番号:AS26335(委託販売品) 脇差:白鞘入り(NBTHK 特別保存刀剣) 銘文:播州手柄山麓藤原氏繁精鍛作 安永五年二月日 主小泉貞芳 (弊社では刀剣の出来映えにより、最上作、上々作、上作、普通作と分類しております。本作は、播州手柄山麓藤原氏繁の作品の中でも「上々作」にランクされる逸品です。) ハバキ:銀一重ハバキ 長さ:55.0 cm (1尺8寸1分5厘) 反り:1.3 cm (4分3厘) 目釘穴:1個 元幅:3.02 cm 先幅:2.13 cm 重ね:0.65 cm 刀身重量:550 g 時代:江戸時代 安永五年(1776年)二月 体配:脇差としては長めの寸法で、身幅・重ね共にしっかりとした姿の良い一口です。 地鉄:小板目肌に小杢目肌が交じり、よく練れて精良な地金となります。 刃文:明るく冴えた直刃を焼き、帽子は丸く返っています。 特徴:播州手柄山麓藤原氏繁は、五代にわたり続いた姫路の刀工群の一派です。本作の作者は初代氏繁の子で、通称を三木新兵衛と称しました。隠居後は入道して「丹下」と号しています。天明三年(1783年)十二月二十五日に没しました。 注文主である小泉貞芳(片桐貞芳)は、大和国小泉藩の第六代藩主で、官位は従五位下・石見守。父の死去に伴い家督を継ぎ、宝暦六年(1756年)十月一日に将軍徳川家重に御目見し、同年十二月十八日に従五位下・石見守に叙任されました。文化二年(1805年)六月十八日に没し、法名は松寿院岳宿宗周居士。墓所は北品川の東海寺にあります。本作は、大名家伝来の歴史的価値も高い一振りです。
Auction status: live on sword-auction.com.
在銘 · Himeji · 明和 · 長さ 55cm · 反り 1.3cm




新々刀 · 播磨 · 1764-1772頃
刀剣大鑑 上位76%
現在1点販売中
新々刀 · 播磨
現在6点販売中
手柄山は播磨国姫路を本拠とする新々刀期の一門で、説示によれば手柄山の麓に住したことから代々その地名を姓としたという。一門の中心となる正繁は、通称を朝七といい丹霞斎と号した工で、三代目手柄山氏繁の弟にあたり、初め四代目氏繁を襲名したのち正繁と改めている。初代大和大掾氏重の末葉であると記され、播州姫路に系譜を引く家系であることがうかがえる。天明八年、奥州白川(白河)の藩主松平定信の抱え鍛冶となって江戸に移り住み、神田駿台を作刀の地とした。享和三年四月には甲斐守を受領し、文政の初年頃には一時大坂でも鍛刀したのち再び江戸に戻っている。晩年には楽翁すなわち松平定信から「神妙」の二字を賜り、会心の作にこれをきったと伝える。一説に江戸に出て水心子正秀に学んだとも記され、姫路に発した手柄山の鍛冶が藩公の抱え工として江戸へ展開していった経緯が説示の各所に共通して語られる。 作風は、説示が一様に記すとおり、津田越前守助広に私淑した濤瀾風の大互の目乱れを本領とする。鍛えは小板目肌がよくつみ、地沸が厚くつき、地景が細かに入って地鉄の冴える点が共通して挙げられる。刃文は元を直ぐに焼き出し、その上にのたれや大互の目を交えて濤瀾状の乱れを焼き、足・葉が入り、匂深く小沸がむらなく厚くつくものが多い。処々で強く沸づき、飛焼・湯走り・棟焼・島刃を見せ、砂流しがかかり金筋が頻りに入って、匂口が明るく冴えるのを特色とする。帽子はおおむね直ぐに小丸へ結び、掃きかけのかかるものもある。乱れの間に尖りごころの刃を交えるのは同工の特色と説示が指摘しており、また矢筈風の刃を交える作も認められる。濤瀾乱を主調としながら、説示にいう浅いのたれや直刃の作域も併せ持つ。茎は生ぶで先を浅い入山形とし、鑢目を大筋違に化粧をかけ、指表棟寄りに太鏨大振りの長銘を、裏に年紀や作刀地・注文者銘をきる構成が、見分けの手がかりとして繰り返し記されている。 鑑定の要点は、整然と崩れず焼かれた大互の目を主調とする濤瀾乱、むらなく厚くつく小沸、明るく冴える地刃の働き、そして尖りごころの刃という同工の癖にある。説示には、珠追龍や梵字・三鈷柄剣、昇龍といった刀身彫刻を正繁自身が手がけた作が挙げられ、茎にその旨を記すものもあって資料的価値が高いとされる。年紀のあるものは寛政から享和に及び、東武駿台・武陽駿岱と記す江戸作のほか、石州出羽の鉄を用いたと銘するものや、古河藩士小杉為長、渡辺崎右衛門美政らの注文に応じた作が伝わる。松平定信の抱え工として江戸に出て助広風の濤瀾乱を得意とした上手の工として、説示は手柄山正繁を新々刀の一典型に位置づけている。[[c:1]]
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト返品をご希望の場合、お客様が受領されてから3日以内にお知らせください。この期間を過ぎますとキャンセルはお受けできかねますので何卒ご了承ください。なお当社へのご返送は、5営業日以内の発送をお願いしております。なおキャンセルは販売した当時の状態がそのまま保持されている事が条件となりますのでお取り扱いには十分ご注意下さい。
番号:AS26335(委託販売品) 脇差:白鞘入り(NBTHK 特別保存刀剣) 銘文:播州手柄山麓藤原氏繁精鍛作 安永五年二月日 主小泉貞芳 (弊社では刀剣の出来映えにより、最上作、上々作、上作、普通作と分類しております。本作は、播州手柄山麓藤原氏繁の作品の中でも「上々作」にランクされる逸品です。) ハバキ:銀一重ハバキ 長さ:55.0 cm (1尺8寸1分5厘) 反り:1.3 cm (4分3厘) 目釘穴:1個 元幅:3.02 cm 先幅:2.13 cm 重ね:0.65 cm 刀身重量:550 g 時代:江戸時代 安永五年(1776年)二月 体配:脇差としては長めの寸法で、身幅・重ね共にしっかりとした姿の良い一口です。 地鉄:小板目肌に小杢目肌が交じり、よく練れて精良な地金となります。 刃文:明るく冴えた直刃を焼き、帽子は丸く返っています。 特徴:播州手柄山麓藤原氏繁は、五代にわたり続いた姫路の刀工群の一派です。本作の作者は初代氏繁の子で、通称を三木新兵衛と称しました。隠居後は入道して「丹下」と号しています。天明三年(1783年)十二月二十五日に没しました。 注文主である小泉貞芳(片桐貞芳)は、大和国小泉藩の第六代藩主で、官位は従五位下・石見守。父の死去に伴い家督を継ぎ、宝暦六年(1756年)十月一日に将軍徳川家重に御目見し、同年十二月十八日に従五位下・石見守に叙任されました。文化二年(1805年)六月十八日に没し、法名は松寿院岳宿宗周居士。墓所は北品川の東海寺にあります。本作は、大名家伝来の歴史的価値も高い一振りです。
Auction status: live on sword-auction.com.
在銘 · Himeji · 明和 · 長さ 55cm · 反り 1.3cm




新々刀 · 播磨 · 1764-1772頃
刀剣大鑑 上位76%
現在1点販売中
新々刀 · 播磨
現在6点販売中
手柄山は播磨国姫路を本拠とする新々刀期の一門で、説示によれば手柄山の麓に住したことから代々その地名を姓としたという。一門の中心となる正繁は、通称を朝七といい丹霞斎と号した工で、三代目手柄山氏繁の弟にあたり、初め四代目氏繁を襲名したのち正繁と改めている。初代大和大掾氏重の末葉であると記され、播州姫路に系譜を引く家系であることがうかがえる。天明八年、奥州白川(白河)の藩主松平定信の抱え鍛冶となって江戸に移り住み、神田駿台を作刀の地とした。享和三年四月には甲斐守を受領し、文政の初年頃には一時大坂でも鍛刀したのち再び江戸に戻っている。晩年には楽翁すなわち松平定信から「神妙」の二字を賜り、会心の作にこれをきったと伝える。一説に江戸に出て水心子正秀に学んだとも記され、姫路に発した手柄山の鍛冶が藩公の抱え工として江戸へ展開していった経緯が説示の各所に共通して語られる。 作風は、説示が一様に記すとおり、津田越前守助広に私淑した濤瀾風の大互の目乱れを本領とする。鍛えは小板目肌がよくつみ、地沸が厚くつき、地景が細かに入って地鉄の冴える点が共通して挙げられる。刃文は元を直ぐに焼き出し、その上にのたれや大互の目を交えて濤瀾状の乱れを焼き、足・葉が入り、匂深く小沸がむらなく厚くつくものが多い。処々で強く沸づき、飛焼・湯走り・棟焼・島刃を見せ、砂流しがかかり金筋が頻りに入って、匂口が明るく冴えるのを特色とする。帽子はおおむね直ぐに小丸へ結び、掃きかけのかかるものもある。乱れの間に尖りごころの刃を交えるのは同工の特色と説示が指摘しており、また矢筈風の刃を交える作も認められる。濤瀾乱を主調としながら、説示にいう浅いのたれや直刃の作域も併せ持つ。茎は生ぶで先を浅い入山形とし、鑢目を大筋違に化粧をかけ、指表棟寄りに太鏨大振りの長銘を、裏に年紀や作刀地・注文者銘をきる構成が、見分けの手がかりとして繰り返し記されている。 鑑定の要点は、整然と崩れず焼かれた大互の目を主調とする濤瀾乱、むらなく厚くつく小沸、明るく冴える地刃の働き、そして尖りごころの刃という同工の癖にある。説示には、珠追龍や梵字・三鈷柄剣、昇龍といった刀身彫刻を正繁自身が手がけた作が挙げられ、茎にその旨を記すものもあって資料的価値が高いとされる。年紀のあるものは寛政から享和に及び、東武駿台・武陽駿岱と記す江戸作のほか、石州出羽の鉄を用いたと銘するものや、古河藩士小杉為長、渡辺崎右衛門美政らの注文に応じた作が伝わる。松平定信の抱え工として江戸に出て助広風の濤瀾乱を得意とした上手の工として、説示は手柄山正繁を新々刀の一典型に位置づけている。[[c:1]]
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト返品をご希望の場合、お客様が受領されてから3日以内にお知らせください。この期間を過ぎますとキャンセルはお受けできかねますので何卒ご了承ください。なお当社へのご返送は、5営業日以内の発送をお願いしております。なおキャンセルは販売した当時の状態がそのまま保持されている事が条件となりますのでお取り扱いには十分ご注意下さい。