徳川の泰平のもと、大小は法度の定める身分の制服となり、需要は城下町、とりわけ江戸に集まった。工芸は二つに分かれる。目利きのための華やかな鑑賞の作と、截断の結果を金象嵌に刻む実証の刀である。
富士源義宗は、江戸時代後期 天保頃(1831~)の刀工で、本国は駿河、後に江戸に移り住みました。同時期 武蔵国の名工である細川正義に師事し、鍛刀技法を学びます。本作のほか、天保九、十三、十四年に年紀のある作が残り、刀工銘は「駿州住富士碧之介源義宗」、「富士近江源義宗」、「彦根住義宗」などと銘を切ります。 本刀体配は、刃長が二尺二寸九分強、身幅広く元先でやや幅差つき、重ね厚めでがっしりとし、反り適度で中切っ先に結ぶ刀姿となります。地鉄は、小板目肌で、地沸微塵に付き、細かに地景が入ります。刃文は沸出来の互の目乱れで、刃中には足頻りに長く入り、沸筋、金筋等が掛かって働き、匂口明るく冴えます。帽子はそのまま乱れ込み先小丸に返ります。茎は生ぶ、化粧鑢で、刀工銘と年紀を刻します。駿河国(静岡県)出身、細川正義門である富士源義宗の一作。健全な刀姿で、綺麗に整った鍛肌に華やかな互の目乱れを焼いた同工の貴重な優刀です。白鞘、銀着一重はばき、黒蝋色塗鞘打刀拵、特別保存刀剣鑑定書。








販売店の記載のまま
武蔵 · 1844-1848頃
江戸時代
徳川の泰平のもと、大小は法度の定める身分の制服となり、需要は城下町、とりわけ江戸に集まった。工芸は二つに分かれる。目利きのための華やかな鑑賞の作と、截断の結果を金象嵌に刻む実証の刀である。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトNo cooling-off period or returns; refund only if the purchased sword is proven fake, capped at purchase price (excludes commission sales, accessories, auction items).