徳川の泰平のもと、大小は法度の定める身分の制服となり、需要は城下町、とりわけ江戸に集まった。工芸は二つに分かれる。目利きのための華やかな鑑賞の作と、截断の結果を金象嵌に刻む実証の刀である。
刃長67.06センチ 反り0.8センチ 元幅30.4ミリ 元重ね7.1ミリ 物打幅22.5ミリ 物打重ね5.3ミリ 横手位置幅20.8ミリ 松葉先重ね5.4ミリ 裸身重量750グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,004グラム。 江戸前期The early period of Edo era 昭和43年7月26日 千葉県登録 附属 保存刀剣鑑定書、素銅地銀鍍金はばき、黒蝋塗鞘打刀拵 安倫は江戸初期の承応頃を始祖として、その名跡が九代継承され、明治にまで及んでいます。 通説によると、江戸の大和守安定に学んだ安倫は初・二代と言われ、初代は初銘を倫祐といい、遊慶倫助の子で、余目五左衛門と称し、承応三年、大和守安定門に入り、翌明暦元年に没したと伝えられています。また、二代は初代の弟で、兄同様余目五左衛門と称し、明暦二年、弟籐八郎(安次・河内守國次養子)と共に江戸に出て安定門となり、のち帰国、おおいに活躍したと言われます。 尚、仙台伊達藩主綱宗公は鍛刀を好んで遺例がありますが、その相槌を行ったのが安倫です。 初代が早世の為に同工の安倫銘の作刀が見られないことから、二代が事実上の初代であり、世に二代を以って初代とする向きがあります。 この刀は小板目肌が良く詰み、杢が交じった鍛えに地沸が微塵につき、地景が細かに良く入り、匂口は明るく冴え、小湾れを基調に互ノ目を焼き、足よく入り、匂深で、沸が厚く付き、刃縁から地に向かって沸零れ、砂流かかり、庵棟のおろしをやや急峻に造り込んで、焼刃の湾れが所々角張る風を見せ、安倫の技量の高さを存分に示した作品です。 尚、数代続く安倫ですが、中でも二代は業物として知られています。 附属の拵は痛み少なくしっかりとしており、鐔鳴りや柄のがたつきもありません。
Certificate reading — 無銘(仙台安倫)












Rikuzen · 1655-1677頃
刀剣大鑑 上位37%
現在3点販売中
安倫の位置づけを、日本刀全体および伝法・時代・時期ごとに示します。各区分(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
在銘年紀作が示す、確実に活動していた年代
江戸時代
徳川の泰平のもと、大小は法度の定める身分の制服となり、需要は城下町、とりわけ江戸に集まった。工芸は二つに分かれる。目利きのための華やかな鑑賞の作と、截断の結果を金象嵌に刻む実証の刀である。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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