説明

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀装具[N.B.T.H.K]Juyo Tosougu No.50 将軍家お抱え金工、後藤家3代目当主、乗真(1512-1562)の重要刀装具指定作品。乗真は二代宗乗の長男で、勘兵衛家の記録によると、足利将軍家義晴、義輝の二公に仕え、名工であると同時に武勇にも優れた武人であったという。永禄5年に浅井亮政の襲撃により戦死した。製作範囲は目貫と笄がほとんどで小柄は極めて少なく、上記のごとく彫金家とは別に武将でもあった性質からか覇気に富み、力強く、大振りなものが多く三所物(猿猴捕月三所物)が一点重要美術品に認定されている。正保三年代金三枚八両という高い程乗折紙のあるこの目貫は乗真の優れた作品の一つで、象嵌と厚手の金色絵という古代の手法で仕上げ、根は陰陽根でできており、切りかけが残っている。三匹の馬には生々とした躍動感があって乗真の並々ならぬ技量を示した傑作であり、古くは鴻池家に伝来した一組で古色の強い傑作である。

刀装具
売切れ
Jūyō売切れ

刀装具

目貫

売却済

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作者について

Goto Joshin後藤乗真

1 重要美術品5 特別重要刀剣61 重要刀剣

後藤乗真は、後藤家二代宗乗の嫡男で、俗名を二郎、諱を吉久、のち源四郎治光と称した。足利将軍家義晴・義輝の二公に仕え、近江国坂本に三百町の所領を有していた。永禄五年三月六日、北近江の浅井氏と確執があり、浅井亮政の襲撃を受けて戦死した。享年五十一歳。乗真は彫金工とは別に武将でもあったといわれ、剛勇の性格であったと伝えられている。 乗真の作風は、大振りで力強く、額面いっぱいに彫るのが特徴とされる。特に「山高く谷深く」と形容される雄渾な彫技が目を惹き、対象を高々と彫り上げ、横に拡張する画面構成と相まって雄大な空間を表現する。金紋を据えた作品も多く、その肉置は豊かで力が漲っている。また、赤銅魚子地を高彫とした作例が多く見られ、金、銀、色絵などを施した華やかな作風も存在する。倶利迦羅龍図や獅子文など、後藤家の掟物にも独自の作風を示し、龍の爪は大きく長く、爪先が開くという特色が顕著である。笄を小柄に仕立て直した作品も遺されており、その場合でも額面いっぱいに力強く彫り込まれている。 乗真の作品は、その力強い作風と量感豊かな彫技が高く評価されている。「大振りで力強く」、「額面いっぱいに彫る」といった特徴は、説示において繰り返し言及される。また、「山高く谷深し」と評される彫りの深さ、抑揚のある肉置、手強い鏨運びなども、乗真作品の魅力として挙げられる。後藤家における重要な刀装具師として、その名跡は後代にも影響を与え、光孝や光守といった後藤家の刀工によって極められた作品も存在する。

刀剣商

飯田高遠堂

iidakoendo.com

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