古日本武器武具展 - ロサンゼルス市芸術後援会(1964年) 種別:刀 銘:無銘(伝 兼光) 長さ:二尺三寸一分(70.0cm) 反り:六分(1.8cm) 本作は、南北朝時代の備前長船を代表する名工、兼光と伝承される大磨上無銘の刀である。 身幅広く、重ね厚く、反り深く、中切先が延びた力強い姿は、まさに当時の武風を象徴している。 地鉄は板目肌がよく詰み、地沸厚くつき、精緻な肌合いを見せる。 刃文は兼光特有ののたれに互ぐの目が交じり、足・葉が盛んに入り、匂口は明るく冴えわたっている。 拵は江戸時代後期の作。 柄前は白鮫皮に黒漆塗の柄糸を菱巻とし、目貫には赤銅地金の色絵を施している。 鍔は四分一地の磨地で、繊細な高彫りと金銀の象嵌が施された名品である。 鞘は重厚な黒蝋色塗で、刀身の格調に相応しい気品を湛えている。

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