二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
一関士宗明は陸奥(陸中)の刀工。本名・久保田充昌。一関藩の藩士。嘉永頃に江戸に上り、固山宗次の門人となる。安政三年(1856)に「宗」の字を授けられ、宗明と名乗る。一関に帰郷した宗明を藩は厚遇し、作刀を奨励した。 本刀は在銘の刀。刃文は小互の目。鍛えは小板目に杢目交じる。帽子は直ぐに小丸に返る。刃縁に小沸、地沸つき、匂口明るく、素晴らしい出来の一振りです。刀身だけで1kgを超える豪刀ですが、白鞘でも手持ちのバランスがとても良い。一関藩士は戊辰戦争の際に宗明の刀を携えて戦に向かったと伝わっていますが、それが体感できるような見て良し、使って良しの一振りです。 白鞘が付属します。寒山先生の鞘書があります。鎺は金色絵。 刀身に若干ヒケあります。横手付近と切先棟側にヒケ、スレ疵、鞘当たりあります。以上、写真にて詳細ご確認頂ければと思います。


















































Rikuchu · 1854-1866頃
藤代 中上作 · 刀剣大鑑 上位76%
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江戸時代
二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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