徳川の泰平のもと、大小は法度の定める身分の制服となり、需要は城下町、とりわけ江戸に集まった。工芸は二つに分かれる。目利きのための華やかな鑑賞の作と、截断の結果を金象嵌に刻む実証の刀である。
於青山宗有 慶応元年秋 所載品 特別保存刀剣鑑定書 刀(大分 青山宗有)慶応元年 品番:KA029 種別:刀 銘文:於青山宗有 慶応元年秋 長さ:70.6cm(二尺三寸三分) 反り:1.2cm(四分) 元幅:3.25cm 先幅:2.25cm 元重:0.75cm 先重:0.55cm 目釘穴:1個 時代:幕末(慶応元年) 国:豊後(大分県) 【解説】 青山宗有は、幕末の豊後(現在の大分県)を代表する名工の一人です。本作は慶応元年(1865年)秋の紀年銘があり、同工の円熟期を象徴する優品です。 姿は身幅広く、重ね厚く、反り適度につき、幕末勤王刀らしい力強く剛健な体配を呈しています。 地鉄は小板目肌がよく詰み、地沸つき、精緻な肌合いを見せています。 刃文は、匂口の明るい互の目乱れを焼き、刃中には足・葉がよく入り、砂流し、金筋などの働きが豊富で、非常に華やかな出来映えです。 本作は、刀剣研究の資料としても名高い「所載品」であり、その資料的価値も極めて高い一振りです。 拵は、赤銅磨地の縁頭に、四分一地の目貫など、時代を反映した格調高い金具で纏められており、刀身・外装ともに鑑賞価値の非常に高い逸品です。 日本美術刀剣保存協会(日刀保)による「特別保存刀剣鑑定書」が付属しており、真作として、また美術品として自信を持ってお勧めいたします。








陸奥 · 1864-1865頃
藤代 中上作 · 刀剣大鑑 上位76%
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江戸時代
徳川の泰平のもと、大小は法度の定める身分の制服となり、需要は城下町、とりわけ江戸に集まった。工芸は二つに分かれる。目利きのための華やかな鑑賞の作と、截断の結果を金象嵌に刻む実証の刀である。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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