二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
本名、田口喜一。明治37年7月28日生まれ。佐賀県唐津市八幡町住。先祖代々唐津藩御抱鍛冶の家柄で、昭和10年頃より水心子正秀の鍛法を父と共に研究。後に栗原昭秀に師事しました。 昭和14年、15年頃第5回日本刀展覧会に出品。金牌、海軍大臣賞を受賞。昭和16年陸軍受命刀匠を拝受。陸軍々刀技術奨励会入選。金賞海軍大臣賞受賞。戦後も刀剣を鍛え、努力賞、奨励賞等を受賞するなど、輝かしい名声を博した昭和の名工です。 戦後は昭和33年~38年、作刀技術発表会へ出品。奨励賞、努力賞等を受賞。弟子に忠孝刀匠が居り、戦後も刀剣を鍛え、努力賞、奨励賞等を受賞。輝かしい名声を得た昭和の名工です。 この刀は元先の幅差頃好く開いて切先延びごころ。地鉄は小板目よく練れて詰み、地沸付いて地景入って精美。刃文は匂口明るく冴え、直刃調に小足を焼いて小丁字乱れを成し、刃中には葉や金筋が現れ、鋩子は表直ぐ調にやや乱れごころを交えて突き上げ、裏は直ぐ調に僅かに乱れごころを交え先丸く、共に横手下迄焼き下げる。 肉眼ではさほど目立ちませんが、写真ではご覧の通り、手入れによる拭いヒケがあるため、指表が白く写っています。非常によく鍛えられた見どころ多い作品だけに、化粧直しまたは再研磨を施してお楽しみ頂きたく、お求め易い低価格で御紹介致します。
Certificate reading — 銘 肥前唐津住正次 皇紀二千六百年八月吉日 護國
取扱店 刀心









Osaka · 1926-1989頃
現在2点販売中
昭和から現代へ 断絶と再生
二十世紀は二度この工芸を殺しかけた。戦時の歪みと、占領下の禁令である。1948年の日刀保設立と1953年の作刀再開が刀を美術として再建し、人間国宝と無鑑査がその頂に立つ。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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