二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
昭和四十年十一月三十日誕生の、秋篠宮文仁親王のために高橋貞次刀匠が製作した御守刀と同じ鋼を用い、古式に倣って八寸五分ほどの典雅な姿格好に造り込んだ短刀。手本は遍く知られる粟田口である。平成十八年に誕生した悠仁親王の御守り短刀が、人間国宝(重要無形文化財保持者指定)の天田昭次刀匠の手で鍛えられたことは記憶に新しい。この例のように、歴代の皇室においては、親王がお生まれになった際に守護を目的に天皇陛下から短刀が贈られるという儀式があり、この極めて日本的とも言いうる慣例にあやかり、時代を代表する刀工に写し物を望む数奇者も多い。

Ehime · 1926-1989頃
現在3点販売中
昭和から現代へ 断絶と再生
二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
弊社の過失により、本来の状態と著しく異なる場合には商品の返品が可能です。クーリングオフは商品到着後一週間以内です。