庄内銭図鍔 LS011 赤銅地に雲、あるいは波間に覗く銭を描いた一枚。色揚げの状態も良く、保存状態は極めて良好です。 寸法:縦 7.25 cm x 横 6.77 cm x 厚さ 0.45 cm 鑑定:日本美術刀剣保存協会(NBTHK)保存刀剣鑑定書(庄内) 本作は江戸中期に栄えた庄内正阿弥派とは系統を異にする、江戸後期に隆盛した庄内金工の一群による優品です。 庄内は「奈良三作」の一人、土屋安親の出身地として知られています。庄内鐔工の系譜は、安親の門人である渡辺寛親と安藤慶寿の二人に遡ります。本作にも見られるように、その作風は安親の意匠に近く、洗練された趣を湛えています。 佐藤貫山博士の著書『庄内金工名作集』は、この派の研究における決定版として知られています。また、名工・赤文や、後藤一乗の門下で高弟となった一琴も、この庄内の地から輩出されました。
Certificate reading — 無銘(庄内金工)



保存
銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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