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名称: 平安城 海鼠透藻貝図(なまこすかし もがいず) 解説: 本作は、鉄地(てつじ)に金象嵌(きんぞうがん)で緻密な文様を施した鐔であり、その作風から「平安城鐔(へいあんじょうつば)」に分類されます。 平安城鐔は山城国(現在の京都府)に端を発し、室町幕府六代将軍の時代に発展したと考えられています。その優美で装飾性に富んだ意匠は、当時の武士階級の洗練された美意識を反映しています。平安城鐔は大きく分けて、繊細な透かし彫りを特徴とする「平安城透鐔」と、真鍮や金を用いた象嵌を主とする「平安城象嵌鐔」の二系統がありますが、本作は後者に属し、精緻な象嵌技術が遺憾なく発揮されています。 意匠の主題は「海鼠(なまこ)」と「藻貝(もがい)」の組み合わせです。一見すると海鼠の姿は分かりにくいかもしれませんが、鐔の左右に配された独特な形状の透かしが、伝統的な「海鼠透」の様式を表しています。 古来、日本では「貝」という言葉に重層的な意味を込めてきました。「貝(かい)」という響きは「やりがい」などの言葉に通じ、物事の価値や成就を象徴する縁起物として尊ばれました。また、貝殻は非常に硬く、対となる殻としか合致しない性質から、強固な守護や絆の象徴とも解釈されています。こうした言葉遊びや象徴性は、武士の精神性や矜持に深く共鳴し、好んで意匠に取り入れられました。 華やかな金象嵌と深い意味を持つモチーフが融合した本作は、当時の金工技術の高さだけでなく、武士階級の美学や哲学を今に伝える名品といえます。 ※アンティーク品のため、状態については必ず写真にてご確認ください。 【鐔(つば)とは】 鐔は日本刀の拳を守るための護具です。身分の高い武士は、刀本体のみならず、鐔をはじめとする美しい刀装具を設えた拵(こしらえ)を帯びていました。特に鐔の表側(おもてがわ)は、街を歩く際などに他者の目に触れる機会が多いため、より装飾的で意匠を凝らしたものが好まれました。 【武士にとっての刀装具の重要性】 日本刀には、鐔、目貫(めぬき)、縁頭(ふちがしら)など、多彩な装飾が施されています。刀は武器であると同時に、持ち主の個性や信念、格式を示す象徴でもありました。現代で例えるならば、スマートフォンの装飾のように、自己表現の一環であったとも言えるでしょう。 ぜひ写真を拡大して細部までご覧ください。鉄や銅を主体に、金、銀、四分一(しぶいち)などの色金(いろがね)を駆使した、日本の伝統的な彫金技術の粋を感じていただけます。鐔一つをとっても、その造形や重量感は千差万別です。刀と共に時代を生き抜いてきたこれらの装飾品は、刀本体に劣らぬ美術的価値を有しています。一見控えめな部品ではありますが、こうした細部にまでこだわりを持つことこそが、真の「侍の目利き」への第一歩と言えるでしょう。 鑑定書: 日本美術刀剣保存協会(NBTHK) 保存刀装具鑑定書(第4021566号) 日本美術刀剣保存協会は、日本で最も権威ある刀剣鑑定機関の一つです。本作は令和5年(2023年)7月14日に鑑定を受け、日本の文化財として保存価値が高い「保存刀装具」として認められました。ご購入者様にはこの鑑定書原本をお付けいたします。ご希望があれば、鑑定書の内容を英訳したPDFファイルを作成することも可能です。 【運営元について】 サムライミュージアムは東京に拠点を置き、侍の歴史に関する古美術品を展示しています。サムライミュージアムショップは、日本の伝統工芸や武士の文化に深い関心をお持ちの方々のための場所です。

鑑定書読取

Certificate reading — 無銘(平安城象嵌)

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刀装具›平安城象嵌›日本刀 鍔 江戸時代 保存刀装具鑑定書付 (T-801)
鍔保存
平安城象嵌派

日本刀 鍔 江戸時代 保存刀装具鑑定書付 (T-801)

無銘 · Heianjo · 江戸

$482.41
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平安城象嵌派 — 1 of 7
平安城象嵌派 — 2 of 7
平安城象嵌派 — 3 of 7
平安城象嵌派 — 4 of 7
平安城象嵌派 — 5 of 7
平安城象嵌派 — 6 of 7
平安城象嵌派 — 7 of 7
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平安城象嵌派 — 1 of 7平安城象嵌派 — 2 of 7平安城象嵌派 — 3 of 7平安城象嵌派 — 4 of 7平安城象嵌派 — 5 of 7平安城象嵌派 — 6 of 7平安城象嵌派 — 7 of 7
法量・詳細
作者

平安城象嵌派

時代

江戸

国

山城

銘

無銘

鑑定書

保存 (NBTHK)

説明

名称: 平安城 海鼠透藻貝図(なまこすかし もがいず) 解説: 本作は、鉄地(てつじ)に金象嵌(きんぞうがん)で緻密な文様を施した鐔であり、その作風から「平安城鐔(へいあんじょうつば)」に分類されます。 平安城鐔は山城国(現在の京都府)に端を発し、室町幕府六代将軍の時代に発展したと考えられています。その優美で装飾性に富んだ意匠は、当時の武士階級の洗練された美意識を反映しています。平安城鐔は大きく分けて、繊細な透かし彫りを特徴とする「平安城透鐔」と、真鍮や金を用いた象嵌を主とする「平安城象嵌鐔」の二系統がありますが、本作は後者に属し、精緻な象嵌技術が遺憾なく発揮されています。 意匠の主題は「海鼠(なまこ)」と「藻貝(もがい)」の組み合わせです。一見すると海鼠の姿は分かりにくいかもしれませんが、鐔の左右に配された独特な形状の透かしが、伝統的な「海鼠透」の様式を表しています。 古来、日本では「貝」という言葉に重層的な意味を込めてきました。「貝(かい)」という響きは「やりがい」などの言葉に通じ、物事の価値や成就を象徴する縁起物として尊ばれました。また、貝殻は非常に硬く、対となる殻としか合致しない性質から、強固な守護や絆の象徴とも解釈されています。こうした言葉遊びや象徴性は、武士の精神性や矜持に深く共鳴し、好んで意匠に取り入れられました。 華やかな金象嵌と深い意味を持つモチーフが融合した本作は、当時の金工技術の高さだけでなく、武士階級の美学や哲学を今に伝える名品といえます。 ※アンティーク品のため、状態については必ず写真にてご確認ください。 【鐔(つば)とは】 鐔は日本刀の拳を守るための護具です。身分の高い武士は、刀本体のみならず、鐔をはじめとする美しい刀装具を設えた拵(こしらえ)を帯びていました。特に鐔の表側(おもてがわ)は、街を歩く際などに他者の目に触れる機会が多いため、より装飾的で意匠を凝らしたものが好まれました。 【武士にとっての刀装具の重要性】 日本刀には、鐔、目貫(めぬき)、縁頭(ふちがしら)など、多彩な装飾が施されています。刀は武器であると同時に、持ち主の個性や信念、格式を示す象徴でもありました。現代で例えるならば、スマートフォンの装飾のように、自己表現の一環であったとも言えるでしょう。 ぜひ写真を拡大して細部までご覧ください。鉄や銅を主体に、金、銀、四分一(しぶいち)などの色金(いろがね)を駆使した、日本の伝統的な彫金技術の粋を感じていただけます。鐔一つをとっても、その造形や重量感は千差万別です。刀と共に時代を生き抜いてきたこれらの装飾品は、刀本体に劣らぬ美術的価値を有しています。一見控えめな部品ではありますが、こうした細部にまでこだわりを持つことこそが、真の「侍の目利き」への第一歩と言えるでしょう。 鑑定書: 日本美術刀剣保存協会(NBTHK) 保存刀装具鑑定書(第4021566号) 日本美術刀剣保存協会は、日本で最も権威ある刀剣鑑定機関の一つです。本作は令和5年(2023年)7月14日に鑑定を受け、日本の文化財として保存価値が高い「保存刀装具」として認められました。ご購入者様にはこの鑑定書原本をお付けいたします。ご希望があれば、鑑定書の内容を英訳したPDFファイルを作成することも可能です。 【運営元について】 サムライミュージアムは東京に拠点を置き、侍の歴史に関する古美術品を展示しています。サムライミュージアムショップは、日本の伝統工芸や武士の文化に深い関心をお持ちの方々のための場所です。

流派について

平安城象嵌

鐔工

現在23点販売中

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平安城象嵌鐔は、山城国の都・京都を中心に展開した技法的地域伝統である。NBTHK説示において本派は一貫して「応仁鐔の流れを汲む流派」と位置付けられているが、その古いところは時代的にも応仁鐔にほぼ近く、両者はおおむね同時期に栄えたものと理解される。また鎌倉鐔などとの関連性も考えられている。本派は室町時代末期から桃山期にかけて盛行し、江戸初期に至るまで繁栄を見た。この門からは小池与四郎が出て一派をおこした。与四郎は小池氏で和泉守を受領し名を直正といい、出身は京都であるが後に加賀国に移住し、金工加賀象嵌の先駆をなしたと伝えられる。銘を記すものが多く、作者銘の前に「平安城住」「山城国住」と製作地を冠するのが通例で、政重・長吉・吉久・吉家などの銘が多く見られる。 作風はおおむね二様に大別される。一つは据紋象嵌、他は平象嵌であり、いずれも真鍮を多用しているところに顕著な特色がある。意匠については、前者は紋唐草を施して文様風に展開させ、後者には唐草文・桔梗文のように草花をあらわしたものを多く見る。時代が下るにつれて真鍮以外の金・銀・素銅・赤銅・山金などを併用するようになり、意匠も絵風のものが加わり、据文と平象嵌を混用したり鋤出高彫を施した作例もある。小池与四郎の一派はさらに独自の造込みを示し、薄手の鉄板鐔の耳際に家紋を連ねて透し、地に唐草の平象嵌を一面に施して毛彫を加えたものをその典型とする。平象嵌がわずかに地よりも盛り上った感じとなるところ、また耳際にわずかに肉を落とした肉置の処理は与四郎鐔の造込みの特色とされる。 説示を通じて本派の作品は繰り返し京都的な美意識をもって評価されている。「意匠が雅びでいかにも京風」「構図・彫法共に洗練味があり」「画面からは京風の雅びやかさが看て取れる」「文様にも雅致があり」といった審査語が重ねられ、都の工房文化に根ざした洗練が一貫して認められる。長吉のように鋤出高彫と真鍮・赤銅象嵌を駆使して山水図のごとき絵風鐔の世界を展開し得た作者の存在は、本派が単なる象嵌装飾にとどまらず、絵画的表現にまで到達した技術的幅の広さを物語る。鉄地に真鍮象嵌という素材と技法の組み合わせを基軸としながら、独自の意匠感覚と都風の雅趣をもって鐔の一大系譜を確立した点に、平安城象嵌鐔の伝統としての意義がある。

3名の刀工指定7口
主要刀工
刀工時代指定
重光—0
英貞—0
忠次—0
吉久—0
吉長—0
平安城象嵌流派を見る →
NBTHK鑑定書
Hozon Tōsōgu保存刀装具
Fitting Worthy of Preservation
›

銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。

無銘(平安城象嵌)
鑑定書記載
NBTHKについて›

日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。

NBTHK公式サイト→
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平安城象嵌派の売約済み

銀座長州屋
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 梅花透藻文象嵌鐔 無銘 平安城象嵌Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 梅花透藻文象嵌鐔 無銘 平安城象嵌
売切れ

鍔

作平安城象嵌派
桃山
売却済
葵美術
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 鍔:無銘(平安城象嵌)(日本美術刀剣保存協会 保存刀装具)Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 鍔:無銘(平安城象嵌)(日本美術刀剣保存協会 保存刀装具)
売切れ

鍔

作平安城象嵌派
江戸
売却済
葵美術
Tsuba - by Heianjo-Zogan School - 鍔:無銘(平安城)花弁図Tsuba - by Heianjo-Zogan School - 鍔:無銘(平安城)花弁図
売切れ

鍔

作平安城象嵌派
江戸
売却済
永楽堂
Tsuba - by Heianjo-Zogan School - 平安城 桔梗図鍔/鐔Tsuba - by Heianjo-Zogan School - 平安城 桔梗図鍔/鐔
売切れ

鍔

作平安城象嵌派
江戸
売却済
Soryu
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 鉄地龍図平安城鍔 保存刀装具(日本美術刀剣保存協会)Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 鉄地龍図平安城鍔 保存刀装具(日本美術刀剣保存協会)
売切れ

鍔

作平安城象嵌派
江戸
売却済
銀座長州屋
特別保存
Tsuba - Tokuho - by Heianjo-Zogan School - 日足透櫛歯文図鐔 無銘 平安城象嵌Tsuba - Tokuho - by Heianjo-Zogan School - 日足透櫛歯文図鐔 無銘 平安城象嵌
売切れ

鍔

作平安城象嵌派
室町
売却済
銀座長州屋
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 菊花図鐔 無銘 平安城象嵌Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 菊花図鐔 無銘 平安城象嵌
売切れ

鍔

作平安城象嵌派
桃山
売却済
銀座長州屋
Tsuba - by Heianjo-Zogan School - 五三桐紋散唐草象嵌鍔(鐔) 無銘 平安城象嵌Tsuba - by Heianjo-Zogan School - 五三桐紋散唐草象嵌鍔(鐔) 無銘 平安城象嵌
売切れ

鍔

作平安城象嵌派
江戸
売却済

平安城象嵌派の作

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勝武堂
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 鐔 無銘 平安城象嵌 刳込木瓜透唐草図 / Tsuba Mumei Heianjyo ZoganTsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 鐔 無銘 平安城象嵌 刳込木瓜透唐草図 / Tsuba Mumei Heianjyo Zogan

鍔

作平安城象嵌派
桃山
¥165,000
刀心
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 丸紋透瓢箪棚図 無銘(平安城象眼)Mumei(Heianjo) 12-1109Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 丸紋透瓢箪棚図 無銘(平安城象眼)Mumei(Heianjo) 12-1109

鍔

作平安城象嵌派
江戸
¥143,000
永楽堂
特別保存
Tsuba - Tokuho - by Heianjo-Zogan School - 平安城象嵌 四方猪目透唐草紋図鍔/鐔 特別保存刀装具Tsuba - Tokuho - by Heianjo-Zogan School - 平安城象嵌 四方猪目透唐草紋図鍔/鐔 特別保存刀装具

鍔

作平安城象嵌派
江戸
¥180,000
刀心
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 菊花透綾杉図鐔 無銘(平安城象嵌)Mumei(Heianjou zougan) 12-439Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 菊花透綾杉図鐔 無銘(平安城象嵌)Mumei(Heianjou zougan) 12-439

鍔

作平安城象嵌派
江戸
¥110,000
Toyuukai
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 笹雪図鐔 無銘 平安城象嵌 保存刀装具鑑定書Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 笹雪図鐔 無銘 平安城象嵌 保存刀装具鑑定書

鍔

作平安城象嵌派
江戸
¥100,000
勇進堂
保存
Fuchi-Kashira - Hozon - by Heianjo-Zogan Yoshinaga - 08-083 縁頭 義良Fuchi-Kashira - Hozon - by Heianjo-Zogan Yoshinaga - 08-083 縁頭 義良

縁頭

作吉長
江戸
¥200,000
刀心
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 桔梗唐草図鐔 無銘(平安城)Mumei (Heianjo) 12-878Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 桔梗唐草図鐔 無銘(平安城)Mumei (Heianjo) 12-878

鍔

作平安城象嵌派
江戸
¥198,000
山城屋
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - ●雲龍図鐔 (平安城象嵌)Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - ●雲龍図鐔 (平安城象嵌)

鍔

作平安城象嵌派
江戸
¥220,000

刀剣

  • 刀
  • 脇差
  • 短刀
  • 太刀
  • 薙刀
  • 槍

刀装具

  • 鍔
  • 縁頭
  • 小柄
  • 目貫

鑑定別

  • 特重
  • 重要
  • 特別保存
  • 保存

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名称: 平安城 海鼠透藻貝図(なまこすかし もがいず) 解説: 本作は、鉄地(てつじ)に金象嵌(きんぞうがん)で緻密な文様を施した鐔であり、その作風から「平安城鐔(へいあんじょうつば)」に分類されます。 平安城鐔は山城国(現在の京都府)に端を発し、室町幕府六代将軍の時代に発展したと考えられています。その優美で装飾性に富んだ意匠は、当時の武士階級の洗練された美意識を反映しています。平安城鐔は大きく分けて、繊細な透かし彫りを特徴とする「平安城透鐔」と、真鍮や金を用いた象嵌を主とする「平安城象嵌鐔」の二系統がありますが、本作は後者に属し、精緻な象嵌技術が遺憾なく発揮されています。 意匠の主題は「海鼠(なまこ)」と「藻貝(もがい)」の組み合わせです。一見すると海鼠の姿は分かりにくいかもしれませんが、鐔の左右に配された独特な形状の透かしが、伝統的な「海鼠透」の様式を表しています。 古来、日本では「貝」という言葉に重層的な意味を込めてきました。「貝(かい)」という響きは「やりがい」などの言葉に通じ、物事の価値や成就を象徴する縁起物として尊ばれました。また、貝殻は非常に硬く、対となる殻としか合致しない性質から、強固な守護や絆の象徴とも解釈されています。こうした言葉遊びや象徴性は、武士の精神性や矜持に深く共鳴し、好んで意匠に取り入れられました。 華やかな金象嵌と深い意味を持つモチーフが融合した本作は、当時の金工技術の高さだけでなく、武士階級の美学や哲学を今に伝える名品といえます。 ※アンティーク品のため、状態については必ず写真にてご確認ください。 【鐔(つば)とは】 鐔は日本刀の拳を守るための護具です。身分の高い武士は、刀本体のみならず、鐔をはじめとする美しい刀装具を設えた拵(こしらえ)を帯びていました。特に鐔の表側(おもてがわ)は、街を歩く際などに他者の目に触れる機会が多いため、より装飾的で意匠を凝らしたものが好まれました。 【武士にとっての刀装具の重要性】 日本刀には、鐔、目貫(めぬき)、縁頭(ふちがしら)など、多彩な装飾が施されています。刀は武器であると同時に、持ち主の個性や信念、格式を示す象徴でもありました。現代で例えるならば、スマートフォンの装飾のように、自己表現の一環であったとも言えるでしょう。 ぜひ写真を拡大して細部までご覧ください。鉄や銅を主体に、金、銀、四分一(しぶいち)などの色金(いろがね)を駆使した、日本の伝統的な彫金技術の粋を感じていただけます。鐔一つをとっても、その造形や重量感は千差万別です。刀と共に時代を生き抜いてきたこれらの装飾品は、刀本体に劣らぬ美術的価値を有しています。一見控えめな部品ではありますが、こうした細部にまでこだわりを持つことこそが、真の「侍の目利き」への第一歩と言えるでしょう。 鑑定書: 日本美術刀剣保存協会(NBTHK) 保存刀装具鑑定書(第4021566号) 日本美術刀剣保存協会は、日本で最も権威ある刀剣鑑定機関の一つです。本作は令和5年(2023年)7月14日に鑑定を受け、日本の文化財として保存価値が高い「保存刀装具」として認められました。ご購入者様にはこの鑑定書原本をお付けいたします。ご希望があれば、鑑定書の内容を英訳したPDFファイルを作成することも可能です。 【運営元について】 サムライミュージアムは東京に拠点を置き、侍の歴史に関する古美術品を展示しています。サムライミュージアムショップは、日本の伝統工芸や武士の文化に深い関心をお持ちの方々のための場所です。

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Certificate reading — 無銘(平安城象嵌)

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刀装具›平安城象嵌›日本刀 鍔 江戸時代 保存刀装具鑑定書付 (T-801)
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平安城象嵌派

日本刀 鍔 江戸時代 保存刀装具鑑定書付 (T-801)

無銘 · Heianjo · 江戸

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平安城象嵌派 — 1 of 7平安城象嵌派 — 2 of 7平安城象嵌派 — 3 of 7平安城象嵌派 — 4 of 7平安城象嵌派 — 5 of 7平安城象嵌派 — 6 of 7平安城象嵌派 — 7 of 7
法量・詳細
作者

平安城象嵌派

時代

江戸

国

山城

銘

無銘

鑑定書

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名称: 平安城 海鼠透藻貝図(なまこすかし もがいず) 解説: 本作は、鉄地(てつじ)に金象嵌(きんぞうがん)で緻密な文様を施した鐔であり、その作風から「平安城鐔(へいあんじょうつば)」に分類されます。 平安城鐔は山城国(現在の京都府)に端を発し、室町幕府六代将軍の時代に発展したと考えられています。その優美で装飾性に富んだ意匠は、当時の武士階級の洗練された美意識を反映しています。平安城鐔は大きく分けて、繊細な透かし彫りを特徴とする「平安城透鐔」と、真鍮や金を用いた象嵌を主とする「平安城象嵌鐔」の二系統がありますが、本作は後者に属し、精緻な象嵌技術が遺憾なく発揮されています。 意匠の主題は「海鼠(なまこ)」と「藻貝(もがい)」の組み合わせです。一見すると海鼠の姿は分かりにくいかもしれませんが、鐔の左右に配された独特な形状の透かしが、伝統的な「海鼠透」の様式を表しています。 古来、日本では「貝」という言葉に重層的な意味を込めてきました。「貝(かい)」という響きは「やりがい」などの言葉に通じ、物事の価値や成就を象徴する縁起物として尊ばれました。また、貝殻は非常に硬く、対となる殻としか合致しない性質から、強固な守護や絆の象徴とも解釈されています。こうした言葉遊びや象徴性は、武士の精神性や矜持に深く共鳴し、好んで意匠に取り入れられました。 華やかな金象嵌と深い意味を持つモチーフが融合した本作は、当時の金工技術の高さだけでなく、武士階級の美学や哲学を今に伝える名品といえます。 ※アンティーク品のため、状態については必ず写真にてご確認ください。 【鐔(つば)とは】 鐔は日本刀の拳を守るための護具です。身分の高い武士は、刀本体のみならず、鐔をはじめとする美しい刀装具を設えた拵(こしらえ)を帯びていました。特に鐔の表側(おもてがわ)は、街を歩く際などに他者の目に触れる機会が多いため、より装飾的で意匠を凝らしたものが好まれました。 【武士にとっての刀装具の重要性】 日本刀には、鐔、目貫(めぬき)、縁頭(ふちがしら)など、多彩な装飾が施されています。刀は武器であると同時に、持ち主の個性や信念、格式を示す象徴でもありました。現代で例えるならば、スマートフォンの装飾のように、自己表現の一環であったとも言えるでしょう。 ぜひ写真を拡大して細部までご覧ください。鉄や銅を主体に、金、銀、四分一(しぶいち)などの色金(いろがね)を駆使した、日本の伝統的な彫金技術の粋を感じていただけます。鐔一つをとっても、その造形や重量感は千差万別です。刀と共に時代を生き抜いてきたこれらの装飾品は、刀本体に劣らぬ美術的価値を有しています。一見控えめな部品ではありますが、こうした細部にまでこだわりを持つことこそが、真の「侍の目利き」への第一歩と言えるでしょう。 鑑定書: 日本美術刀剣保存協会(NBTHK) 保存刀装具鑑定書(第4021566号) 日本美術刀剣保存協会は、日本で最も権威ある刀剣鑑定機関の一つです。本作は令和5年(2023年)7月14日に鑑定を受け、日本の文化財として保存価値が高い「保存刀装具」として認められました。ご購入者様にはこの鑑定書原本をお付けいたします。ご希望があれば、鑑定書の内容を英訳したPDFファイルを作成することも可能です。 【運営元について】 サムライミュージアムは東京に拠点を置き、侍の歴史に関する古美術品を展示しています。サムライミュージアムショップは、日本の伝統工芸や武士の文化に深い関心をお持ちの方々のための場所です。

流派について

平安城象嵌

鐔工

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平安城象嵌鐔は、山城国の都・京都を中心に展開した技法的地域伝統である。NBTHK説示において本派は一貫して「応仁鐔の流れを汲む流派」と位置付けられているが、その古いところは時代的にも応仁鐔にほぼ近く、両者はおおむね同時期に栄えたものと理解される。また鎌倉鐔などとの関連性も考えられている。本派は室町時代末期から桃山期にかけて盛行し、江戸初期に至るまで繁栄を見た。この門からは小池与四郎が出て一派をおこした。与四郎は小池氏で和泉守を受領し名を直正といい、出身は京都であるが後に加賀国に移住し、金工加賀象嵌の先駆をなしたと伝えられる。銘を記すものが多く、作者銘の前に「平安城住」「山城国住」と製作地を冠するのが通例で、政重・長吉・吉久・吉家などの銘が多く見られる。 作風はおおむね二様に大別される。一つは据紋象嵌、他は平象嵌であり、いずれも真鍮を多用しているところに顕著な特色がある。意匠については、前者は紋唐草を施して文様風に展開させ、後者には唐草文・桔梗文のように草花をあらわしたものを多く見る。時代が下るにつれて真鍮以外の金・銀・素銅・赤銅・山金などを併用するようになり、意匠も絵風のものが加わり、据文と平象嵌を混用したり鋤出高彫を施した作例もある。小池与四郎の一派はさらに独自の造込みを示し、薄手の鉄板鐔の耳際に家紋を連ねて透し、地に唐草の平象嵌を一面に施して毛彫を加えたものをその典型とする。平象嵌がわずかに地よりも盛り上った感じとなるところ、また耳際にわずかに肉を落とした肉置の処理は与四郎鐔の造込みの特色とされる。 説示を通じて本派の作品は繰り返し京都的な美意識をもって評価されている。「意匠が雅びでいかにも京風」「構図・彫法共に洗練味があり」「画面からは京風の雅びやかさが看て取れる」「文様にも雅致があり」といった審査語が重ねられ、都の工房文化に根ざした洗練が一貫して認められる。長吉のように鋤出高彫と真鍮・赤銅象嵌を駆使して山水図のごとき絵風鐔の世界を展開し得た作者の存在は、本派が単なる象嵌装飾にとどまらず、絵画的表現にまで到達した技術的幅の広さを物語る。鉄地に真鍮象嵌という素材と技法の組み合わせを基軸としながら、独自の意匠感覚と都風の雅趣をもって鐔の一大系譜を確立した点に、平安城象嵌鐔の伝統としての意義がある。

3名の刀工指定7口
主要刀工
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銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。

無銘(平安城象嵌)
鑑定書記載
NBTHKについて›

日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。

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平安城象嵌派の売約済み

銀座長州屋
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 梅花透藻文象嵌鐔 無銘 平安城象嵌Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 梅花透藻文象嵌鐔 無銘 平安城象嵌
売切れ

鍔

作平安城象嵌派
桃山
売却済
葵美術
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 鍔:無銘(平安城象嵌)(日本美術刀剣保存協会 保存刀装具)Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 鍔:無銘(平安城象嵌)(日本美術刀剣保存協会 保存刀装具)
売切れ

鍔

作平安城象嵌派
江戸
売却済
葵美術
Tsuba - by Heianjo-Zogan School - 鍔:無銘(平安城)花弁図Tsuba - by Heianjo-Zogan School - 鍔:無銘(平安城)花弁図
売切れ

鍔

作平安城象嵌派
江戸
売却済
永楽堂
Tsuba - by Heianjo-Zogan School - 平安城 桔梗図鍔/鐔Tsuba - by Heianjo-Zogan School - 平安城 桔梗図鍔/鐔
売切れ

鍔

作平安城象嵌派
江戸
売却済
Soryu
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 鉄地龍図平安城鍔 保存刀装具(日本美術刀剣保存協会)Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 鉄地龍図平安城鍔 保存刀装具(日本美術刀剣保存協会)
売切れ

鍔

作平安城象嵌派
江戸
売却済
銀座長州屋
特別保存
Tsuba - Tokuho - by Heianjo-Zogan School - 日足透櫛歯文図鐔 無銘 平安城象嵌Tsuba - Tokuho - by Heianjo-Zogan School - 日足透櫛歯文図鐔 無銘 平安城象嵌
売切れ

鍔

作平安城象嵌派
室町
売却済
銀座長州屋
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 菊花図鐔 無銘 平安城象嵌Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 菊花図鐔 無銘 平安城象嵌
売切れ

鍔

作平安城象嵌派
桃山
売却済
銀座長州屋
Tsuba - by Heianjo-Zogan School - 五三桐紋散唐草象嵌鍔(鐔) 無銘 平安城象嵌Tsuba - by Heianjo-Zogan School - 五三桐紋散唐草象嵌鍔(鐔) 無銘 平安城象嵌
売切れ

鍔

作平安城象嵌派
江戸
売却済

平安城象嵌派の作

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勝武堂
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 鐔 無銘 平安城象嵌 刳込木瓜透唐草図 / Tsuba Mumei Heianjyo ZoganTsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 鐔 無銘 平安城象嵌 刳込木瓜透唐草図 / Tsuba Mumei Heianjyo Zogan

鍔

作平安城象嵌派
桃山
¥165,000
刀心
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 丸紋透瓢箪棚図 無銘(平安城象眼)Mumei(Heianjo) 12-1109Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 丸紋透瓢箪棚図 無銘(平安城象眼)Mumei(Heianjo) 12-1109

鍔

作平安城象嵌派
江戸
¥143,000
永楽堂
特別保存
Tsuba - Tokuho - by Heianjo-Zogan School - 平安城象嵌 四方猪目透唐草紋図鍔/鐔 特別保存刀装具Tsuba - Tokuho - by Heianjo-Zogan School - 平安城象嵌 四方猪目透唐草紋図鍔/鐔 特別保存刀装具

鍔

作平安城象嵌派
江戸
¥180,000
刀心
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 菊花透綾杉図鐔 無銘(平安城象嵌)Mumei(Heianjou zougan) 12-439Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 菊花透綾杉図鐔 無銘(平安城象嵌)Mumei(Heianjou zougan) 12-439

鍔

作平安城象嵌派
江戸
¥110,000
Toyuukai
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 笹雪図鐔 無銘 平安城象嵌 保存刀装具鑑定書Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 笹雪図鐔 無銘 平安城象嵌 保存刀装具鑑定書

鍔

作平安城象嵌派
江戸
¥100,000
勇進堂
保存
Fuchi-Kashira - Hozon - by Heianjo-Zogan Yoshinaga - 08-083 縁頭 義良Fuchi-Kashira - Hozon - by Heianjo-Zogan Yoshinaga - 08-083 縁頭 義良

縁頭

作吉長
江戸
¥200,000
刀心
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 桔梗唐草図鐔 無銘(平安城)Mumei (Heianjo) 12-878Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - 桔梗唐草図鐔 無銘(平安城)Mumei (Heianjo) 12-878

鍔

作平安城象嵌派
江戸
¥198,000
山城屋
保存
Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - ●雲龍図鐔 (平安城象嵌)Tsuba - Hozon - by Heianjo-Zogan School - ●雲龍図鐔 (平安城象嵌)

鍔

作平安城象嵌派
江戸
¥220,000

刀剣

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  • 脇差
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刀装具

  • 鍔
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鑑定別

  • 特重
  • 重要
  • 特別保存
  • 保存

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