説明

Ginza Choshuya 東京都中央区銀座3-10-4 月–土 9:30–17:30 Menuki "Doran" (An accessory case for holding tools of a matchlock gun) Omote menuki : 30.5mm Ura menuki ; 30.2mm Origami, published by Mitsutomo in 1667 (Kanbun 7) 後藤宗家三代乗真の作であることを十代廉乗(光侶)が極めて折紙を発行した本作。筒乱は腰に付ける小物入れで多くは革製。火縄銃に使用する早合、火縄、弾丸、火薬入れなどを収納した。ふっくらと量感たっぷりの筒乱は打ち出し強く、点刻による石目地が革の質感を表している。互いに呼応するような金銀色絵による波文も目を引く。縁飾や紐にも銀色絵が施され、一部は黒化し、光の加減で虹色に輝く。乗真には茶道具や鷹匠道具、最新の武器である火縄銃など器物を題材にした作も多い。晩年は息子の光乗と共に焼付鑞の開発に成功し、これによりウットリでは難しかった細かい細工が可能となった。

筒乱図目貫 無銘 乗真目貫乗真
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筒乱図目貫 無銘 乗真目貫乗真

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作者について

Goto Joshin後藤乗真

1 重要美術品5 特別重要刀剣61 重要刀剣

後藤乗真は、後藤家二代宗乗の嫡男で、俗名を二郎、諱を吉久、のち源四郎治光と称した。足利将軍家義晴・義輝の二公に仕え、近江国坂本に三百町の所領を有していた。永禄五年三月六日、北近江の浅井氏と確執があり、浅井亮政の襲撃を受けて戦死した。享年五十一歳。乗真は彫金工とは別に武将でもあったといわれ、剛勇の性格であったと伝えられている。 乗真の作風は、大振りで力強く、額面いっぱいに彫るのが特徴とされる。特に「山高く谷深く」と形容される雄渾な彫技が目を惹き、対象を高々と彫り上げ、横に拡張する画面構成と相まって雄大な空間を表現する。金紋を据えた作品も多く、その肉置は豊かで力が漲っている。また、赤銅魚子地を高彫とした作例が多く見られ、金、銀、色絵などを施した華やかな作風も存在する。倶利迦羅龍図や獅子文など、後藤家の掟物にも独自の作風を示し、龍の爪は大きく長く、爪先が開くという特色が顕著である。笄を小柄に仕立て直した作品も遺されており、その場合でも額面いっぱいに力強く彫り込まれている。 乗真の作品は、その力強い作風と量感豊かな彫技が高く評価されている。「大振りで力強く」、「額面いっぱいに彫る」といった特徴は、説示において繰り返し言及される。また、「山高く谷深し」と評される彫りの深さ、抑揚のある肉置、手強い鏨運びなども、乗真作品の魅力として挙げられる。後藤家における重要な刀装具師として、その名跡は後代にも影響を与え、光孝や光守といった後藤家の刀工によって極められた作品も存在する。

刀剣商

銀座長州屋

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