二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
番号:AS25107 脇差:白鞘入り(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣) 銘文:傘笠正峯作之(人間国宝) 癸亥年二月(1983年) 鞘書き:第十九回新作名刀展出品作 正峯(花押) 当社では刀工の出来映えにより、最上作、上々作、上作、普通作に分類しております。 本作は傘笠正峯の作品の中でも「上作」にランクされる逸品です。 ハバキ:金着一重 長さ:31.3 cm(1尺3分) 反り:0.2 cm 目釘穴:1個 元幅:2.67 cm 重ね:0.51 cm 刀身重量:255 g 体配: 短刀としては身幅がやや広く、重ねもしっかりとした三ヶ棟の体配。 生刃(うぶは)が残り、健全で見事な姿をしております。 地鉄: 小板目肌がよく詰み、精良な地鉄となります。 刃文: 匂口の深い小互の目乱れ。 帽子は貞宗風となり、先が尖りごころに深く返っています。 特徴: 傘笠正峯(本名:隅谷正峯)は、大正10年(1921年)生まれ。桜井正幸に師事。 最高賞である正宗賞を三度受賞し、昭和56年(1981年)に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。 平成10年(1998年)没。 葵美術より一言: 今日において、人間国宝に認定されることは極めて稀な名誉です。 相州伝の宮入行平、独自の「隅谷丁子」を確立した隅谷正峯、そして「直刃の大隅」と称された大隅俊平など、錚々たる名工が名を連ねてきました。 現在もその域に達する刀匠は存在しますが、新たに認定されるには至っておりません。 本作は正峯自身による鞘書きが施された、極めて貴重な一振りです。 自信を持ってお勧めできる名工の作品を、ぜひお手元でご覧ください。 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣 葵美術評価鑑定書:全身押し形 ※海外送料は価格に含まれておりません。 販売価格:1,300,000円 ご注文フォーム 関連商品: 脇差:大隅俊平(1989年作・人間国宝)(特別保存刀剣) 脇差(寸延短刀):青龍軒盛俊 文久二年二月日
Certificate reading — 銘 傘笠正峯作之 癸亥年二月日






Ishikawa · 1921-1998頃
現在11点販売中
昭和から現代へ 断絶と再生
二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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