江戸は刀の目利きの時代である。本阿弥の鑑定、1719年の享保名物帳、盛んな刀剣書が、戦で抜かれることのなくなった刀を学問の対象へと変えていった。
鳥海麿正峯は銘鑑によると「月山国俊門。明治中東京より北海道に移る。慶応。出羽」とある。本人および月山国俊の手元資料がなく仔細不明ながら、池田一秀に茎仕立てが類似しており、同工に師事または影響を受けていると思われる。本作は、切先延びて身幅広く重ね厚い鎬造りの精悍な姿。地鉄は地沸と地景が付いた小板目。刃文は小沸付き金筋入る小丁子乱れ。見事な仕立ての茎で鳥海麿正峯の傑作であろう。2013年保存刀剣審査合格。
Certificate reading — 銘 鳥海麿正峯(出羽) 慶応二年三月日 (梵字)

















出羽 · 1844-1848頃
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江戸時代
江戸は刀の目利きの時代である。本阿弥の鑑定、1719年の享保名物帳、盛んな刀剣書が、戦で抜かれることのなくなった刀を学問の対象へと変えていった。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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