徳川の泰平のもと、大小は法度の定める身分の制服となり、需要は城下町、とりわけ江戸に集まった。工芸は二つに分かれる。目利きのための華やかな鑑賞の作と、截断の結果を金象嵌に刻む実証の刀である。
一関士宗明は名を保田宗明、初名を文吉といい、一関藩田村家に列する藩士でした。嘉永頃、藩命により江戸へ上り桑名藩の刀工固山宗次の門人になります。安政3年(1856年)23歳で宗次の技を会得し宗明の銘をもらい、一関士宗明と号するようになります。刻銘は、一関士宗明、陸中一関住久保田宗明。師が得意とした備前伝互の目乱刃を焼き、匂に沸を強調し特に切れ味に意を注ぐと云われた人です。 この刀は、長寸で元幅広く重ねも確りとし誠に健全かつ豪壮な姿を呈した注文打(応屋崎良動需)の一刀で、宗明の特徴と円熟した技量が顕現に示された代表作品です。地鉄は小板目肌に、杢目肌が交じり詰んだ柔らかく美しい肌合いに地沸がつく強い鍛の地金です。刃紋は、連続して乱れる小互の目刃紋で、匂口冴えて明るく、匂足長くよく入り、刃縁には小沸が明るくついて映えます。刃中には、砂流し細かに掛かり働きも盛んです。帽子は直ぐとなり先掃きかけ心で小丸へ返ります。茎は長めで仕立ては至極丁寧です。銘ぶりも上手でスッキリとした書体で刻銘されております。裏には注文主の刻銘も入り見るからに筋が良さそうであり、伝来も確かなものと思われます。このように、保存状態が極めてよく、研ぎ減りなども最小であり、何よりも姿が豪壮。地刃も健全で文句なしの豪刀です。 特別保存刀剣鑑定書。白鞘。寒山鞘書、固山門人、一関士宗明の健全無比な優刀で、宗明の代表作です。








販売店の記載のまま
Rikuchu · 1854-1866頃
藤代 中上作 · 刀剣大鑑 上位76%
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江戸時代
徳川の泰平のもと、大小は法度の定める身分の制服となり、需要は城下町、とりわけ江戸に集まった。工芸は二つに分かれる。目利きのための華やかな鑑賞の作と、截断の結果を金象嵌に刻む実証の刀である。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトNo cooling-off period or returns; refund only if the purchased sword is proven fake, capped at purchase price (excludes commission sales, accessories, auction items).