二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
刀剣番号:09033 刀:白鞘入り(日本美術刀剣保存協会 保存刀剣) 銘文:於日本荘吉原国家精鍛 皇紀二千六百年五月吉祥日 当社では刀工の出来映えにより、最上作、上々作、上作、普通作とランク分けしております。 本作は吉原国家の作品の中でも「上々作」にランクされる逸品です。 ハバキ:金着二重ハバキ 長さ:71.4 cm (2尺3寸5分) 反り:2.55 cm (8分4厘) 目釘穴:1個 元幅:3.10 cm 先幅:2.05 cm 重ね:0.80 cm 刀身重量:735 グラム 時代:昭和15年(皇紀2600年) 体配:身幅広く重ね厚く、生刃が残り非常に健全な体配です。 反り深く、長さも十分にございます。 地鉄:小板目肌よく練れ、精良な地金となります。 刃文:匂口の深い互の目乱れに丁子乱れが混じり、刃縁には金筋が激しく働き、華やかな乱れ刃を焼いています。 帽子は乱れ込んで返っています。 特徴:本作は刃中に細かく冴えた金筋が幾重にも現れ、見事な相伝備前の作風を顕著に示しています。 出来の良さに加え、長寸で反りが深く、大切先となり、表裏に棒樋を掻き通した堂々たる姿です。 吉原国家が心血を注いで精鍛した一振りと思われます。 初代吉原国家は、現代の名工・吉原義人氏、吉原荘二(二代国家)氏の祖父にあたります。 明治26年(1893年)茨城県生まれ、本名は吉原勝吉。笠間繁継の門人で、昭和45年5月20日に没しました。 義人、荘二の両氏は、この初代国家より多くの作刀技術を学び、大成されました。 末永くご愛蔵いただける名品です。 ※表側の平地に2〜3cmほどの鍛え割れがございます。 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書 葵美術正真鑑定書:全身押し形付き
Certificate reading — 銘 於日本荘吉原国家精鍛之 皇紀二千六百年五月吉祥日





Tokyo · 1926-1989頃
現在5点販売中
昭和から現代へ 断絶と再生
二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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