二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
刃長50センチ 反り1センチ 元幅29.2ミリ 元重ね5.2ミリ 物打幅23.2ミリ 物打重ね5.5ミリ 横手位置幅20.5ミリ 松葉先重ね4.4ミリ 裸身重量447グラム。 江戸中期享保十年(1725) The middle period of Edo era 平成23年12月22日 兵庫県登録 附属 保存刀剣鑑定書、素銅地金鍍金二重はばき、白鞘(鞘書有) 本国豊後。初銘を行春、のち行平と改め、紀行平の裔と称す。延宝中唐津に移り、のち武蔵江戸に来て麻布、鷹番に住し、また相模にて綱廣に師事し、再度唐津に住しました。 本阿弥家より本の一字を受けて本行と改名し、老後は豊後太郎と唱え、銘文の「本」の字を松葉の如く崩して切ったことから、世に松葉本行として名高い業物刀工です。 この脇指は、元先の幅差頃好く開き、反りも程よくついて、姿の均整が実に美しい一振です。地鉄は小板目がよく錬れて綾杉肌を呈し、淡く映りごころが立って地景も入り、精美なる肌合いを示しています。刃文は広直刃調ながら、綾杉肌と呼応して互ノ目乱れを交え、刃縁には綾杉状の砂流が幾重にもかかるなど、動きに富んだ景色を見せます。鋩子は直ぐ調に穏やかに乱れ込み、大粒の沸を伴って冴え、表裏共に焼詰風に短く返っています。 刀剣趣味人垂涎の綾杉肌を見事に顕した逸品。是非この機会にお求めください。
Certificate reading — 銘 高田河内守源本行作 享保十歳八月日
取扱店 刀心











肥前 · 1716-1736頃
刀剣大鑑 上位87%
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江戸時代
二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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