二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
コンテンツへスキップ 商品番号 UJKA133 – カタログ 18 – 売約済 刀:田代兼元 (田代兼元) 本作は、16世紀の美濃伝の頂点を極めた名工、二代孫六兼元の末子と伝えられる「田代兼元」の極めが付いた、身幅もしっかりとした定寸の刀です。江戸時代初期に活躍した田代兼元は、父が築き上げた名声とその伝統を忠実に継承しており、本作はその作風を顕著に示した優品といえます。 最大の見どころは、兼元伝の代名詞である「三本杉」の刃文です。三つおきに山が重なる杉の梢のような刃取りが、リズミカルに、かつ力強く焼き上げられています。刃中には金筋や砂流しといった「働き」が豊富に現れ、鑑賞の際にも見応え十分です。また、生茎(うぶなかご)に羽書(はがき)の鑢目(やすりめ)が残る完全な姿を保っており、この価格帯としては極めて価値の高い一振りです。 長さは69.3cmと、寛永年間における武士の典型的な打刀の寸法であり、バランスに優れ、身幅も健全です。磨上げられていない当時のままの姿を保っており、鑑賞用としてはもちろん、居合の拵を製作するベースとしても、愛好家や実践者の方に大きな可能性を秘めた一振りです。 商品番号 UJKA133 種別 刀 極め 濃州住藤原田代兼元(無銘) 国 美濃国(岐阜県) 流派 兼元(美濃伝) 時代 江戸初期 ― 寛永頃(1624-1644年) 長さ 69.3cm 反り 1.4cm 元幅 3.04cm 茎 生茎、羽書鑢 地肌 小板目 刃文 三本杉、金筋・砂流し交じる 鑑定書 日本美術刀剣保存協会(NBTHK) 保存刀剣 カタログ カタログ 18 状態 売約済 付属品 白鞘、刀袋、刀掛け、お手入れ道具、DVD、手引書、輸出許可申請書類 ⇩ PDF解説をダウンロード ホーム 刀剣 販売中 カタログ 重要刀剣ギャラリー サービス 拵製作 リソース お問い合わせ 検索 VIPメールリスト

美濃伝 · 美濃 · 1624-1644頃
藤代 Chu-jo saku · 刀剣大鑑 上位87%
現在2点販売中
美濃伝 · 美濃
現在27点販売中
兼元は、美濃国関を本拠とした末美濃の刀工で、室町時代後期に和泉守兼定と並んで美濃鍛冶を代表する家系である。同名が相継いで栄えたが、なかでも最も技量にすぐれるのは二代で、世上この兼元を指して「孫六兼元」と呼称し賞翫してきた。「孫六」は兼元家代々の通称であり、二代がとりわけ著名であることから、この称がそのまま二代の代名詞として用いられている。居住地を明示した作には「濃州赤坂住」と切るものがあり、赤坂を一つの拠点としていたことが知られる。説示には明応・享禄・大永などの年紀を有する作が挙げられ、紀年銘の比較的少ない同家にあって、これらは作期や系統を研究するうえで好資料とされている。 作風の中核をなすのは、三本杉と称される尖り互の目の連れた刃文である。各代を通じてこの刃文を得意とするが、二代と後代とでは趣を異にする。代が下ると尖り刃の形が鋭角的で規則正しく揃うのに対し、二代は互の目の頭が処々丸みをおびて変化を見せ、三本杉のほかに二本杉・四本杉・五本杉といった群落を交えるなど画一的でないところに特色がある。説示はこれを行草の体の三本杉と評し、刃取りに起伏を見せて変化に富む点を二代の見どころとする。地鉄は板目に杢・流れ柾を交えて肌立ちごころとなり、地沸が細かにつき、地景が入り、白け映りが立つのが常で、帽子は乱れ込んで先丸く地蔵状に返るものが多い。一方、初代はあまり三本杉が目立たず、互の目に互の目丁子を交え、時に湯走り・飛焼を伴うものが多く、年紀は明応六年を最も古いものとし、居住地はすべて濃州赤坂住と切られる。二代と初代、さらに後代との別は、こうした刃文の構成と地鉄の風合いから見分けられる。 伝来をみると、二代兼元は実戦刀としての評価が高く、元亀元年の姉川の戦で青木一重が真柄真隆を討ったと伝える青木兼元、また截断銘を裏に施した作などが知られ、切れ味を尊ぶ風が早くから付随していた。金象嵌で笹露と号した作のように、所持者の名とともに伝えられた優品もある。作刀は薙刀・刀・脇指・短刀に及び、長寸で先の張った雄勁な造込みのものから、来写し・京物写しと目される稀な直刃の上品な短刀まで幅があり、二代の技量の振幅を伝えている。説示はこれらを孫六兼元の典型かつ出色の出来口として位置づけ、行体の三本杉が匂口明るくよく沸え、地刃ともに冴える点を賞するとともに、末関を代表する刀工としての名声を確かなものとしている。 詳しく見る →
二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトAll swords come with a three-day inspection period beginning from the date of delivery. If not satisfied, the sword may be returned within this period for a full refund of the purchase price. Outside of this period, all sales are final. Swords purchased on a layaway payment plan are not eligible for the three-day inspection period.
コンテンツへスキップ 商品番号 UJKA133 – カタログ 18 – 売約済 刀:田代兼元 (田代兼元) 本作は、16世紀の美濃伝の頂点を極めた名工、二代孫六兼元の末子と伝えられる「田代兼元」の極めが付いた、身幅もしっかりとした定寸の刀です。江戸時代初期に活躍した田代兼元は、父が築き上げた名声とその伝統を忠実に継承しており、本作はその作風を顕著に示した優品といえます。 最大の見どころは、兼元伝の代名詞である「三本杉」の刃文です。三つおきに山が重なる杉の梢のような刃取りが、リズミカルに、かつ力強く焼き上げられています。刃中には金筋や砂流しといった「働き」が豊富に現れ、鑑賞の際にも見応え十分です。また、生茎(うぶなかご)に羽書(はがき)の鑢目(やすりめ)が残る完全な姿を保っており、この価格帯としては極めて価値の高い一振りです。 長さは69.3cmと、寛永年間における武士の典型的な打刀の寸法であり、バランスに優れ、身幅も健全です。磨上げられていない当時のままの姿を保っており、鑑賞用としてはもちろん、居合の拵を製作するベースとしても、愛好家や実践者の方に大きな可能性を秘めた一振りです。 商品番号 UJKA133 種別 刀 極め 濃州住藤原田代兼元(無銘) 国 美濃国(岐阜県) 流派 兼元(美濃伝) 時代 江戸初期 ― 寛永頃(1624-1644年) 長さ 69.3cm 反り 1.4cm 元幅 3.04cm 茎 生茎、羽書鑢 地肌 小板目 刃文 三本杉、金筋・砂流し交じる 鑑定書 日本美術刀剣保存協会(NBTHK) 保存刀剣 カタログ カタログ 18 状態 売約済 付属品 白鞘、刀袋、刀掛け、お手入れ道具、DVD、手引書、輸出許可申請書類 ⇩ PDF解説をダウンロード ホーム 刀剣 販売中 カタログ 重要刀剣ギャラリー サービス 拵製作 リソース お問い合わせ 検索 VIPメールリスト

美濃伝 · 美濃 · 1624-1644頃
藤代 Chu-jo saku · 刀剣大鑑 上位87%
現在2点販売中
美濃伝 · 美濃
現在27点販売中
兼元は、美濃国関を本拠とした末美濃の刀工で、室町時代後期に和泉守兼定と並んで美濃鍛冶を代表する家系である。同名が相継いで栄えたが、なかでも最も技量にすぐれるのは二代で、世上この兼元を指して「孫六兼元」と呼称し賞翫してきた。「孫六」は兼元家代々の通称であり、二代がとりわけ著名であることから、この称がそのまま二代の代名詞として用いられている。居住地を明示した作には「濃州赤坂住」と切るものがあり、赤坂を一つの拠点としていたことが知られる。説示には明応・享禄・大永などの年紀を有する作が挙げられ、紀年銘の比較的少ない同家にあって、これらは作期や系統を研究するうえで好資料とされている。 作風の中核をなすのは、三本杉と称される尖り互の目の連れた刃文である。各代を通じてこの刃文を得意とするが、二代と後代とでは趣を異にする。代が下ると尖り刃の形が鋭角的で規則正しく揃うのに対し、二代は互の目の頭が処々丸みをおびて変化を見せ、三本杉のほかに二本杉・四本杉・五本杉といった群落を交えるなど画一的でないところに特色がある。説示はこれを行草の体の三本杉と評し、刃取りに起伏を見せて変化に富む点を二代の見どころとする。地鉄は板目に杢・流れ柾を交えて肌立ちごころとなり、地沸が細かにつき、地景が入り、白け映りが立つのが常で、帽子は乱れ込んで先丸く地蔵状に返るものが多い。一方、初代はあまり三本杉が目立たず、互の目に互の目丁子を交え、時に湯走り・飛焼を伴うものが多く、年紀は明応六年を最も古いものとし、居住地はすべて濃州赤坂住と切られる。二代と初代、さらに後代との別は、こうした刃文の構成と地鉄の風合いから見分けられる。 伝来をみると、二代兼元は実戦刀としての評価が高く、元亀元年の姉川の戦で青木一重が真柄真隆を討ったと伝える青木兼元、また截断銘を裏に施した作などが知られ、切れ味を尊ぶ風が早くから付随していた。金象嵌で笹露と号した作のように、所持者の名とともに伝えられた優品もある。作刀は薙刀・刀・脇指・短刀に及び、長寸で先の張った雄勁な造込みのものから、来写し・京物写しと目される稀な直刃の上品な短刀まで幅があり、二代の技量の振幅を伝えている。説示はこれらを孫六兼元の典型かつ出色の出来口として位置づけ、行体の三本杉が匂口明るくよく沸え、地刃ともに冴える点を賞するとともに、末関を代表する刀工としての名声を確かなものとしている。 詳しく見る →
二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトAll swords come with a three-day inspection period beginning from the date of delivery. If not satisfied, the sword may be returned within this period for a full refund of the purchase price. Outside of this period, all sales are final. Swords purchased on a layaway payment plan are not eligible for the three-day inspection period.