二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
信州松代城下竹山町に住む。師は「四谷正宗」と称された源清麿の兄にあたる山浦真雄。真雄は河村寿隆の門人で小諸藩の御用を務め、のちに上田藩、松代藩の抱え工となり、終生信州の郷里で鍛刀し続けた。宗次は信州にて真雄の下で作刀し、慶応期には筑前守を受領し名を宗次から宗継に改めた。 本作は武用第一と認められた真雄の刀にも劣らない身幅と重ねがしっかりとした体配に、地鉄は板目肌よく鍛えられ、刃文は互の目連なり足よく入り沸出来となり砂流しさかんにかかる見栄えの良い短刀となる。 拵は黒呂色の鞘に丸龍の出し目貫が付いた引き締まった拵となっている。






信濃 · 1860-1861頃
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江戸時代
二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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