徳川の泰平のもと、大小は法度の定める身分の制服となり、需要は城下町、とりわけ江戸に集まった。工芸は二つに分かれる。目利きのための華やかな鑑賞の作と、截断の結果を金象嵌に刻む実証の刀である。
刃長54.3センチ 反り1.5センチ 元幅31.7ミリ 元重ね6.8ミリ 物打幅23.75ミリ 物打重ね5.3ミリ 横手位置幅21.6ミリ 松葉先重ね5.1ミリ 裸身重量551グラム。 拵に納めて鞘を払った重量786グラム。 江戸前期 The early period of Edo era 平成31年3月28日 和歌山県登録 附属 貴重刀剣認定書 初代忠國は出羽大掾藤原國路の優れた門人として知られますが、因州鳥取に移住してから、八代乃至九代の明治まで同銘が続き繁栄しました。 本刀は二代信濃大掾藤原忠國による作品で、二代忠國は享保5年(1720)に70歳で没しています。初代との銘字は国構えの中の「玉」の字に見られ、初代が「国」と切るのを二代は「國」に切るところにあります。 この脇指は元先の幅差頃好く開いて反り美しく、小板目肌良く練れて詰み、地沸付いて細かな地景入った精美な地鉄に、破綻無き直刃を焼き上げ、鋩子は表裏共に直ぐに先丸く返っています。 附属の拵は突兵拵を意識した先細りの鞘で、切羽は素銅地に金鍍金で、鐔は長州住友賢在銘品。小柄こそ失われているものの、他は切羽の一枚すらすり替えられていない完全なるオリジナル。今や大変貴重な存在です。柄にがたつきは無くしっかりとしています。鐔鳴りは極僅か。 化粧直しを施し特別保存刀剣鑑定を御受審頂いて末永く御愛蔵下さい。 各種クレジットカード、ショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。
Certificate reading — 銘 信濃大掾藤原忠國














脇物 · 因幡 · 1673-1681頃
藤代 Jo saku · 刀剣大鑑 上位60%
現在3点販売中
忠國の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
脇物 · 因幡
現在3点販売中
因州景長は因幡国に興った刀工の系で、通称を因幡小鍛冶(因州小鍛冶)といい、説示はその初代を山城国粟田口吉正の弟子と伝える。来国俊の門人とする一説や、藤四郎吉光の門とする所伝もあり、いずれも山城伝の流れを汲むものとして語られている。初代の時代は嘉元頃と伝え、建長頃を初代とし二代を建武とする銘鑑の記載もあって、鎌倉時代末期より室町時代にかけて同名数工が相継いで景長を名乗った。説示が扱う作はこの初代の鎌倉最末期と目されるものから南北朝期、室町初期に及び、応永九年の年紀を有する太刀や脇指、大身槍を含む。現存する有銘作は太刀・短刀ともに極めて稀で、応永年紀の遺例も数口を見るにとどまり、槍に至っては他にほとんど類を見ない。銘には「因州住景長」の五字銘を主とし、なかには「千二浦住」「千二原住」と冠した珍しい例も伝わる。 作風は山城伝の直刃を本領とし、説示が繰り返し記すところでは、鍛えは板目肌に流れ肌を交え、刃寄りが流れて柾がかり、地沸が細かにつき、白けごころ(白気)をおびて映りの立つものがある。地鉄はやや弱いと評され、地斑映りが看取される一口は備前の雲類を思わせるとも記される。刃文は細直刃を得意とし、小沸がつき、ほつれ・打のけ・二重刃ごころ・喰違刃を交え、小足や逆足が入り、匂口は締まりまた沈みごころとなる。帽子は直ぐに小丸あるいは丸く返り、先を掃きかけ、尖るものもある。室町期に入ると伝統的な直刃のほかにのたれや互の目乱れの刃文も現れ、備前景光に手がかりを得たと思われる互の目を焼いた短刀もあって、作域に広がりを見せる。直刃に丸い帽子の調子は大和手搔を思わせる出来とも評される。見分けの要としては、佩表棟寄りに五字銘を切るのが掟であり、茎中央に銘を切る例外は注目される点として記される。 鑑定にあたっては、同名数代にわたって銘振りが続くため銘によって時代を判ずるのは至難とされ、説示は姿と地刃の古調の度合いによって制作期を測る。古調なものは鎌倉最末期、地斑映りを伴うものは南北朝期、匂口締まりのたれや互の目を交えるものは室町期と鑑せられている。代表的な遺品としては、折返銘の太刀や、応永九年紀を伴う脇指・太刀、平三角造の大身槍などが挙げられ、いずれも有銘作の少ない同工にあって貴重な基準作とされる。伝来の上では大磨上無銘ながら所伝を首肯すべき太刀もあり、「新版日本刀講座」や光山押形に所載を見る作も含まれる。応永の年紀を備えた作は室町期における景長の作風を研究するうえで資料的価値が高く、鎌倉末期に遡る古い遺例とともに、因幡の地に長く続いたこの系を知る手がかりとして位置づけられている。 詳しく見る →
江戸時代
徳川の泰平のもと、大小は法度の定める身分の制服となり、需要は城下町、とりわけ江戸に集まった。工芸は二つに分かれる。目利きのための華やかな鑑賞の作と、截断の結果を金象嵌に刻む実証の刀である。
本作はNBTHKの旧鑑定書(貴重・特別貴重)を有しますが、これらは現在発行されておらず、信頼性に欠けるとされています。極めを確認するには、公的な鑑定機関(NBTHK・NTHKなど)への再提出による現代の鑑定をご検討いただけます。
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