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仕様
20.8 cm
1.81 cm
作者について
Hatakeda Morishige守重
備州長船守重は、通説に畠田系の刀工と伝えられ、銘鑑では二代守家の子で、元重の父としている。年紀作は鎌倉末葉の嘉元、延慶、正和、文保、元応などが知られる。二代守家に弘安三年紀があることを以てすれば時代的には妥当である。作風は直刃調に互の目を交えて足が入る手と、景光や元重を思わせる片落互の目をあらわしたものがあり、畠田派よりは、むしろ長船色の濃い刀工といえる。 守重の一般的作風は、太刀は直刃調に互の目を交えて足が入る手と、短刀には景光を思わせる肩落ち互の目を主調にした出来のものがある。太刀の作例として、板目に杢交じり、処々大肌と流れ柾が目立ち、乱れ映り鮮明に立つ地鉄に、直刃調に互の目・角がかる刃など交じり、逆足入り、小足・葉を交え、匂本位で、処々匂口うるむ刃文を焼いたものがある。また、小板目肌つみ、地沸微塵によくつき、地鉄が冴え、乱れ映り立ち、佩表に流れ肌と地斑を交えるものもある。刃文は、直刃調に角がかった互の目ごころを交え、小足・逆足入り、匂本位、匂口締って冴える。帽子は直ぐに小丸に返る。短刀においては、板目詰み、映り立つ地鉄に、互出来の肩落ちごころの互の目を焼く作風が見られる。 守重有銘作の現存するものは極めて少なく、作域について十分な検討を尽し得ないながらも、当時の長光二代或いは長光一派の長元や真長などの作風と相通うものがある。このことから、畠田派も完全にこの時代には長船派に溶けこんでしまった感が窺える。地刃の出来は到って地味であるが、同作有銘の現存するものは極め少く、資料的価値も高い。



