特別保存刀剣鑑定書付 刀:銘 筑州柳河住鬼塚吉国 【解説】 本作は、江戸時代初期(元和年間頃)に筑後国(現在の福岡県)で活躍した鬼塚吉国による一振りです。吉国は同時代における筑後を代表する名工の一人として高く評価されています。 吉国は天正2年(1574年)、奥州岩代(現在の福島県)に生まれました。現存する作刀の中には年紀銘が切られたものもあり、それらは寛永17年(1640年)から慶安3年(1650年)にかけて見られます。記録によれば、彼は77歳(慶安3年)の折にも作刀を行っていますが、寛永から慶安にかけての時期は、二代目となる息子による代作も多かったと推測されます。代作とは、師匠の許しを得て弟子や子が師の銘を切り、師に代わって鍛錬を行う慣習であり、これは吉国が息子の技量を高く認めていた証でもあります。 若駒の頃は奥州岩代に居住していましたが、後に柳河藩主・立花宗茂公に召し抱えられ、筑後国柳河へと移住しました。立花宗茂公は戦国時代を代表する勇将として知られ、かつて吉国の故郷である地を治めていた縁から、その高い評判を聞き及び召抱えたものと考えられます。 また、吉国は非常に斬れ味の鋭い刀を打つことで知られ、寛政9年(1797年)に発行された『懐宝剣尺』において「業物」に列せられています。 さらに、近代刀剣研究の権威である藤代義雄氏の著書『日本刀工辞典』においても、新刀期の刀工格付けとして「上作」に位置付けられており、その技量の高さと名声が裏付けられています。 本作は、日本美術刀剣保存協会(NBTHK)により「特別保存刀剣」に鑑定された逸品です。これは保存状態が極めて良く、美術的価値が高い真作の日本刀にのみ与えられる格付けです。 ※本作には僅かな鍛え傷があり、特に鎬地に比較的長めの鍛え傷が見受けられます。詳細なコンディションについては、お気軽にお問い合わせください。 【刀身】 長さ(Nagasa):68.4 cm 反り(Sori):2.2 cm 刃文(Hamon):焼入れによって刃先に現れる結晶構造。 地鉄(Jihada):鍛錬の過程で現れる鋼の表面模様。 切先(Kissaki):刀身の先端部分。 茎(Nakago):柄に収まる持ち手にあたる部分。 茎に施された古色(黒錆)は、内部の赤錆を防ぐ役割を果たすとともに、刀剣専門家が製作年代を推定する上での重要な指標となります。 【外装】 拵(Koshirae):鞘、柄、鍔など、日本刀の外装一式。 縁頭(Fuchi-Kashira):柄の両端に取り付けられる一対の金具。 本作の縁頭には梵字(サンスクリット文字)が施されています。刀装具における彫り物は、信仰や加護を象徴することが多く……























筑後 · 1624-1644頃
刀剣大鑑 上位31%
現在3点販売中
吉國の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトReturns/exchanges limited to defects caused by shipping (except willful misconduct or gross negligence by the company); customers must contact within 72 hours of receiving the product.
特別保存刀剣鑑定書付 刀:銘 筑州柳河住鬼塚吉国 【解説】 本作は、江戸時代初期(元和年間頃)に筑後国(現在の福岡県)で活躍した鬼塚吉国による一振りです。吉国は同時代における筑後を代表する名工の一人として高く評価されています。 吉国は天正2年(1574年)、奥州岩代(現在の福島県)に生まれました。現存する作刀の中には年紀銘が切られたものもあり、それらは寛永17年(1640年)から慶安3年(1650年)にかけて見られます。記録によれば、彼は77歳(慶安3年)の折にも作刀を行っていますが、寛永から慶安にかけての時期は、二代目となる息子による代作も多かったと推測されます。代作とは、師匠の許しを得て弟子や子が師の銘を切り、師に代わって鍛錬を行う慣習であり、これは吉国が息子の技量を高く認めていた証でもあります。 若駒の頃は奥州岩代に居住していましたが、後に柳河藩主・立花宗茂公に召し抱えられ、筑後国柳河へと移住しました。立花宗茂公は戦国時代を代表する勇将として知られ、かつて吉国の故郷である地を治めていた縁から、その高い評判を聞き及び召抱えたものと考えられます。 また、吉国は非常に斬れ味の鋭い刀を打つことで知られ、寛政9年(1797年)に発行された『懐宝剣尺』において「業物」に列せられています。 さらに、近代刀剣研究の権威である藤代義雄氏の著書『日本刀工辞典』においても、新刀期の刀工格付けとして「上作」に位置付けられており、その技量の高さと名声が裏付けられています。 本作は、日本美術刀剣保存協会(NBTHK)により「特別保存刀剣」に鑑定された逸品です。これは保存状態が極めて良く、美術的価値が高い真作の日本刀にのみ与えられる格付けです。 ※本作には僅かな鍛え傷があり、特に鎬地に比較的長めの鍛え傷が見受けられます。詳細なコンディションについては、お気軽にお問い合わせください。 【刀身】 長さ(Nagasa):68.4 cm 反り(Sori):2.2 cm 刃文(Hamon):焼入れによって刃先に現れる結晶構造。 地鉄(Jihada):鍛錬の過程で現れる鋼の表面模様。 切先(Kissaki):刀身の先端部分。 茎(Nakago):柄に収まる持ち手にあたる部分。 茎に施された古色(黒錆)は、内部の赤錆を防ぐ役割を果たすとともに、刀剣専門家が製作年代を推定する上での重要な指標となります。 【外装】 拵(Koshirae):鞘、柄、鍔など、日本刀の外装一式。 縁頭(Fuchi-Kashira):柄の両端に取り付けられる一対の金具。 本作の縁頭には梵字(サンスクリット文字)が施されています。刀装具における彫り物は、信仰や加護を象徴することが多く……























筑後 · 1624-1644頃
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吉國の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
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保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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