山水風景図鐔 無銘(会津正阿弥) -Mumei (Aizu Shoami)- 縦83.5ミリ 横82.2ミリ 切羽台厚4.5ミリ 重量182グラム 江戸中期 The middle Edo period 附属 保存刀装具鑑定書、桐箱 正阿弥は室町時代から江戸時代にかけて各地で展開した刀装具金工の大きな系統で、鉄地を基調として透彫、高彫、象嵌、色絵など多様な技法を用いた作品を残しており、その地方流派の一つとして会津で栄えた会津正阿弥は、人物、動植物、山水などを絵画的に表し、金、銀、赤銅、素銅などの色金を要所へ配することで、重厚な地鉄の中に華やかな変化を生み出した作品で知られています。 本作は大振りの丸形鉄地を一幅の山水画に見立て、遠く連なる山々と水辺の景色を表裏に展開した鐔で、表の上方には山並みを配し、手前には水辺を横切る橋、その右方には枯枝へ一羽の鳥がとまる姿を鋤出高彫で表し、山頂や橋、水辺、鳥などの要所に残る金象嵌と色絵が黒褐色の鐔面に差し込む光のような効果を生み出すとともに、広く残された余白によって遠近感のある静かな景色を構成しています。裏には上方に遠く霞む山々を表し、下方には水辺へ張り出す岩と植物を配して、葉や枝の一部に色金を用いることで表裏に変化を持たせながら、一続きの広がりある山水景としてまとめています。 地鉄には長い年月を経た深みのある黒褐色の古色が現れ、槌目を残した豊かな肌合いと打返耳の柔らかな輪郭、低く抑えた彫りが落ち着いた趣を見せており、鉄地の中に繊細に配された金象嵌と色絵が山水画を思わせる幽玄な情趣を深めています。両櫃は赤銅で丁寧に埋められ、実際に拵へ取り合わせながら大切に伝世してきた履歴を感じさせる点も興味深く、縦83.5ミリ、重量182グラムという堂々とした量感を備えながら、遠山、橋、水辺、鳥、草木を破綻なくまとめた構成には会津正阿弥らしい絵画性が表れており、日本美術刀剣保存協会の保存刀装具鑑定書を伴う、重厚な鉄味と静謐な山水表現を存分に楽しめる一枚です。








銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトお求めになられた商品とは異なる商品をお届けしてしまった場合や、表記内容と現物とに大きな隔たりなどがあった場合を除き、基本的に返品はお受けいたしません。返品をご要望の場合は、商品到着後3日以内に御連絡の上ご返送下さい。
¥198,000
山水風景図鐔 無銘(会津正阿弥) -Mumei (Aizu Shoami)- 縦83.5ミリ 横82.2ミリ 切羽台厚4.5ミリ 重量182グラム 江戸中期 The middle Edo period 附属 保存刀装具鑑定書、桐箱 正阿弥は室町時代から江戸時代にかけて各地で展開した刀装具金工の大きな系統で、鉄地を基調として透彫、高彫、象嵌、色絵など多様な技法を用いた作品を残しており、その地方流派の一つとして会津で栄えた会津正阿弥は、人物、動植物、山水などを絵画的に表し、金、銀、赤銅、素銅などの色金を要所へ配することで、重厚な地鉄の中に華やかな変化を生み出した作品で知られています。 本作は大振りの丸形鉄地を一幅の山水画に見立て、遠く連なる山々と水辺の景色を表裏に展開した鐔で、表の上方には山並みを配し、手前には水辺を横切る橋、その右方には枯枝へ一羽の鳥がとまる姿を鋤出高彫で表し、山頂や橋、水辺、鳥などの要所に残る金象嵌と色絵が黒褐色の鐔面に差し込む光のような効果を生み出すとともに、広く残された余白によって遠近感のある静かな景色を構成しています。裏には上方に遠く霞む山々を表し、下方には水辺へ張り出す岩と植物を配して、葉や枝の一部に色金を用いることで表裏に変化を持たせながら、一続きの広がりある山水景としてまとめています。 地鉄には長い年月を経た深みのある黒褐色の古色が現れ、槌目を残した豊かな肌合いと打返耳の柔らかな輪郭、低く抑えた彫りが落ち着いた趣を見せており、鉄地の中に繊細に配された金象嵌と色絵が山水画を思わせる幽玄な情趣を深めています。両櫃は赤銅で丁寧に埋められ、実際に拵へ取り合わせながら大切に伝世してきた履歴を感じさせる点も興味深く、縦83.5ミリ、重量182グラムという堂々とした量感を備えながら、遠山、橋、水辺、鳥、草木を破綻なくまとめた構成には会津正阿弥らしい絵画性が表れており、日本美術刀剣保存協会の保存刀装具鑑定書を伴う、重厚な鉄味と静謐な山水表現を存分に楽しめる一枚です。








銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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