1800年前後、水心子正秀は著述をもって、鍛刀は古作の法に立ち返るべしと説いた。復古刀の運動である。最大の後継者直胤は、数百年絶えていた備前伝と相州伝を確信をもって再現した。
名工吉幸は出雲藩のお抱え刀工。短刀や姿の良い刀を得意とする。 本作の短刀は、菖蒲造りの美しい姿に、棒樋に梵字、そして護摩樋が彫られております。 新々刀らしい、緻密な地肌は板目に柾目が流れ、匂出来の直刃には働きが盛んに現れる。 拵も当時の石目塗り合口拵であり、桜の意匠を取り入れたここにしかない作りが秀逸である。 四分一地の金具がまた格式が高い。 1854年に造られ、170年が経とうとしている貴重な作品を、ぜひ大事になさってください。
Certificate reading — 銘 吉幸(曙峯軒) 嘉永七年二月日




伯耆 · 1848-1854頃
藤代 中作 · 刀剣大鑑 上位95%
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新々刀 復古の運動
1800年前後、水心子正秀は著述をもって、鍛刀は古作の法に立ち返るべしと説いた。復古刀の運動である。最大の後継者直胤は、数百年絶えていた備前伝と相州伝を確信をもって再現した。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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