大和五派は奈良の大寺の影で育った。手掻の名は東大寺転害門に由来する。柾目と静かな直刃の厳格は寺の美学であり、後世はまさにその節度を賞美してきた。
番号:AS26141 刀:白鞘入り、拵え付き(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣) 銘:無銘(龍門) (弊社では刀工の出来を最上作、上々作、上作、普通作の四段階に分類しております。本作は無銘(龍門)としての出来映えから、上々作にランクされる作品です。) ハバキ:金着一重ハバキ 長さ:68.7 cm (2.27尺) 反り:1.2 cm 目釘穴:2個 元幅:2.94 cm 先幅:1.84 cm 重ね:0.67 cm 刀身重量:650 g 時代:鎌倉時代中期 体配:磨上げ無銘の刀。 地鉄:小板目肌よく練れ、地沸が厚くつく。 刃文:小足のよく入る直刃調で、鎌倉時代の特色を遺憾なく発揮している。二重刃、三重刃が混じるなど、働きが豊富である。 特徴:龍門派は鎌倉時代中期から後期にかけて大和国で栄えた一派です。奈良の龍門寺の抱え鍛冶として奉仕したと伝えられ、その作風は概して大和伝の直刃を基調とします。本作は小板目肌が緻密に詰んだ美しい地鉄が魅力であり、大和伝特有の二重刃・三重刃が顕著に現れた、同派の特色をよく示す推奨の一振りです。 拵: 鍔:円形の鉄鍔に透かしを施し、耳には力強い鉄骨が表れる。 縁頭:赤銅魚子地に雲鶴の図を彫り、金色絵を施す。 鞘:黒呂色塗鞘。 目貫:鶴の図に金色絵。 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣 葵美術評価鑑定書:全身押し形 ※価格に送料は含まれません。 オークション開始価格:1,250,000円 関連商品: 太刀:季随(伝豊後・鎌倉時代後期)(特別保存刀剣) 刀:大阪月山貞一作(刻印)明治三十年八月日 以相州鎌倉正宗





大和伝 · 大和
大和龍門派は、千手院派の流れを汲むと伝えられ、吉野郡龍門荘に住したことからこの名がある。その作風は延吉によって代表され、説示もこの工を一派の中心として挙げる。大和国の地に拠りながら、千手院の系譜を引く一群として位置づけられ、所属作はいずれも無銘ながら龍門派と極められた刀である。大和の根を保ちつつ、隣国備前の気質をも帯びる点に、この派の置かれた地理と時代の交わりがうかがえる。 作風には大別して二様があると説示は記す。一つは賑やかな乱れ刃、あるいは直刃調に丁子足の交じる刃文を焼き、地に映りが立って備前気質の強くあらわれたものであり、他は直刃にほつれて映りの目立たず、大和色の濃厚に示された渋味のある出来である。地鉄は板目に杢目・流れ肌を交え、総じてつみ、肌目が立ちごころとなり、地沸が微塵に厚くつき、地景が細かに頻りに入る。映りは淡く現われ、あるいは刃寄りに直ぐ状に立つものもある。刃文は直刃調を基とし、小丁子・小互の目が交じって小足が入り、沸がよくつき、部分的に一際光の強い沸がきらめく。刃縁にはほつれ・二重刃・喰違刃・湯走りが現われ、金筋・砂流しが細かにかかり、匂口は明るい。帽子は僅かに乱れ込んで先を焼き詰め、あるいは小丸に返り、掃きかける。見分けにあたっては、柾がかる流れ肌と直刃調の地刃に龍門派の特色が著しく現われる点を要とする。 鑑定にあたっては、地鉄の板目に流れ肌を交えてよく錬れ、地沸の微塵に厚くつくこと、刃縁の光の強い沸ときらめき、ほつれや喰違刃の交じる直刃調の刃取りを地刃に見出すことが要点となり、説示はこれらをもって極めの首肯される処とする。所属作のうちには、直刃調に小互の目の交じる出来をもって、秩父宮家伝来の龍門延吉の作に一脈通ずると評されたものがあり、延吉を基準とする鑑定の筋が示される。備前気質と大和気質の両様を併せ持ち、千手院派の系譜に連なる一群として、大和諸派のなかに独自の位置を占める。 詳しく見る →
鎌倉時代の大和
大和五派は奈良の大寺の影で育った。手掻の名は東大寺転害門に由来する。柾目と静かな直刃の厳格は寺の美学であり、後世はまさにその節度を賞美してきた。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト返品をご希望の場合、お客様が受領されてから3日以内にお知らせください。この期間を過ぎますとキャンセルはお受けできかねますので何卒ご了承ください。なお当社へのご返送は、5営業日以内の発送をお願いしております。なおキャンセルは販売した当時の状態がそのまま保持されている事が条件となりますのでお取り扱いには十分ご注意下さい。
開始価格
¥1,250,000
番号:AS26141 刀:白鞘入り、拵え付き(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣) 銘:無銘(龍門) (弊社では刀工の出来を最上作、上々作、上作、普通作の四段階に分類しております。本作は無銘(龍門)としての出来映えから、上々作にランクされる作品です。) ハバキ:金着一重ハバキ 長さ:68.7 cm (2.27尺) 反り:1.2 cm 目釘穴:2個 元幅:2.94 cm 先幅:1.84 cm 重ね:0.67 cm 刀身重量:650 g 時代:鎌倉時代中期 体配:磨上げ無銘の刀。 地鉄:小板目肌よく練れ、地沸が厚くつく。 刃文:小足のよく入る直刃調で、鎌倉時代の特色を遺憾なく発揮している。二重刃、三重刃が混じるなど、働きが豊富である。 特徴:龍門派は鎌倉時代中期から後期にかけて大和国で栄えた一派です。奈良の龍門寺の抱え鍛冶として奉仕したと伝えられ、その作風は概して大和伝の直刃を基調とします。本作は小板目肌が緻密に詰んだ美しい地鉄が魅力であり、大和伝特有の二重刃・三重刃が顕著に現れた、同派の特色をよく示す推奨の一振りです。 拵: 鍔:円形の鉄鍔に透かしを施し、耳には力強い鉄骨が表れる。 縁頭:赤銅魚子地に雲鶴の図を彫り、金色絵を施す。 鞘:黒呂色塗鞘。 目貫:鶴の図に金色絵。 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣 葵美術評価鑑定書:全身押し形 ※価格に送料は含まれません。 オークション開始価格:1,250,000円 関連商品: 太刀:季随(伝豊後・鎌倉時代後期)(特別保存刀剣) 刀:大阪月山貞一作(刻印)明治三十年八月日 以相州鎌倉正宗





大和伝 · 大和
大和龍門派は、千手院派の流れを汲むと伝えられ、吉野郡龍門荘に住したことからこの名がある。その作風は延吉によって代表され、説示もこの工を一派の中心として挙げる。大和国の地に拠りながら、千手院の系譜を引く一群として位置づけられ、所属作はいずれも無銘ながら龍門派と極められた刀である。大和の根を保ちつつ、隣国備前の気質をも帯びる点に、この派の置かれた地理と時代の交わりがうかがえる。 作風には大別して二様があると説示は記す。一つは賑やかな乱れ刃、あるいは直刃調に丁子足の交じる刃文を焼き、地に映りが立って備前気質の強くあらわれたものであり、他は直刃にほつれて映りの目立たず、大和色の濃厚に示された渋味のある出来である。地鉄は板目に杢目・流れ肌を交え、総じてつみ、肌目が立ちごころとなり、地沸が微塵に厚くつき、地景が細かに頻りに入る。映りは淡く現われ、あるいは刃寄りに直ぐ状に立つものもある。刃文は直刃調を基とし、小丁子・小互の目が交じって小足が入り、沸がよくつき、部分的に一際光の強い沸がきらめく。刃縁にはほつれ・二重刃・喰違刃・湯走りが現われ、金筋・砂流しが細かにかかり、匂口は明るい。帽子は僅かに乱れ込んで先を焼き詰め、あるいは小丸に返り、掃きかける。見分けにあたっては、柾がかる流れ肌と直刃調の地刃に龍門派の特色が著しく現われる点を要とする。 鑑定にあたっては、地鉄の板目に流れ肌を交えてよく錬れ、地沸の微塵に厚くつくこと、刃縁の光の強い沸ときらめき、ほつれや喰違刃の交じる直刃調の刃取りを地刃に見出すことが要点となり、説示はこれらをもって極めの首肯される処とする。所属作のうちには、直刃調に小互の目の交じる出来をもって、秩父宮家伝来の龍門延吉の作に一脈通ずると評されたものがあり、延吉を基準とする鑑定の筋が示される。備前気質と大和気質の両様を併せ持ち、千手院派の系譜に連なる一群として、大和諸派のなかに独自の位置を占める。 詳しく見る →
鎌倉時代の大和
大和五派は奈良の大寺の影で育った。手掻の名は東大寺転害門に由来する。柾目と静かな直刃の厳格は寺の美学であり、後世はまさにその節度を賞美してきた。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト返品をご希望の場合、お客様が受領されてから3日以内にお知らせください。この期間を過ぎますとキャンセルはお受けできかねますので何卒ご了承ください。なお当社へのご返送は、5営業日以内の発送をお願いしております。なおキャンセルは販売した当時の状態がそのまま保持されている事が条件となりますのでお取り扱いには十分ご注意下さい。
開始価格
¥1,250,000