二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
大正九年熊本に生まれた谷川盛吉(たにがわ もりよし)刀匠は、昭和九年十四歳で筑前金剛兵衛の流れを汲む盛高靖博の弟子となる。苦心の末に樹立した作風は、元先の身幅が広く大鋒の造り込みに、地刃が明るく、刃中に金線や砂流しが走って、天保頃閃光を放ったあの源清麿を想起させるもの。日本美術刀剣保存協会の新作刀展では、文化庁長官賞等の特賞を連続受賞して無鑑査となり、刀界に大きな足跡を示した。
Kumamoto · 1926-1989頃
現在9点販売中
昭和から現代へ 断絶と再生
二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
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