説明

江戸中期 The middle period of Edo era 縦:82.0mm / 横:75.2mm / 切羽台厚:3.9mm / 重さ 142g 附属 保存刀剣鑑定書、桐箱 埋忠重光は、江戸時代中期の享保~寛延頃に活躍した金工です。 本作は、鍛えの良い鉄地に菊花と楓をあしらった、武骨ながらも風情漂う一枚です。大振りの造りゆえ、長寸の刀にも相応しく、拵映えのする堂々たる逸品です。

菊花楓図鐔 山城國西陣住埋忠重光Yamashiro no kuni 12-902

菊花楓図鐔 山城國西陣住埋忠重光Yamashiro no kuni 12-902

¥132,000

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流派について

Umetada School埋忠派

1 重要美術品1 特別重要刀剣4 重要刀剣

埋忠派は桃山時代を代表する金工集団であり、刀装具制作において後藤家と並び称される名流である。その鐔制作の技術は他の追随を許さず、古来より「埋忠鐔」の名を以て絶賛されている。特に埋忠彦次郎を中心とする本流は、吉川広家指料の「碇切り」に代表される苔鑢の妙技で知られ、金無垢地に施された鑢目の高尚な品格は筆舌に尽くせないほどである。桃山期における溌剌とした芸術精神を反映し、鐔の世界に新生面を拓いた。 作風の特徴として、金無垢、素銅、真鍮など多様な地金を用い、絶妙な肉取りの平地に締まった肉置きを見せる。斜めに掛けられた鑢や角耳の鑢仕立ては埋忠の真髄であり、切羽台外周に施された微妙な角度の配慮は、拵や刀装具を熟知した技術者ならではの工夫である。意匠は桜花透、胡蝶透、葡萄文、菊唐草文など図案化された文様を陰透や平象嵌で表し、明寿が創始した赤銅・銀・金の平象嵌研出しの技法は極めて効果的である。家紋を散らした刻印打込や七宝象嵌など装飾性に富み、絵画的で雅な雰囲気が満ちている。 江戸時代に入ると京都金工界において後藤、平田、正阿弥と各派が互いに影響し合い、埋忠派もその作風に変化を見せている。埋忠寿斉の銘がある慶長十年正月の縁頭は、金無垢地に家紋散図を施した豪華な仕立てであり、上層武家の需要に応えた作例として知られる。金無垢の鐔は度々の激動期に鋳潰されたため桃山期以前の作品は極めて少なく、現存する作例は資料的にも貴重である。埋忠二字銘の作品も江戸前期に見られ、明寿に近い出来を示すものもある。

刀剣商

刀心

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¥132,000

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