時代 : 江戸中期 国 : 長門国 証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会 保存刀装具 鑑定書 形 : 丸形 鉄地 肉彫地透 金布目象嵌 角耳小肉 縦 : 73.3mm 横 : 73.7mm 耳 : 4.9mm Period : Mid Edo 18c Country : Nagato Paper : NBTHK Hozon Paper Length : 73.3mm Width : 73.7mm thickness : 4.9mm 長門国は山陽道に属し、周防国とともに現在の山口県に該当します。毛利家の城下町・萩は、全国でもっとも多くの鐔工が活躍した町で、著名工には中井善助友恒、河治権之充友周、岡田宣政、八道市平友清などがあげられます。 本作は長州萩住河治佐兵衛尉友恒在銘の鐔で、中井善助友恒とは有縁と言われています。長州鐔は鉄地真丸型で鋤出高彫を施した作が多くありますが、本作のような透鐔もあり、作風は多岐にわたります。菊は奈良時代から平安時代初めにかけて中国から伝えられ、春の桜と同様に秋の菊が平安貴族に愛でられてきました。丁子は熱帯産の木の名で、実からとった油を香料・薬剤として古来より用いられていたようで、正倉院の宝物の帳外薬物との記載が残されているようです。この鐔はそれらを透かしの図柄に取り入れた作品となっています。笄の櫃穴を見ると銘の無い方が表なのだろうかと思われたりもしますが、銘がある方が表として使用されていたようです。








友恒
江戸
長門
在銘
保存 (NBTHK)
鐔工 · 長門 · 1670頃
現在1点販売中
友恒の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
鐔工 · 長門
現在20点販売中
長州(長門国)における鐔工の伝統は、京都の平安城透の鐔工が周防・長門の大内家に招かれて移住したことに始まる。この移住により古萩と呼ばれる一派が成立し、室町時代末期から江戸時代初期にかけて繁栄した。その後、毛利家の庇護のもとで長州は「東の会津、西の長州」と称されるほどの鐔の一大産地へと発展し、鐔工の数と作品数において全国有数の地位を占めるに至った。河治・中原・八道・岡田・岡本・金子・中井など多くの流派が輩出し、なかでも中井派の友恒(善助)は毛利家の抱え工として宝暦八年より三人扶持四石を支給され、萩鐔隆盛の一翼を担う名工として聞こえている。 長州鐔の作風は鉄地を基調とする。古萩は、画題が殆ど枝菊の鉄鐔であり、陰陽の透しを施して陰透しの線の細いところは京透に近似する一方、陽透しの部分は薄肉風に表され、「他工には見られない独特の雅味」と「繊細さと豊艶を併せ持つ渋みと柔らかな雅趣」を生み出している。後代の中井派はこの鉄地の伝統を継承しつつ、より広範な技法を駆使した。薄手の鉄地あるいは槌目鍛の鉄鐔を用い、鋤出高彫・肉彫地透・象嵌色絵・金布目象嵌など種々の工法を展開し、手長猿の遊ぶ山間の景や式三番を演じる翁と三番叟など、動きのある構図を見事に造形している。引き締まった肉取り、効果的な色金の配置、鋭く切り立った角耳に施された金布目象嵌など、鋭敏にして華麗な仕上げに特色がある。 長州鐔の伝統は、地方の鐔工群の枠を超えた存在として刀装具史上に独自の位置を占める。中井善助友恒の傑出した作品について、審査では「いわゆる萩鐔の範疇を超越した出来栄え」であり「構図、彫技、鉄味ともに傑出している」と評している。一方、古萩の作域は京都の透鐔の系譜に根ざしながらも「他の透鐔工には見られない古萩特有のもの」へと昇華されており、長門国における金工の深い蓄積と数世紀にわたる連続性を物語っている。
銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト商品到着後3日以内にお電話にてご連絡の上、翌日にご返送ください。その際の郵送料、セキュリティーサービス料はお客様のご負担となります。
時代 : 江戸中期 国 : 長門国 証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会 保存刀装具 鑑定書 形 : 丸形 鉄地 肉彫地透 金布目象嵌 角耳小肉 縦 : 73.3mm 横 : 73.7mm 耳 : 4.9mm Period : Mid Edo 18c Country : Nagato Paper : NBTHK Hozon Paper Length : 73.3mm Width : 73.7mm thickness : 4.9mm 長門国は山陽道に属し、周防国とともに現在の山口県に該当します。毛利家の城下町・萩は、全国でもっとも多くの鐔工が活躍した町で、著名工には中井善助友恒、河治権之充友周、岡田宣政、八道市平友清などがあげられます。 本作は長州萩住河治佐兵衛尉友恒在銘の鐔で、中井善助友恒とは有縁と言われています。長州鐔は鉄地真丸型で鋤出高彫を施した作が多くありますが、本作のような透鐔もあり、作風は多岐にわたります。菊は奈良時代から平安時代初めにかけて中国から伝えられ、春の桜と同様に秋の菊が平安貴族に愛でられてきました。丁子は熱帯産の木の名で、実からとった油を香料・薬剤として古来より用いられていたようで、正倉院の宝物の帳外薬物との記載が残されているようです。この鐔はそれらを透かしの図柄に取り入れた作品となっています。笄の櫃穴を見ると銘の無い方が表なのだろうかと思われたりもしますが、銘がある方が表として使用されていたようです。








友恒
江戸
長門
在銘
保存 (NBTHK)
鐔工 · 長門 · 1670頃
現在1点販売中
友恒の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
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鐔工 · 長門
現在20点販売中
長州(長門国)における鐔工の伝統は、京都の平安城透の鐔工が周防・長門の大内家に招かれて移住したことに始まる。この移住により古萩と呼ばれる一派が成立し、室町時代末期から江戸時代初期にかけて繁栄した。その後、毛利家の庇護のもとで長州は「東の会津、西の長州」と称されるほどの鐔の一大産地へと発展し、鐔工の数と作品数において全国有数の地位を占めるに至った。河治・中原・八道・岡田・岡本・金子・中井など多くの流派が輩出し、なかでも中井派の友恒(善助)は毛利家の抱え工として宝暦八年より三人扶持四石を支給され、萩鐔隆盛の一翼を担う名工として聞こえている。 長州鐔の作風は鉄地を基調とする。古萩は、画題が殆ど枝菊の鉄鐔であり、陰陽の透しを施して陰透しの線の細いところは京透に近似する一方、陽透しの部分は薄肉風に表され、「他工には見られない独特の雅味」と「繊細さと豊艶を併せ持つ渋みと柔らかな雅趣」を生み出している。後代の中井派はこの鉄地の伝統を継承しつつ、より広範な技法を駆使した。薄手の鉄地あるいは槌目鍛の鉄鐔を用い、鋤出高彫・肉彫地透・象嵌色絵・金布目象嵌など種々の工法を展開し、手長猿の遊ぶ山間の景や式三番を演じる翁と三番叟など、動きのある構図を見事に造形している。引き締まった肉取り、効果的な色金の配置、鋭く切り立った角耳に施された金布目象嵌など、鋭敏にして華麗な仕上げに特色がある。 長州鐔の伝統は、地方の鐔工群の枠を超えた存在として刀装具史上に独自の位置を占める。中井善助友恒の傑出した作品について、審査では「いわゆる萩鐔の範疇を超越した出来栄え」であり「構図、彫技、鉄味ともに傑出している」と評している。一方、古萩の作域は京都の透鐔の系譜に根ざしながらも「他の透鐔工には見られない古萩特有のもの」へと昇華されており、長門国における金工の深い蓄積と数世紀にわたる連続性を物語っている。
銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト商品到着後3日以内にお電話にてご連絡の上、翌日にご返送ください。その際の郵送料、セキュリティーサービス料はお客様のご負担となります。