二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
加州兼巻初代五郎右衛門の子で、宮村清蔵と称し、初め金沢に住し、寛永17年に小松に移ったため、小松兼巻ともいわれており、承応4年に没している。 本刀は典型的な寛永新刀の姿を呈し、表は得意の直刃で、裏は加州の一般的な角張る湾れ刃を焼き、所謂児手柏で出来宜敷く、彼の代表作である。(田野辺探山先生御鞘書より抜粋) 賀州金沢の居住地と寛永年紀も入った入念作で、表裏の刃文が異なる児手柏を焼き、金筋・砂流し・湯走等がよく働いて出来が良く、黒呂色塗の拵が付されている事も好ましい優刀である。




加賀 · 1624-1644頃
刀剣大鑑 上位76%
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江戸時代
二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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