二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
柴田果(しばた か)は明治十七年十一月十日、秋田県雄勝郡羽後町西馬音内の生まれで、本名を柴田政太郎という。名物小夜左文字の短刀(国宝)を所持した愛刀家の柴田は佐藤重則、宮口一貫斎壽廣に就いて鍛刀技法を修得。古鍛法を研究し、筑州左、大和保昌、山城来、越中則重、備前与三左衛門祐定等を手本に鍛刀し、戦前戦後の刀界に大きな足跡を遺している。 本作は後鳥羽天皇七百年祭を記念して奉納された作品の為に用意された鉄を用いて、広田家の注文により制作されたことが銘文に残されている。流石に地鉄美しく潤いがあり、鎌倉時代の備前国、景光あたりを狙って作刀されたと鑑られる同作中の優品である。





販売店の記載のまま
出羽 · 1926-1989頃
現在5点販売中
昭和から現代へ 断絶と再生
二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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