたさまを述べる。年紀の入る作はその像を鋭くする。ある特別重要刀剣の刀は、寛永十八年に近江大掾を受領したまさにその日を年紀とし、受領記念作と推測されて受領銘の最初期作の一つに数えられ、その出来は「来物を写したと思われる古調な出来口」[[c:4]]と読まれる。初代晩年の武蔵大掾の作域は第三の面をなす。沸深い丁子乱れを梨子地ごころの小板目に焼き、数口は京の師家たる埋忠明寿・埋忠七左の彫、梵字に倶利迦羅や不動明王を帯び、説明書はその彫を「錦上花を添えている」[[c:5]]と評する。

肥前一門におけるその位置は明確である。京の埋忠の修業を佐賀に持ち帰った祖たる父と、本家へ忠吉銘を返上されて襲名し上三代中最も強く鍛える手と称される嫡子の三代との間にあって、彼は多作の中心に立つ。その明るい米糠肌の匂深い直刃は後の肥前刀を読む基準をなす。父とは、共有する直刃によってではなく父の試みなかった整った丁子によって分かたれ、肥前の下手とは、地鉄の冴えと匂口の明るさによって分けられる。常の落ち着きを越える時はそれと名指される。ある特別重要刀剣の刀について説明書は「常々の同作に比して、地刃共に力強く、放胆で迫力のある一口である」[[c:6]]と記す。

収集の観点では、新刀の大名跡のうち比較的入手しやすい一人で、これは長く多産な生涯の自然な帰結である。藤代の極めは上々作。国宝はなく重要文化財もない。その記録は特別重要刀剣・重要刀剣の一六四口を通じ、うち三口が特別重要刀剣、初代の武蔵大掾の作には重要美術品がある。来歴は彼の仕えた家に及ぶ。鍋島家、鍋島勝茂・鍋島直朝、そして皇室に伝わる一口があり、説明書は鍋島家が同家へ納める刀に受領銘を切らせたと記す。多作ゆえに在銘の近江大掾忠広はその格の名工としては比較的見出しやすく、その直刃の刀は時に上位の各位に現れる。とはいえ指定を受けた作の多くは伝えられて市場には出ず、特別重要刀剣の一口や初代の埋忠彫の作に出会うことは稀で、一門が最も多く打った頃を語る証である。

歴史的重要度

忠廣の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
随一
屈指
屈指
有数
有数
著名
著名

各項目を選ぶと評価方法が表示されます。

指定の実績
指定169口
重要美術品
2
御物
3
特別重要刀剣
3
重要刀剣
161
忠廣の作 30点が現在販売中→
忠廣 — 詳細Hizen Tadayoshi (Saga)派

年紀作

在銘年紀作が示す、確実に活動していた年代

活動期間
1625–1674推定期間:1624–1693
指定品164点のうち46点に年紀あり
1620
1640
1660
1680
流派について

肥前忠吉

新刀 · 肥前

現在130点販売中

›

肥前忠吉派は、肥前佐賀の城下を中心に興った新刀期の一流であり、その祖は橋本新左衛門と称した初代忠吉である。資料によれば、初代は鍋島家の抱え工として、慶長元年に藩命により彫工宗長とともに上洛して京の埋忠明寿の門に入り、忠吉は鍛刀を、宗長は彫技を学んだという。同三年に帰国して佐賀城下に住し、鍋島藩の庇護のもとに一門は大いに栄えた。年紀は慶長五年に始まり、元和十年には再び上洛して武蔵大掾を受領し、名を忠吉から忠広に、氏を源から藤原に改めている。この改名は同一の手の変遷であって別人ではない。初代の嫡子たる二代近江大掾忠広は六十有余年に及ぶ作刀生活を送って肥前最多作の工となり、本家の忠吉銘は土佐守家を経て三代陸奥守忠吉へと返上襲名されて、上三代の本流を成した。これと並んで、初代の門人や身内から、播磨大掾忠国の系、河内大掾正広に発する正広の系、出羽守行広の系といった分家、すなわち傍肥前と汎称される諸工が興り、代を重ねて佐賀の工房は確立された。 一門の共通する作風は、まずその地鉄に表れる。よく約んだ小板目を緻密に鍛え、地沸が微塵に厚く均しくつき、地景が細かに頻りに入って、かね明るく冴える。資料はこれを肥前特有の米糠肌と名指し、他派の出さない細かく明るい肌であるとする。この精良な地の上に、本家の本領たる中直刃を焼く。浅くのたれごころを帯び、処々に小互の目を交え、小足・葉が入り、匂深く小沸が細かについて締まり明るく、帽子は直ぐに小丸へ静かに返る。本来狙った来一門の直刃に対しては、匂口がより締まって明るく、鍛えに覇気がある点で分かれると説く。一方、初代の初期作には直江志津・古作大和物・来一門・鎌倉名工を狙った多様な写し物があり、掃きかけの帽子など本家の通則の例外も見える。代や系統による差異も資料の支持する範囲で明らかである。二代忠広と三代忠吉は本家本領の静かな直刃を継ぎ、なかでも三代は祖父初代を想わせる強く精美な鍛えを身上とする。これに対し傍肥前の諸工は華やかな乱れ刃を好み、正広は丁子を主調とした乱れに互の目を交え、行広は竪長の足長丁子乱れを焼き、忠国は一門の中で最も砂流しが目立つ足長丁子をあらわした。本家が直刃で読まれるのに対し、傍系はその精良な地を覇気ある乱刃へ運んだのである。 肥前刀の鑑定の勘所は、何よりこの米糠肌にある。明るく冴えた小糠肌の上に締まった直刃を焼くという組合せこそ、収集家が肥前刀を求める核心であり、地鉄と刃文が相俟って同派同定の眼目を成す。さらに銘振りもまた鑑定の一部をなし、本家は刀に指裏すなわち太刀銘に切るのを常とし、五字銘・住人銘・受領銘の別が時期を語る。主要刀工の格は資料の伝える通りで、初代忠吉は藤代の極めで最上作、二代忠広・三代忠吉や正広・行広は上々作ないし上作に位置づけられる。代表作には鍋島家伝来の作が多く、来歴には尾張徳川家・佐竹家・皇室などの名が録され、初代の一口には師明寿の添銘が遺り、忠国・正広の作には山野加右衛門ら截断銘を金象嵌に帯びるものがあって、手のみならず刃味の証となる。指定を受けた作の多くは旧蔵家や公の収蔵に永く蔵されて市に現れることは少なく、傍系の作も折にふれて世に出るにとどまる。されば在銘の肥前忠吉は手の届かぬものではないが、祖その人の作や、最も精美な米糠肌に直刃を焼いた一口が現れることは時折のことであり、現れれば肥前刀の一里塚というべきものである。 詳しく見る →

27名の刀工指定510口
主要刀工
刀工時代指定
忠吉1596-1632123
忠吉1662-168158
忠廣1624-1693169
正廣1624-165532
忠國1648-165232
肥前忠吉流派を見る →

歴史的背景

肥前刀は藩営の産業である。鍋島家は1596年頃、忠吉を京の埋忠明寿のもとに学ばせ、帰国したその工を核に公認の一門を築いた。小糠肌で名高いその作は、九代にわたり明治まで続いている。

肥前 藩営の刀 →

NBTHK鑑定書
Tokubetsu Hozon Tōken特別保存刀剣
Sword Especially Worthy of Preservation
›

保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。

NBTHKについて›

日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。

NBTHK公式サイト→
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葵美術
特別保存
Katana - Tokuho - by Hizen Tadahiro - 刀:肥前国住近江大掾藤原忠広(特別保存刀剣鑑定書付)Katana - Tokuho - by Hizen Tadahiro - 刀:肥前国住近江大掾藤原忠広(特別保存刀剣鑑定書付)

刀

作忠廣
74.55cm·Kanei (1624-1644)
開始価格¥2,000,000
銀座長州屋
特別保存
Katana - Tokuho - by Hizen Tadahiro - 刀 銘 肥前國住近江大掾藤原忠廣Katana - Tokuho - by Hizen Tadahiro - 刀 銘 肥前國住近江大掾藤原忠廣

刀

作忠廣
71.27cm·Kanei (1624-1644)
¥2,500,000
Tozando
重要
Katana - Jūyō - by Hizen Tadahiro - 日本刀販売 - 忠広 - NBTHK重要刀剣指定品 - 新刀期 刀 | 東山堂Katana - Jūyō - by Hizen Tadahiro - 日本刀販売 - 忠広 - NBTHK重要刀剣指定品 - 新刀期 刀 | 東山堂

刀

作忠廣
72.2cm·Kanei (1624-1644)
¥8,500,000
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Katana - Jūyō - by Hizen Tadahiro - 忠広 刀 重要刀剣Katana - Jūyō - by Hizen Tadahiro - 忠広 刀 重要刀剣

刀

作忠廣
71cm·Kanei (1624-1644)
お問い合わせ
あさひ刀剣
重要
Katana - Jūyō - by Hizen Tadahiro - 肥前国住藤原忠廣Katana - Jūyō - by Hizen Tadahiro - 肥前国住藤原忠廣

刀

作忠廣
71.8cm·Kanei (1624-1644)
¥12,000,000
サムライ商会
特別保存
Katana - Tokuho - by Hizen Tadahiro - 刀 肥前国住近江大掾藤原忠広(新刀上作)Katana - Tokuho - by Hizen Tadahiro - 刀 肥前国住近江大掾藤原忠広(新刀上作)

刀

作忠廣
67.8cm·Kanei (1624-1644)
¥1,050,000
宝刀堂
重要
Katana - Jūyō - by Hizen Tadahiro - 肥前国住近江大掾藤原忠広 刀Katana - Jūyō - by Hizen Tadahiro - 肥前国住近江大掾藤原忠広 刀

刀

作忠廣
73.8cm·Kanei (1624-1644)
¥6,500,000
Tozando
特別保存
Katana - Tokuho - by Hizen Tadahiro - 真剣 刀 肥前国忠広(初代)新刀 NBTHK 特別保存刀剣鑑定書付 | 東山堂Katana - Tokuho - by Hizen Tadahiro - 真剣 刀 肥前国忠広(初代)新刀 NBTHK 特別保存刀剣鑑定書付 | 東山堂

刀

作忠廣
76.6cm·Kanei (1624-1644)
¥3,800,000

忠廣の売約済み

銀座長州屋
Wakizashi - by Hizen Tadahiro - 銘 近江大掾藤原忠広(大業物)Wakizashi - by Hizen Tadahiro - 銘 近江大掾藤原忠広(大業物)
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脇差

作忠廣
江戸
売却済
銀座長州屋
Katana - by Hizen Tadahiro - 銘 肥前国住近江大掾藤原忠広(大業物)Katana - by Hizen Tadahiro - 銘 肥前国住近江大掾藤原忠広(大業物)
売切れ

刀

作忠廣
江戸
売却済
銀座長州屋
Katana - by Hizen Tadahiro - 小刀 銘 近江大掾藤原忠広Katana - by Hizen Tadahiro - 小刀 銘 近江大掾藤原忠広
売切れ

刀

作忠廣
江戸
売却済
銀座長州屋
Katana - by Hizen Tadahiro - 銘 肥前国住近江大掾藤原忠広(大業物)Katana - by Hizen Tadahiro - 銘 肥前国住近江大掾藤原忠広(大業物)
売切れ

刀

作忠廣
江戸
売却済
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特別保存
Katana - Tokuho - by Hizen Tadahiro - (02-1757)特別保存刀剣 新刀上々作 肥前国住近江大掾藤原忠広(四代代銘) 二尺三寸六分強 打刀拵入、白鞘付Katana - Tokuho - by Hizen Tadahiro - (02-1757)特別保存刀剣 新刀上々作 肥前国住近江大掾藤原忠広(四代代銘) 二尺三寸六分強 打刀拵入、白鞘付
売切れ

刀

作忠廣
71.7cm·Kanei (1624-1644)
売却済
銀座長州屋
Katana - by Hizen Tadahiro - 銘 肥前国住近江大掾藤原忠広(大業物)Katana - by Hizen Tadahiro - 銘 肥前国住近江大掾藤原忠広(大業物)
売切れ

刀

作忠廣
江戸
売却済
勇進堂
Katana - by Hizen Tadahiro - 無題Katana - by Hizen Tadahiro - 無題
売切れ

刀

作Hizen Tadahiro
73.7cm·新刀
売却済
銀座長州屋
Wakizashi - by Hizen Tadahiro - 銘 近江大掾藤原忠広(大業物)Wakizashi - by Hizen Tadahiro - 銘 近江大掾藤原忠広(大業物)
売切れ

脇差

作忠廣
Kanei (1624-1644)
売却済

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Supein Nihonto
特別保存
Katana - Tokuho - by Hizen Masahiro - 肥前国正広(二代) 刀 特別保存刀剣Katana - Tokuho - by Hizen Masahiro - 肥前国正広(二代) 刀 特別保存刀剣

刀

作正廣
Manji (1658-1661)
¥19,000
Toyuukai
特別保存
Katana - Tokuho - by Hizen Tadayoshi - 刀 銘 肥前国住人忠吉作 特別保存刀剣鑑定書Katana - Tokuho - by Hizen Tadayoshi - 刀 銘 肥前国住人忠吉作 特別保存刀剣鑑定書

刀

作忠吉
69.4cm·新刀
¥4,800,000
銀座長州屋
重要
Katana - Jūyō - by Hizen Masahiro - 刀 銘 肥前国河内大掾藤原正広(業物)Katana - Jūyō - by Hizen Masahiro - 刀 銘 肥前国河内大掾藤原正広(業物)

刀

作正廣
70.3cm·Kanei (1624-1644)
¥7,500,000
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Katana - Tokuho - by Hizen Yukihiro - (02-1756)特別保存刀剣新刀上作 肥前国出羽守行廣 二尺三寸一分 半太刀拵入、白鞘付Katana - Tokuho - by Hizen Yukihiro - (02-1756)特別保存刀剣新刀上作 肥前国出羽守行廣 二尺三寸一分 半太刀拵入、白鞘付

刀

作行廣
70cm·Shoho (1644-1648)
¥2,500,000
Nihon Collection
特別保存
Katana - Tokuho - by Hizen Tadayoshi - 肥前忠吉 九代 — 刀Katana - Tokuho - by Hizen Tadayoshi - 肥前忠吉 九代 — 刀

刀

作忠吉
70cm·Keicho (1596-1615)
¥12,500
刀剣小町
保存
Wakizashi - Hozon - by Hizen Kunihiro - 脇差 白鞘入りWakizashi - Hozon - by Hizen Kunihiro - 脇差 白鞘入り

脇差

作國廣
48.9cm·Shoho (1644-1648)
¥150,000
刀剣徳川
特別保存
Tanto - Tokuho - by Hizen Tadayoshi - 短刀 銘 武蔵大掾藤原忠広 黒呂色塗鞘合口拵Tanto - Tokuho - by Hizen Tadayoshi - 短刀 銘 武蔵大掾藤原忠広 黒呂色塗鞘合口拵

短刀

作忠吉
29.6cm·江戸
¥2,000,000
銀座長州屋
特別保存
Wakizashi - Tokuho - by Hizen Tadayoshi - 平造脇差 銘 近江大掾藤原忠廣Wakizashi - Tokuho - by Hizen Tadayoshi - 平造脇差 銘 近江大掾藤原忠廣

脇差

作忠吉
39.1cm·Enpo (1673-1681)
¥1,200,000

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近江大掾藤原忠廣(二代忠廣)は、肥前刀の正系を継ぐ名工であり、新刀期を通じて最も成功を収めた刀工の一人です。慶長十九年(1614年)、肥前初代忠吉の子として生まれ、寛永九年(1632年)に父が没すると、わずか十九歳で一門の棟梁を継承しました。熟練した門弟たちの支えもあり、彼は肥前刀特有の作風をさらに洗練させ、江戸時代において最も高く評価される流派の一つへと押し上げました。 寛永十八年(1641年)に「近江大掾」を受領。その作刀期間は元禄六年(1693年)に八十一歳で没するまで六十余年の長きにわたりました。日本美術刀剣保存協会(NBTHK)も指摘するように、忠廣とその一門は極めて多産でありながら、その長い活動期間を通じて一貫して高い品質を維持し続けたことは驚嘆に値します。また、佐賀藩主・鍋島家の庇護のもと、組織的かつ高度な生産体制を確立したことも肥前刀の繁栄を支える要因となりました。 忠廣の真骨頂は、極めて緻密に鍛えられた「肥前鉄」にあります。小板目肌がよく詰み、微細な地沸(じにえ)が厚くついた地鉄は、肥前刀の代名詞である「小糠肌(こぬかはだ)」を形成します。刃文は、明るく冴えた匂口を持つ気品ある「中直刃(ちゅうすぐは)」を最も得意としますが、華やかな丁子乱れや互の目(ぐのめ)を焼いた優品も残されています。 本作は、二代忠廣の典型的かつ洗練された作風を余すところなく示した一振りです。地鉄は極めて細やかに鍛えられた小板目肌で、肥前刀特有の小糠肌が美しく現れています。地鉄は緻密で澄み渡り、鍛錬の質の高さが刀身全体から伝わってきます。刃文は忠廣の真骨頂とも言える中直刃で、明るく均一な匂口が切先まで安定して続きます。 何より、本作は極めて「清廉」かつ「精密」な出来映えが際立っています。地鉄、刃文、そして細部の働きに至るまで、一切の淀みなく見事にコントロールされており、その洗練された美しさが手に取るように分かります。帽子はそのまま直調に焼き込み、端正な「小丸」へと返っており、本刀の抑制の効いた気品を締めくくっています。過不足のない、精緻かつ一貫した美学。まさに肥前刀の最高峰が持つ、澄み切った魅力を体現した名品と言えるでしょう。

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刀剣›肥前忠吉›忠廣›肥前国住近江大掾藤原忠広 刀
刀特別保存
忠廣

肥前国住近江大掾藤原忠広 刀

在銘 · Hizen · 寛永 · 長さ 70.1cm · 反り 1.2cm

¥1,800,000
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法量・詳細
刀工
忠廣
種別
刀
流派
Hizen Tadayoshi
活動期
1624–1693年頃(Kanei)
国
肥前
銘
在銘(在銘率 100%)
法量
長さ 70.1cm反り 1.2cm元幅 3cm先幅 2.1cm重ね 0.6cm
説明

近江大掾藤原忠廣(二代忠廣)は、肥前刀の正系を継ぐ名工であり、新刀期を通じて最も成功を収めた刀工の一人です。慶長十九年(1614年)、肥前初代忠吉の子として生まれ、寛永九年(1632年)に父が没すると、わずか十九歳で一門の棟梁を継承しました。熟練した門弟たちの支えもあり、彼は肥前刀特有の作風をさらに洗練させ、江戸時代において最も高く評価される流派の一つへと押し上げました。 寛永十八年(1641年)に「近江大掾」を受領。その作刀期間は元禄六年(1693年)に八十一歳で没するまで六十余年の長きにわたりました。日本美術刀剣保存協会(NBTHK)も指摘するように、忠廣とその一門は極めて多産でありながら、その長い活動期間を通じて一貫して高い品質を維持し続けたことは驚嘆に値します。また、佐賀藩主・鍋島家の庇護のもと、組織的かつ高度な生産体制を確立したことも肥前刀の繁栄を支える要因となりました。 忠廣の真骨頂は、極めて緻密に鍛えられた「肥前鉄」にあります。小板目肌がよく詰み、微細な地沸(じにえ)が厚くついた地鉄は、肥前刀の代名詞である「小糠肌(こぬかはだ)」を形成します。刃文は、明るく冴えた匂口を持つ気品ある「中直刃(ちゅうすぐは)」を最も得意としますが、華やかな丁子乱れや互の目(ぐのめ)を焼いた優品も残されています。 本作は、二代忠廣の典型的かつ洗練された作風を余すところなく示した一振りです。地鉄は極めて細やかに鍛えられた小板目肌で、肥前刀特有の小糠肌が美しく現れています。地鉄は緻密で澄み渡り、鍛錬の質の高さが刀身全体から伝わってきます。刃文は忠廣の真骨頂とも言える中直刃で、明るく均一な匂口が切先まで安定して続きます。 何より、本作は極めて「清廉」かつ「精密」な出来映えが際立っています。地鉄、刃文、そして細部の働きに至るまで、一切の淀みなく見事にコントロールされており、その洗練された美しさが手に取るように分かります。帽子はそのまま直調に焼き込み、端正な「小丸」へと返っており、本刀の抑制の効いた気品を締めくくっています。過不足のない、精緻かつ一貫した美学。まさに肥前刀の最高峰が持つ、澄み切った魅力を体現した名品と言えるでしょう。

作者について

忠廣

Hizen Tadayoshi (Saga) · 肥前 · 1624-1693頃

藤代 Jo-jo saku · 刀剣大鑑 上位14%

現在30点販売中

›

この名のもとに立つのは肥前本家の二代、近江大掾藤原忠広であり、佐賀の一門が生んだ最も多作の名工である。説明書はその生涯を平明に記す。初代忠吉の嫡子で、寛永九年(一六三二)に父が歿した時は十九歳の青年であったが、同年から作刀が見られ、初代忠広当時の弟子達の協力に助けられた。寛永十八年(一六四一)に近江大掾を受領し、元禄六年(一六九三)に八十一歳で歿するまで、六十有余年に及ぶ作刀生活を送った。その間について説明書は、肥前の工のうち「肥前刀工中でも最も多くの作品を遺している」[[c:1]]と記す。本コードには初代自身の最晩年も並び立つ。元和十年(一六二四)、五十三歳で初代忠吉が武蔵大掾を受領して名を忠広と改めたため、武蔵大掾藤原忠広と銘した晩年作は、第二の名における初代その人である。

二代の手は二様に読まれ、説明書はいずれも上手とする。ある特別重要刀剣の刀には「直刃と丁子乱れの両様があり、いずれも上手である」[[c:2]]と記される。最も得意としたのは中直刃である。緻密に鍛えて肥前の米糠肌となった小板目に、地沸が微塵に厚く敷かれ地景の細かに入る地を置き、その上に浅くのたれごころを帯び処々に小互の目・尖りごころを交えた中直刃を焼く。足・葉よく入り、匂口は深く部分的に帯状となり、小沸厚くつき、細かな金筋・砂流しが刃縁の打のけ風とともに自然に織りなされる。総じて匂口は明るく冴え、帽子は直ぐに小丸を結ぶ。

地鉄は終始変わらぬところである。一門の米糠肌、すなわち緩みなく緻密に鍛えた小板目で、説明書はある作を一切の緩みなしと評し、地沸が微塵に厚く敷かれて潤いを帯び、かね明るい。その静かな地に対して刃は落ち着き、高ぶる時はもう一様、華やかな肥前丁子乱れとなる。互の目を交えた丁子に足・葉長く入り、匂深く小沸つき、金筋・砂流しがかかる。ある重要刀剣の太刀について説明書は、この丁子こそ父にはなかったものとし、「丁子乱は父忠吉にはない整った乱刃を焼いている」[[c:3]]と記す。帽子は両様ともに同じ直ぐの小丸である。

二つの作域と二つの世代が作品群に形を与える。二代の直刃がその本体で、丁子はその華やかな例外であり、説明書はその丁子を父の乱れ刃に通うものとしつつ、彼がこれを我が物としたさまを述べる。年紀の入る作はその像を鋭くする。ある特別重要刀剣の刀は、寛永十八年に近江大掾を受領したまさにその日を年紀とし、受領記念作と推測されて受領銘の最初期作の一つに数えられ、その出来は「来物を写したと思われる古調な出来口」[[c:4]]と読まれる。初代晩年の武蔵大掾の作域は第三の面をなす。沸深い丁子乱れを梨子地ごころの小板目に焼き、数口は京の師家たる埋忠明寿・埋忠七左の彫、梵字に倶利迦羅や不動明王を帯び、説明書はその彫を「錦上花を添えている」[[c:5]]と評する。

肥前一門におけるその位置は明確である。京の埋忠の修業を佐賀に持ち帰った祖たる父と、本家へ忠吉銘を返上されて襲名し上三代中最も強く鍛える手と称される嫡子の三代との間にあって、彼は多作の中心に立つ。その明るい米糠肌の匂深い直刃は後の肥前刀を読む基準をなす。父とは、共有する直刃によってではなく父の試みなかった整った丁子によって分かたれ、肥前の下手とは、地鉄の冴えと匂口の明るさによって分けられる。常の落ち着きを越える時はそれと名指される。ある特別重要刀剣の刀について説明書は「常々の同作に比して、地刃共に力強く、放胆で迫力のある一口である」[[c:6]]と記す。

収集の観点では、新刀の大名跡のうち比較的入手しやすい一人で、これは長く多産な生涯の自然な帰結である。藤代の極めは上々作。国宝はなく重要文化財もない。その記録は特別重要刀剣・重要刀剣の一六四口を通じ、うち三口が特別重要刀剣、初代の武蔵大掾の作には重要美術品がある。来歴は彼の仕えた家に及ぶ。鍋島家、鍋島勝茂・鍋島直朝、そして皇室に伝わる一口があり、説明書は鍋島家が同家へ納める刀に受領銘を切らせたと記す。多作ゆえに在銘の近江大掾忠広はその格の名工としては比較的見出しやすく、その直刃の刀は時に上位の各位に現れる。とはいえ指定を受けた作の多くは伝えられて市場には出ず、特別重要刀剣の一口や初代の埋忠彫の作に出会うことは稀で、一門が最も多く打った頃を語る証である。

歴史的重要度

忠廣の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
随一
屈指
屈指
有数
有数
著名
著名

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指定の実績
指定169口
重要美術品
2
御物
3
特別重要刀剣
3
重要刀剣
161
忠廣の作 30点が現在販売中→
忠廣 — 詳細Hizen Tadayoshi (Saga)派

年紀作

在銘年紀作が示す、確実に活動していた年代

活動期間
1625–1674推定期間:1624–1693
指定品164点のうち46点に年紀あり
1620
1640
1660
1680
流派について

肥前忠吉

新刀 · 肥前

現在130点販売中

›

肥前忠吉派は、肥前佐賀の城下を中心に興った新刀期の一流であり、その祖は橋本新左衛門と称した初代忠吉である。資料によれば、初代は鍋島家の抱え工として、慶長元年に藩命により彫工宗長とともに上洛して京の埋忠明寿の門に入り、忠吉は鍛刀を、宗長は彫技を学んだという。同三年に帰国して佐賀城下に住し、鍋島藩の庇護のもとに一門は大いに栄えた。年紀は慶長五年に始まり、元和十年には再び上洛して武蔵大掾を受領し、名を忠吉から忠広に、氏を源から藤原に改めている。この改名は同一の手の変遷であって別人ではない。初代の嫡子たる二代近江大掾忠広は六十有余年に及ぶ作刀生活を送って肥前最多作の工となり、本家の忠吉銘は土佐守家を経て三代陸奥守忠吉へと返上襲名されて、上三代の本流を成した。これと並んで、初代の門人や身内から、播磨大掾忠国の系、河内大掾正広に発する正広の系、出羽守行広の系といった分家、すなわち傍肥前と汎称される諸工が興り、代を重ねて佐賀の工房は確立された。 一門の共通する作風は、まずその地鉄に表れる。よく約んだ小板目を緻密に鍛え、地沸が微塵に厚く均しくつき、地景が細かに頻りに入って、かね明るく冴える。資料はこれを肥前特有の米糠肌と名指し、他派の出さない細かく明るい肌であるとする。この精良な地の上に、本家の本領たる中直刃を焼く。浅くのたれごころを帯び、処々に小互の目を交え、小足・葉が入り、匂深く小沸が細かについて締まり明るく、帽子は直ぐに小丸へ静かに返る。本来狙った来一門の直刃に対しては、匂口がより締まって明るく、鍛えに覇気がある点で分かれると説く。一方、初代の初期作には直江志津・古作大和物・来一門・鎌倉名工を狙った多様な写し物があり、掃きかけの帽子など本家の通則の例外も見える。代や系統による差異も資料の支持する範囲で明らかである。二代忠広と三代忠吉は本家本領の静かな直刃を継ぎ、なかでも三代は祖父初代を想わせる強く精美な鍛えを身上とする。これに対し傍肥前の諸工は華やかな乱れ刃を好み、正広は丁子を主調とした乱れに互の目を交え、行広は竪長の足長丁子乱れを焼き、忠国は一門の中で最も砂流しが目立つ足長丁子をあらわした。本家が直刃で読まれるのに対し、傍系はその精良な地を覇気ある乱刃へ運んだのである。 肥前刀の鑑定の勘所は、何よりこの米糠肌にある。明るく冴えた小糠肌の上に締まった直刃を焼くという組合せこそ、収集家が肥前刀を求める核心であり、地鉄と刃文が相俟って同派同定の眼目を成す。さらに銘振りもまた鑑定の一部をなし、本家は刀に指裏すなわち太刀銘に切るのを常とし、五字銘・住人銘・受領銘の別が時期を語る。主要刀工の格は資料の伝える通りで、初代忠吉は藤代の極めで最上作、二代忠広・三代忠吉や正広・行広は上々作ないし上作に位置づけられる。代表作には鍋島家伝来の作が多く、来歴には尾張徳川家・佐竹家・皇室などの名が録され、初代の一口には師明寿の添銘が遺り、忠国・正広の作には山野加右衛門ら截断銘を金象嵌に帯びるものがあって、手のみならず刃味の証となる。指定を受けた作の多くは旧蔵家や公の収蔵に永く蔵されて市に現れることは少なく、傍系の作も折にふれて世に出るにとどまる。されば在銘の肥前忠吉は手の届かぬものではないが、祖その人の作や、最も精美な米糠肌に直刃を焼いた一口が現れることは時折のことであり、現れれば肥前刀の一里塚というべきものである。 詳しく見る →

27名の刀工指定510口
主要刀工
刀工時代指定
忠吉1596-1632123
忠吉1662-168158
忠廣1624-1693169
正廣1624-165532
忠國1648-165232
肥前忠吉流派を見る →

歴史的背景

肥前刀は藩営の産業である。鍋島家は1596年頃、忠吉を京の埋忠明寿のもとに学ばせ、帰国したその工を核に公認の一門を築いた。小糠肌で名高いその作は、九代にわたり明治まで続いている。

肥前 藩営の刀 →

NBTHK鑑定書
Tokubetsu Hozon Tōken特別保存刀剣
Sword Especially Worthy of Preservation
›

保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。

NBTHKについて›

日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。

NBTHK公式サイト→
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忠廣の他の作

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葵美術
特別保存
Katana - Tokuho - by Hizen Tadahiro - 刀:肥前国住近江大掾藤原忠広(特別保存刀剣鑑定書付)Katana - Tokuho - by Hizen Tadahiro - 刀:肥前国住近江大掾藤原忠広(特別保存刀剣鑑定書付)

刀

作忠廣
74.55cm·Kanei (1624-1644)
開始価格¥2,000,000
銀座長州屋
特別保存
Katana - Tokuho - by Hizen Tadahiro - 刀 銘 肥前國住近江大掾藤原忠廣Katana - Tokuho - by Hizen Tadahiro - 刀 銘 肥前國住近江大掾藤原忠廣

刀

作忠廣
71.27cm·Kanei (1624-1644)
¥2,500,000
Tozando
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Katana - Jūyō - by Hizen Tadahiro - 日本刀販売 - 忠広 - NBTHK重要刀剣指定品 - 新刀期 刀 | 東山堂Katana - Jūyō - by Hizen Tadahiro - 日本刀販売 - 忠広 - NBTHK重要刀剣指定品 - 新刀期 刀 | 東山堂

刀

作忠廣
72.2cm·Kanei (1624-1644)
¥8,500,000
永楽堂
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Katana - Jūyō - by Hizen Tadahiro - 忠広 刀 重要刀剣Katana - Jūyō - by Hizen Tadahiro - 忠広 刀 重要刀剣

刀

作忠廣
71cm·Kanei (1624-1644)
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あさひ刀剣
重要
Katana - Jūyō - by Hizen Tadahiro - 肥前国住藤原忠廣Katana - Jūyō - by Hizen Tadahiro - 肥前国住藤原忠廣

刀

作忠廣
71.8cm·Kanei (1624-1644)
¥12,000,000
サムライ商会
特別保存
Katana - Tokuho - by Hizen Tadahiro - 刀 肥前国住近江大掾藤原忠広(新刀上作)Katana - Tokuho - by Hizen Tadahiro - 刀 肥前国住近江大掾藤原忠広(新刀上作)

刀

作忠廣
67.8cm·Kanei (1624-1644)
¥1,050,000
宝刀堂
重要
Katana - Jūyō - by Hizen Tadahiro - 肥前国住近江大掾藤原忠広 刀Katana - Jūyō - by Hizen Tadahiro - 肥前国住近江大掾藤原忠広 刀

刀

作忠廣
73.8cm·Kanei (1624-1644)
¥6,500,000
Tozando
特別保存
Katana - Tokuho - by Hizen Tadahiro - 真剣 刀 肥前国忠広(初代)新刀 NBTHK 特別保存刀剣鑑定書付 | 東山堂Katana - Tokuho - by Hizen Tadahiro - 真剣 刀 肥前国忠広(初代)新刀 NBTHK 特別保存刀剣鑑定書付 | 東山堂

刀

作忠廣
76.6cm·Kanei (1624-1644)
¥3,800,000

忠廣の売約済み

銀座長州屋
Wakizashi - by Hizen Tadahiro - 銘 近江大掾藤原忠広(大業物)Wakizashi - by Hizen Tadahiro - 銘 近江大掾藤原忠広(大業物)
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作忠廣
江戸
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Katana - by Hizen Tadahiro - 銘 肥前国住近江大掾藤原忠広(大業物)Katana - by Hizen Tadahiro - 銘 肥前国住近江大掾藤原忠広(大業物)
売切れ

刀

作忠廣
江戸
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Katana - by Hizen Tadahiro - 小刀 銘 近江大掾藤原忠広Katana - by Hizen Tadahiro - 小刀 銘 近江大掾藤原忠広
売切れ

刀

作忠廣
江戸
売却済
銀座長州屋
Katana - by Hizen Tadahiro - 銘 肥前国住近江大掾藤原忠広(大業物)Katana - by Hizen Tadahiro - 銘 肥前国住近江大掾藤原忠広(大業物)
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刀

作忠廣
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売切れ

刀

作忠廣
71.7cm·Kanei (1624-1644)
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Katana - by Hizen Tadahiro - 銘 肥前国住近江大掾藤原忠広(大業物)Katana - by Hizen Tadahiro - 銘 肥前国住近江大掾藤原忠広(大業物)
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刀

作忠廣
江戸
売却済
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Katana - by Hizen Tadahiro - 無題Katana - by Hizen Tadahiro - 無題
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刀

作Hizen Tadahiro
73.7cm·新刀
売却済
銀座長州屋
Wakizashi - by Hizen Tadahiro - 銘 近江大掾藤原忠広(大業物)Wakizashi - by Hizen Tadahiro - 銘 近江大掾藤原忠広(大業物)
売切れ

脇差

作忠廣
Kanei (1624-1644)
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Supein Nihonto
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Katana - Tokuho - by Hizen Masahiro - 肥前国正広(二代) 刀 特別保存刀剣Katana - Tokuho - by Hizen Masahiro - 肥前国正広(二代) 刀 特別保存刀剣

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Manji (1658-1661)
¥19,000
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作忠吉
69.4cm·新刀
¥4,800,000
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Katana - Jūyō - by Hizen Masahiro - 刀 銘 肥前国河内大掾藤原正広(業物)Katana - Jūyō - by Hizen Masahiro - 刀 銘 肥前国河内大掾藤原正広(業物)

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70.3cm·Kanei (1624-1644)
¥7,500,000
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70cm·Shoho (1644-1648)
¥2,500,000
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Katana - Tokuho - by Hizen Tadayoshi - 肥前忠吉 九代 — 刀Katana - Tokuho - by Hizen Tadayoshi - 肥前忠吉 九代 — 刀

刀

作忠吉
70cm·Keicho (1596-1615)
¥12,500
刀剣小町
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Wakizashi - Hozon - by Hizen Kunihiro - 脇差 白鞘入りWakizashi - Hozon - by Hizen Kunihiro - 脇差 白鞘入り

脇差

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48.9cm·Shoho (1644-1648)
¥150,000
刀剣徳川
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作忠吉
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¥2,000,000
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脇差

作忠吉
39.1cm·Enpo (1673-1681)
¥1,200,000

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