二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
八鍬靖武刀匠は明治四十二年十二月七日、山形県最上郡鮎川村の生まれ。刀工を志して昭和十年東京靖国神社内の日本刀鍛錬所に入り、池田靖光刀匠に作刀技術を学ぶ。戦後は伊勢神宮遷宮の太刀鍛造を拝命した塚本起正師の元で作刀を続け、古名刀への憧れを胸に研究を深化。昭和五十六年には日光二荒山神社の備前長舩倫光を範として、茎に「一期一振也」と銘打った四尺余の大太刀を発表し、現代刀展の最高賞「正宗賞」に輝いた。



Tokyo · 1926-1989頃
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昭和から現代へ 断絶と再生
二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
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