龍虎図高彫象嵌鉄地鐔 鐔として大きさはかなり立派であり、黒々とした鉄味で良くできた作品でございます。表の図を見てみると、干支の中で勇ましい龍と虎を上下に配置しており、それぞれ鐔の対角線上で向かい合っている図となっております。深い暗雲が立ち込める中、姿を現し眼光を鋭くしている一方で風による荒波が間近に迫る岸から吠える図は迫力がございます。裏側に目を向けると表側では描かれていない龍の爪の一部や尾を、下を見れば表面と同じく荒波に揉まれた水面の図であり表裏で龍虎の図を表しております。主題である龍や虎は高彫・象嵌で上手に作られたことはもちろん、雲や風、波の図まで繊細にできており、特に雲の部分は鋤出彫によるもので手間暇をかけたお品物でございます。 元々この図は中国の易経から由来されているものであり、雲竜風虎と言われるものとなっております。 縦×横×厚さ:8.4cm×7.7cm×0.4cm



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