二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
堀井胤忠 大小(GG0417) 備前伝の粋を凝らした、堀井胤忠による現代刀の傑作大小です。 【大刀】 銘:堀井胤忠作 年紀:平成五年七月吉日 船主(ふなつかさ) 体配:鎬造、鳥居反り、庵棟、大鋒。南北朝期の姿を彷彿とさせる豪壮な造り。 長さ:二尺八寸一分五厘(85.3 cm) 元幅:3.49 cm 先幅:2.73 cm 重ね:7.2 mm 刃文:大丁子乱れ、重花丁子、蛙子丁子、逆がかった丁子を交え、飛焼入る。匂出来、足深く入り、刃沸明るく冴える。 帽子:丁子乱れ込み、長く返る。 地鉄:詰んだ板目肌。 【脇差】 銘:堀井胤忠作 年紀:昭和六十二年十二月吉日 船主(ふなつかさ)USA 体配:鎬造、鳥居反り、庵棟。 長さ:一尺九寸〇分七厘(57.8 cm) 元幅:2.88 cm 先幅:2.14 cm 重ね:6.9 mm 刃文:匂出来、互の目丁子乱れ、重花丁子交じり、足深く入り、匂口広く柔らかに付く。 【作者略歴】 堀井胤忠は、名工・堀井俊秀の次男である堀井胤次の子として、昭和29年(1954年)3月30日に生まれました。昭和47年(1972年)に室蘭工業高校を卒業後、日本製鋼所室蘭製作所に入社。叔父の信秀および父の胤次に師事し、作刀の研鑽を積みます。昭和54年(1979年)に文部省より作刀承認を受け、日本製鋼所瑞泉鍛錬所の四代目としてその伝統を継承しました。(本解説にあたり、クリス・ボーウェン氏の協力を得ました) 【外装】 現代拵。 大小鉄地鍔、黒糸束ね巻柄。 目貫:羽団扇図。 縁:腰高、頭:本象嵌。 鞘:黒呂色塗、栗形・小尻は水牛角。 【鑑定書・附随品】 大小としての認定書 平成五年七月吉日 現代刀装具一式





















昭和から現代へ 断絶と再生
二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
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