1876年の廃刀令は帯刀を終わらせ、工芸そのものを死の淵に追った。軍の需要と皇室の庇護が命脈を保ち、1906年には月山貞一と宮本包則が帝室技芸員に任じられている。
刃長77.3センチ 反り1.65センチ 元幅30.7ミリ 元重ね8.6ミリ 物打幅24.0ミリ 物打重ね6.2ミリ 横手位置幅20.0ミリ 松葉先重ね5.2ミリ 裸身重量922グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,097グラム。 江戸前期 The early period of Edo era 令和6年9月5日 和歌山県登録 附属 保存刀剣鑑定書、素銅地金鍍金はばき、白鞘 本工吉次は、幕末から明治にかけて伯耆国において鍛刀した刀工で、激動の時代に世相に応じた実戦的な刀を鍛えています。 本刀は、元先の幅差頃好く開き、切先はやや延び、重ねも厚く、豪壮にして鋭さを兼ね備えた造り込みが見事で、 地鉄は杢目を主体に変わり鉄を交え、細かな地景が入り、ほのかに映りごころを見せ、刃文は匂口明るい中直刃を焼き上げ、刃中には鼠足を交え、鋩子は直ぐに先丸く返っています。 長寸で茎も長く、反りは浅めながら控え目釘を備え、斬撃を主眼に据えた実戦的性格を色濃く表しており、その豪壮さと鋭利さの中に、幕末から明治への転換期という世相を雄弁に伝える一振といえるでしょう。 ※委託品
Certificate reading — 銘 伯耆國吉次 慶應二年八月日
取扱店 刀心












伯耆 · 1868-1912頃
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明治 廃刀令ののち
1876年の廃刀令は帯刀を終わらせ、工芸そのものを死の淵に追った。軍の需要と皇室の庇護が命脈を保ち、1906年には月山貞一と宮本包則が帝室技芸員に任じられている。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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