二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
国宝 山鳥毛の写しに成功し時代を代表する名工となった大野義光刀匠の傑作。大野義光(おおのよしみつ)は、1948年新潟県西蒲原郡黒埼町に生まれ、1969年、吉原義人に師事。1975年、新作名刀展に初出品し、奨励賞を受賞。1976年、新潟に大野義光鍛刀場を設立。1980年まで連続で努力賞、1981年に奨励賞、1982年に高松宮賞を獲得、そして1984年から高松宮賞を4年連続で獲得し、1987年、無鑑査刀匠に認定、2012年には葛飾区指定無形文化財に認定されている。大野義光刀匠の作品では、指表腰元に見られる半島状の匂口が特徴の「山鳥毛写」がよく知られ、「大野丁子」と呼ばれる華やかな重花丁子乱れも、高く評価されている。本作は大野義光の名を世に知らしめ、同作の真骨頂といわれる山鳥毛写の傑作で、本歌より少し大振りにした豪壮な姿に、清涼な地鉄、なにより千差万別な丁子乱れをこれでもかと焼き付けた優品で、過去経眼した山鳥毛写しの中でも右翼のもので、山鳥毛写の大きな見どころである腰元に浮かぶ積乱雲の如き乱れ刃も見事に現れた同作中の傑作である。
取扱店 飯田高遠堂




Niigata · 平成〜令和
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昭和から現代へ 断絶と再生
二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
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