二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
本作は、昭和64年(1989)の裏銘年紀および銘振りより、八代法華三郎信房(本名高橋昇・当時80歳・91歳没)が存命時であったことから、のちに九代となる息子法華三郎信次(本名高橋大喜)が父・八代法華三郎信房の代作代銘と考えられる。九代法華三郎信房(高橋大喜)は、昭和14年(1939)生まれ。18歳(1957)より父である無鑑査刀匠の八代法華三郎信房に師事し作刀・研鑽を積む。昭和59年(1974)作刀承認を受け、平成12年(2000)父八代没後、江戸時代より続く名跡「法華三郎信房」の九代目を襲名。本作は代作者九代法華三郎50歳(当時八代法華三郎信房80歳)の壮麗なる脇指。独特な法華三郎信房の銘を刻し継承した大和伝保昌派の作風を見事に示した作。
















Rikuzen · 1926-1989頃
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昭和から現代へ 断絶と再生
二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
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