二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
番号:AS25658 脇差:白鞘入り(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣) 銘文:相模国弘邦鍛之 長谷川昭一淬刃之 平成六年六月一日 当社では刀工の出来を最上作、上々作、上作、普通作に分類しております。 本作の出来は、相模国弘邦としては「上作」にランクされる作品です。 ハバキ:金着二重 長さ:32.7 cm (1寸8分) 反り:0.4 cm 目釘穴:1個 元幅:3.09 cm 重ね:0.56 cm 刀身重量:275 g 体配:身幅広く、重ねもしっかりとした、やや寸延びの短刀。 地鉄:小板目肌よく練れ、肌目がよく見て取れる。 刃文:沸出来の直刃で、小沸が厚くつく。明治期の作風を彷彿とさせる、無鑑査刀匠による精緻な仕上がり。 特徴:相模国弘邦(本名:廣木弘邦)は、昭和23年(1948年)に刀匠・廣木国廣の息子として福岡県で生まれました。 父に師事した後、石川県の人間国宝・隅谷正峯のもとで修行を積みました。 弘邦は刀剣や刀装具の研究家でもあり、また研師としても活動していました。研磨は池田末松に師事しています。 後に「無鑑査」の認定を受け、特に直刃の妙手として知られるようになりました。 備前伝、山城伝、相州伝を学び、さらには備中青江派の作風を再現することにも成功しました。 平成25年(2013年)に65歳で逝去。 葵美術評価鑑定書 全身押し形 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣(近日発行予定) ※海外送料は価格に含まれておりません。
在銘 · 現代刀 · 長さ 32.7cm · 反り 0.4cm




昭和から現代へ 断絶と再生
二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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