二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
佐寿は佐那河内村出身で阿波藩蜂須賀家に仕えていた刀工です。銘鑑には佐寿について詳細な記述はありませんが、地元徳島県に於いては郷土刀として名高く、徳島市立徳島城博物館には、阿波正阿彌の嫡系で幕末に活躍したとされる平田長美による見事な龍の刀身彫刻が施された脇指が常設展示されています。 この刀は杢目肌が良く練れて詰むも少しく肌立ち、一切の破綻無き精良な地鉄に匂口明るい直刃を焼き上げた作品で、所々で大湾れごころを呈し、横手下から焼き幅を広げ、帽子の焼きたっぷりと、先大丸に返り、佐寿の技量の高さを示す傑出の出来です。 登録も昭和26年2月と、大名登録最初期であり、当時の金着はばきが装着されていることから、蜂須賀家旧蔵の名刀ではないかと鑑せられます。 ※現状では刀身中央部辺りに、刃先になにかしら当たったような個所があります。お手頃価格にて部分研磨承ります。
Certificate reading — 銘 阿波住安喜佐寿 文政二年八月日
取扱店 刀心










江戸時代
二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトお求めになられた商品とは異なる商品をお届けしてしまった場合や、表記内容と現物とに大きな隔たりなどがあった場合を除き、基本的に返品はお受けいたしません。返品をご要望の場合は、商品到着後3日以内に御連絡の上ご返送下さい。
¥660,000