徳川の泰平のもと、大小は法度の定める身分の制服となり、需要は城下町、とりわけ江戸に集まった。工芸は二つに分かれる。目利きのための華やかな鑑賞の作と、截断の結果を金象嵌に刻む実証の刀である。
番号:AS26516 脇差:白鞘入り(日本美術刀剣保存協会 刀剣保存鑑定書) 銘文:備中住三郎兵衛国重 弊社では刀工の出来映えにより、最上作、上々作、上作、普通作に分類しております。 本作は備中住三郎兵衛国重としては「上々作」にランクされる作品です。 ハバキ:銀一重 長さ:32.7 cm (1.08 尺) 反り:なし 目釘穴:2個 元幅:2.90 cm 重ね:0.59 cm 時代:江戸時代初期(慶長頃、1600年頃) 体配:平造り、三ヶ棟。梵字と樋を彫る。 地鉄:板目肌に木目肌交じり、肌目がよく現れる。 刃文:小沸出来の細い直刃に足、葉が入る。帽子は丸く返る。 特徴: 備中水田国重派は、室町時代末期から江戸時代末期まで続いた刀工群です。 三郎兵衛尉国重は、慶長年間(1596–1615年)頃に活躍した刀工として知られています。 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書 葵美術評価鑑定書 全身押形 販売開始価格:300,000円 入札する 関連商品: 短刀:無銘(当麻)(南北朝時代後期〜応永頃)(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣) 短刀:吉光(土佐)(日本美術刀剣保存協会 保存刀剣) 短刀:清人(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣) 短刀:兼真作(日本美術刀剣保存協会 貴重刀剣) 短刀:埋忠義信(保証なし) 短刀:作陽幕下士細川正義(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)





新刀 · 備中 · 1592-1596頃
藤代 Chu-jo saku
現在1点販売中
國重の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
在銘年紀作が示す、確実に活動していた年代
新刀 · 備中
現在21点販売中
水田派は、室町時代末期の備中国に現れ、国重の名を代々受け継いだ一派である。松山、呰部、井原、荏原、新見など備中各地に拠を構えて作刀し、その勢いは古刀期から新刀期にまで及んだ。説示によれば、新見の国重は銘鑑により備後から備中新見荘に入り、後に松山城主三村家の刀工となったとされ、ほかに備後福山や河波でも作刀した工が知られる。新見住三郎左衛門尉国重、井原住の国重、英賀郡呰部住の大月左兵衛尉国重、水田住の大月与五右衛門国重など、地名と俗名を冠して長銘を切る工が代を重ねて連なり、国重と名乗る刀工が一門に圧倒的に多いことが、この派の大きな特徴をなしている。 作風は古刀期と新刀期とで趣を異にする。古水田と称される作には、腰の開いた互の目乱れを主調として小丁子や小乱れを交え、匂口が締まって小沸がつく、ややこせこせとした趣のものが見られ、茎先が大きく刃上りとなる点が見どころとされる。地鉄は小板目肌つみ、地沸がついて映りが立つ。新刀期の作になると、板目が流れて柾を交じえる鍛えに、小のたれや互の目を焼き、沸が深く、殊に荒沸が激しくつき、相州伝を強く意識した出来となる。地沸厚く地景太く入って湯走りがかかり、砂流し・金筋を頻りに見せ、棟焼がしきりにかかって皆焼風を呈する一群があり、帽子は掃き掛けて火焰風となり、あるいは焼深く一枚風となって長く返る。物打辺に矢筈風の刃を交えること、また小板目に小杢目を交え地沸微塵に厚くついて淡く映り立つ地鉄も、この派を見分ける拠りどころとなる。彫物を巧みにこなす工もあり、棒樋に倶利迦羅や梵字を施した大小の作が残る。 鑑定にあたっては、互の目や角ばる刃を交えた焼高い刃取り、矢筈風の刃、一枚風あるいは火焰風の帽子、棟焼の頻発といった水田特有の見どころが、相州・美濃に寄った実用本位の造込みと相俟って手掛かりとなる。沸の崩れや荒沸の激しさは、よく斬れる実戦の刀としての性格を物語る。在銘の確かな作は数が限られ、なかでも大月与五右衛門国重のごとく一門の他工にも稀なほど出来の優れたものが存する。新見の国重の一作は『光山押形』に所載し、附帯する古鞘に六代将軍徳川家宣すなわち文昭院の御陣刀であった旨が記される伝来の確かなものであって、備中の地に長く栄えた水田派の位置づけを今に伝えている。 詳しく見る →
江戸時代
徳川の泰平のもと、大小は法度の定める身分の制服となり、需要は城下町、とりわけ江戸に集まった。工芸は二つに分かれる。目利きのための華やかな鑑賞の作と、截断の結果を金象嵌に刻む実証の刀である。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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