兼植

Seki Kanetane

評価作品2点

いま販売中の作品2点

2点すべて見る
特重巻 14, 番 35 · 刀

概要

越前兼植は、その銘から美濃関鍛冶の流れを汲むことが推測される刀工である。初代兼植は慶長頃から作刀し、以後、寛永、延宝、元禄と数代に亘り同名を名乗った刀工が存在する。作風から美濃出身で近江下坂鍛冶と同化した後、越前に移住した可能性も指摘されている。同工は関の作風を基調としつつも、越前鍛冶としての個性を確立した。

兼植の作風は、慶長新刀の特徴である身幅広く、元先の幅差が少なく、重ね厚く、中鋒が延びた豪壮な体配を示す。鍛えは板目に杢交じり、肌立ち、地沸が細かにつき、地景が入る。地鉄は総体に鉄色が黒みを帯び、北国特有の地鉄を呈する。刃文は焼幅狭く、直刃を基調に浅く小さくのたれ、小互の目が連れて交じり、小足が盛んに入り、葉を交え、小沸つき、細かに砂流しがかかるなど、穏やかな作柄を見せる。帽子は直ぐ調に、浅く小さくのたれて、先くびれごころに小丸となる。彫物は表裏に施され、表は櫃中に倶利迦羅の浮彫、裏は梵字と護摩箸を彫る。特に倶利迦羅の浮彫は、彫口が深く力強いものの、浚いにやや荒い感が見られ、記内彫の特徴を示す。

兼植の作は、地刃の出来が優れており、その作風は肥後大掾貞国に通じるものがあると評される。また、彫物の出来も評価が高い。作刀年代は慶長、元和頃とされ、越前における関鍛冶の系譜を伝える存在として重要である。越前初代と称される作は、地刃の出来が頗る見事で、康継一派とは趣を異にした美濃関風を示し、越前関の名のある所以を示すものとして評価されている。

歴史的重要度

兼植の位置づけを、日本刀全体および伝法・時代・時期ごとに示します。各区分(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
随一
屈指
屈指
有数
有数
著名
著名

各項目を選ぶと評価方法が表示されます。

指定

国宝—
重要文化財—
重要美術品—
御物—
特別重要刀剣1
重要刀剣1

名工ランク

販売中

関派の他の作者

  1. 1.金重Kinju1 販売中42指定
  2. 2.金行Kaneyuki10指定
  3. 3.兼之Kanekore7指定
  4. 4.兼法Kanenori1 販売中5指定
  5. 5.永貞Nagasada5 販売中5指定
  6. 6.繁昌Hanjo4指定
  7. 7.兼吉Kaneyoshi4指定
  8. 8.兼延Kanenobu2 販売中3指定
  9. 9.兼道Kanemichi1 販売中2指定
  10. 10.兼先Kanesaki1 販売中1指定
  11. 11.大道Daido1 販売中1指定
  12. 12.兼則Kanenori2指定
¥6,600,000重要

兼房

刀・69.9 cm・永禄
濃州堂
¥990,000特別保存

兼常

刀・74.6 cm・室町
コレクション情報
お問い合わせ特別保存

兼定

刀・63.99 cm・新々刀
銀座長州屋
¥390,000保存

兼定派

脇差・44.8 cm・文明
刀友会
お問い合わせ重要

兼元

刀・室町
Connoisseur Arms
¥1,350,000特別保存

氏房

刀・75.7 cm・慶長
刀剣徳川

美濃の伝統

すべて見る →
お問い合わせ特別保存

兼常

槍・34.24 cm・室町
銀座長州屋
お問い合わせ重要

金重

刀・67.4 cm・興国
Nihonto Australia
¥650,000特別保存

兼在

短刀・21.5 cm・永享
銀座長州屋
¥4,500,000特別保存

兼元

短刀・30.9 cm・大永
刀剣杉田
¥750,000保存

兼元派

薙刀・42.4 cm・室町
銀座長州屋
¥1,350,000特別保存

直江志津派

刀・63.7 cm・南北朝
刀剣徳川
¥24,000特別保存

氏房

刀・68 cm・慶長
Onihonto
お問い合わせ特別保存

兼延

刀・71.17 cm・南北朝
銀座長州屋