二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
本作山城大掾藤原義行は、江戸時代前期の寛文頃(1661~1673)豊後国において活躍した藤原高田刀工。藤原高田は、南北朝期の藤原友行が始祖といわれる一派で、新刀期には肥後細川家の庇護を受け反映した。銘に藤原姓を切るので藤原高田と称される。 本作は、小板目のよく詰んだ地鉄、冴えた中直刃、小丸に返る帽子、勝手下がりの鑢目など、藤原高田の特色をよく示す堂々とした作。 棕梠青貝微塵塗込鞘の時代拵が附されている。昭和26年3月7日千葉県登録、古い昭和36年貴重刀剣、昭和43年特別貴重刀剣認定書を経て令和8年保存刀剣審査合格。




















豊後 · 1661-1673頃
刀剣大鑑 上位87%
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江戸時代
二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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